概要
スカニア(Scania Aktiebolag)は、1900年に設立されたスウェーデンの重工業会社。トラック、バス、産業用ディーゼルエンジンを主力商品とする。現在はフォルクスワーゲングループの一員で、ドイツMANなどとともに同グループの商用車部門を担うトレイトンの子会社。過去にサーブ(SAAB)と合併していたことがあり、現在も商標の一部(青地に赤のグリフォンのマーク)が共通していることに名残がみられる。
大型トラックの分野では、ダイムラー、ボルボに次ぐ世界第3位の生産台数を誇る。
日本におけるスカニア
日本では2002年日野自動車と販売提携を結びトレーラーヘッドを日野ブランドで販売していたが、2011年提携は解消され、日野自動車によるスカニア車の販売は終了している。
現在は日本法人「スカニア・ジャパン」が、日本での輸入・販売とアフターサービスを行っており、2016年頃からトラックだけでなく2階建てバスや東京都交通局向けのフルフラットノンステップバス、連節バスの輸入・販売も手掛けるようになっている。
日本市場に投入するバスは足回り(シャーシ)のみ製造で、車体はバンホールとボルグレンが製造している。