「守りたい物は守る。人でもアマゾンでも」
「僕が狩るのは、アマゾンだけとは限らないって事だ!!」
演:藤田富
概要
『仮面ライダーアマゾンズ』の主人公の1人にして“仮面ライダーアマゾンオメガ”に変身する20歳の青年。
何故か母親である野座間製薬の特殊研究開発本部長を務める水澤令華によって自宅からの外出が一切認められていない。その為か、趣味が大きな水槽で熱帯魚を飼育する事という穏やかな性格の持ち主。
自分が弱いからこそ、他の弱い者に対しても優しい気持ちを持つ好青年。
虚弱体質であると言う理由で母親から定期的に投薬を命じられているが、投薬の度に湧き上がる謎の衝動が引き起こされるために本人はあまり好んでない。
実は定期的に投薬されていたのは食人という抑えきれない本能を抑える為に必要不可欠な“アマゾンズレジスター”に内蔵されているのと同じ薬品であり、その正体は人食いの怪物アマゾン(あるいはアマゾン細胞を植え付けられた人間)であった。
令華からは「実験体とも仁とも違う第三のアマゾン」と呼ばれている。詳細は後述。
その為、投薬を拒んだある日、本能に導かれる用にノザマペストンサービス駆除班とコウモリアマゾンとの戦闘に遭遇するとアマゾンアルファの変身に呼応する様に自身も緑色の化け物(トカゲアマゾン?)へと変貌してしまう。
その後、アマゾンアルファ=鷹山仁に連れ去られた彼は、仁の住み家においてアマゾンの真実や自身の運命を聞き、「近い将来に人を食べるくらいなら駆除されたい」と後ろ向きな態度を取っていたが、そんな彼の態度を見かねた仁のパートナーである七羽から『アマゾンズドライバー』を譲り受け、アマゾンオメガとして人間とアマゾンとの激しい生存競争の戦いにその身を投じて行く…。
余談
彼の人物像のモチーフは恐らく仮面ライダーアマゾンこと山本大介と岡村まさひこ(アマゾンと初めてトモダチになった少年)だと思われる。
関連項目
仮面ライダーアマゾンオメガ:彼が変身する仮面ライダー。
養殖:仁が「野生」と称されるのに対して、七羽が悠を評した言葉。
山本大介、アマゾンライダー、岡村マサヒコ…恐らく彼のモチーフとなったであろう旧作版キャラクター。
以下ネタバレ
その正体(Episode13/最終回のネタバレ注意!)
「勝手で済まないけど、僕はこれでいい! 僕は、僕の声に従う!」
「僕も…あなたが狩りをやめない限り、ゆっくり生きられない!」
その正体はアマゾン細胞に人間の遺伝子(提供者は水澤令華本人)を組み込んで生み出された人造人間。
劇中で大量の肉(タンパク質)を摂取するだけで傷が回復するなど、人間離れした能力を持っていたのはそのためであるが、アマゾン細胞そのものを培養して生み出されたアマゾンたちとは違って明確な抑えきれない程の食人衝動があるかどうかは不明。
カニアマゾンの経営するレストランの事件で、食人衝動を抑えて人間として静かに暮らして行きたいと思っているアマゾン逹との出会いを切っ掛けに、例えアマゾンであっても(覚醒前で、人間として静かに生きていきたいと考えているという条件付きだと思われるが)人間もアマゾンも関係なく守りたいものを守るという決意を固め、駆除班や仁と袂を分かち、自らの意思で力強く歩いて行く道を選んだ。
シーズン2(ネタバレ注意!)
「人はアマゾンを殺し過ぎた…」
EPISODE2「ORPHANS」のラストシーンから登場。ウニアマゾンを駆除した千翼らの前に突然ジャングレイダーに乗って現れ、アマゾンオメガに変身した。
5年の年月を経て心身共に成長した為か、野生的な戦闘スタイルが多かったシーズン1に比べ、アマゾンアルファのような理性的な戦闘スタイルに変化しており、変身時の「アマゾン」の掛け声も静かで落ち着いた物となっている。
また、イユの父親である星埜始とも何らかの理由で面識があるらしく、彼がアマゾンとなって家族を全員喰い殺した際は自身の手で彼を殺害。カラスアマゾンとなって蘇生したイユの事は「彼女は眠らせてあげるべき」と考えている様子。
4Cからは最上級のターゲットとして追われている他、4Cに加入した美月がアマゾンに有効な圧裂弾の取り扱いに長けていると知り、「ありがとう、いつかはそれを使ってもらう事になるかも知れない」と告げた。