概要
先頭車両の後ろに関節で複数台のバスが連結された構造で、通常は、先頭車両が前後2軸、中間および最後部の車両は後部1~2軸となっている。各車両間には幌があり通り抜けることができる。
エンジンの配置は、先頭車両の床下にミッドシップエンジンとして置き後部車両を牽引するものと、最後部車両にリアエンジンとして置き中間・先頭車両を推進するものがある。
最近は車両のノンステップ化の推進により、最後部車両に置くものが多勢だが、内輪差が大きくなる為交差点などで旋回時に内側に入る時は注意が必要。
運転の際はトレーラーバス(牽引自動車型のバス)車両と異なり切り離すと走行できないため、けん引免許は不要で通常の大型免許で運転できるが、けん引自動車の運転と同等の技能が必要であることから、ほとんどの事業者はけん引免許取得者を乗務させている。(営業運転に際しては大型二種免許が必要)
日本では外国製、特にドイツのネオプラン、メルセデス・ベンツ、スウェーデンのスカニアが使われている。また中古でスウェーデンのボルボ(車体は富士重工業で組み立て)を使用している会社もある。