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東映魔女っ子シリーズの編集履歴

2017-05-20 11:03:09 バージョン

東映魔女っ子シリーズ

とうえいまじょっこしりーず

東映魔女っ子シリーズとは東映動画(現:東映アニメーション)が制作した魔法少女アニメのことである。

概要

1966年から1981年の間、東映動画(現:東映アニメーション)が制作した一連の魔法少女アニメの総称である。

魔法使いサリー』や『魔女っ子メグちゃん』などが該当する。


もっとも、東映が公式に「魔女っ子シリーズ」という括りを作っているわけではない。

「東映魔女っ子シリーズ」の名称は自然発生的に生まれ、いつの間にか根付いたものである。


ただ、東映動画はTVアニメ黎明期から数多くの魔法少女ものを作っており、しかもそのジャンルは東映以外は触れることがなく、いわば東映の独自ジャンルというべきものであった。それが1980年代に入ってからはパタリとなくなり、以後は別の会社の魔法少女ものが多く作られるようになる(葦プロミンキーモモスタジオぴえろクリィミーマミなど)。これらの作品は変身の要素を主題に扱っており、それまでの東映制作の作品群とはまた違った魅力を持っていた。

そして、それら新世代の魔法少女ものに対して、それ以前の魔法少女ものを表すための呼び方として自然発生したのが「東映魔女っ子シリーズ」なのである。


東映動画(東映アニメーション)は1990年代以降は変身ヒロインを含める広義の魔法少女路線を積極的に作り出すようになるが、それらは東映魔女っ子シリーズとは切り離されたジャンルの作品と考えられている。

むしろ、東映魔女っ子シリーズとは主人公がリボンやフリルがついた可愛いコスチューム姿に変身しなかった時代の魔法少女を表すジャンルのことと考えた方がしっくりくるだろう。


上述したように東映が公式にシリーズを名乗っているわけではないため、どこからどこまでのアニメ作品が「東映魔女っ子シリーズ」に入るかについてはアニメ関連書籍などでも解釈は分かれている。

(この時期の東映動画はいろんな時間帯で魔法少女ものを作っていたので、特定の放送枠の作品群のみがこのシリーズという言い方もしにくい)


作品一覧

斜体は「東映魔女っ子シリーズ」を扱ったアニメ関連書籍や関連商品などでは含まれないこともある作品。



余談

東映魔女っ子シリーズと呼ばれているが、タイトルに「魔女っ子」が付いている作品は『魔女っ子メグちゃん 』と『魔女っ子チックル』のわずか二作しかない。

しかしそもそも日本のTVアニメでタイトルに「魔女っ子」が付いている作品がこの2つしかないので、東映魔女っ子シリーズという呼び方はあながちおかしな話でもない。


魔法少女もの」というジャンル名が定着したのは、スタジオぴえろが自社の作品群に「ぴえろ魔法少女シリーズ」と名付けてからである。東映魔女っ子シリーズが放映されていたリアルタイムの頃は、この手の作品は「魔女っ子もの」と普通に呼ばれていた。

歴史的には「魔女っ子」という呼称の方がはるかに古いわけで、魔法少女という言葉が広まる前の時代の作品群というのを表すのに、「魔女っ子」という呼称はわかりやすかったというのはあるのだろう。


しかしもっと直接的な理由として、「魔女っ子」という言葉は東映によって商標登録されていることが一番大きいかも。


関連タグ

  • おジャ魔女どれみシリーズ - 可愛いコスチューム姿に変身するタイプの作品だが、東映魔女っ子シリーズの精神的後継作という側面がある。(ただし『どれみ』のスタッフ陣が同作における精神的かつ直接的な前身作としているのは『とんがり帽子のメモル』である)
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