レッサーボガール
こうじげんほしょくじゅう
概要
宇宙空間の「ウルトラ・ゾーン」内にある怪獣墓場に漂う小惑星に棲息するボガールの同族。
容姿の外見的特徴や仲間の死骸さえをも食する貪欲までの食欲旺盛な性格はボガールと同様だが、人間などへの擬態能力や念動力等の特殊能力を待たず知能も低いなど、ボガールよりも劣っている部分が数多く見られたことからレッサー(劣っている)という名がつけられた。
ボガールと違い通常は人間大で群れを成して行動しているが、同族の死骸を喰らう事で急激に質量を増して巨大化する能力を持っており(公式サイトではこの姿をレッサーボガール(強大化)として紹介している)、巨大化後は腕が異常に発達し、頭部に角の様な突起が発生して若干姿が変わるという特徴をもつ。
また、それに伴い腕や目から破壊光線を発射できるようになり、体のパーツを変形出来るようになるらしく最終形態と呼ばれる口だけを巨大化させた凶悪かつ禍々しくなったカネゴンを思わせる姿になる事も可能となる。
捕食する際は先が三叉に分かれた伸縮自在の舌で獲物を絡め取り捕えて巨大な口を展開して飲み込み、背中の羽根状の器官(ボガールモンスの口に当たる部分)を使って次元を“食い破る”様にして空間の歪みへと消える能力を持つ(ちなみに捕食時は頭部の口で行う。なお空間移動能力は等身大の時も可能だと思われるがその方法は不明)。
第21話において半年前に消息を絶った宇宙貨物船『アランダス号』が漂着していた「ウルトラ・ゾーン」内の怪獣墓場の小惑星に複数(少なくとも2体が確認されている)が生息しているのが描写され、『アランダス号』の調査に訪れたGUYSを襲撃し交戦。
1匹が『トライガーショット』で倒されるものの、生き残った個体がその死骸を喰らい巨大化。
メビウスと対決し『メビュームナイトブレード・アクティブレードアタック』で切り裂かれ爆死する。
その後、第22話においてメビウス=ミライに体に染みついた仲間の臭いを辿って次元を跳躍して地球へと3体が出現(その際ミライは地球に潜伏し、隠れていたと勘違いしていた)。
その内2体が等身大のままミライが放った『メビュームスラッシュ』で倒されるが、生き残った最後の1匹がそれらの死骸を喰らって巨大化。
破壊光弾でミライを気絶させた後、最終形態へと変形して出撃して来たGUYSと交戦し、1度はリュウの搭乗したガンウィンガーを捕えて捕食しようとするが、目が覚めたメビウスに阻止されメビウスと対決。
接戦の末、最後はメビウスを援護する為に放たれたフェニックスストライカーの『インビシブルフェニックス』をもろに受け深手を負った為、分が悪いと判断して次元を超えて逃げようとした所を『メビュームシュート』の直撃を喰らい絶命した。
DXウルトラコクピット版『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』
元暗黒四天王の一角、アークボガールが地球へと送り込んだ個体が出現し、ガンフェニックスを捕食しようとした所を地球へと帰還したメビウスの『メビュームシュート』を受け爆死した。