データ
別名 | 高次元捕食獣 |
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身長 | 2~47m |
体重 | 200kg~4万7千t |
出身地 | ウルトラ・ゾーン内の小惑星 |
概要
本編中盤に登場したボガールの同族。
複数体が宇宙空間の「ウルトラ・ゾーン」内にある怪獣墓場に漂う小惑星に棲息していたほか、数体がボガール同様に地球に潜伏していたらしく、ボガールが倒された後もムカデンダーやインセクタスといった怪獣が地球に現れ続ける事態を引き起こした元凶であることが劇中で示唆されている。
なお、メビウスの地球での姿「ヒビノ・ミライ」のモデルである地球人「バン・ヒロト」は「ウルトラ・ゾーン」内で死亡しており、その命を奪ったのがこのレッサーボガールである可能性もあるが、真相は不明。
容姿の外見的特徴や仲間の死骸さえをも食する貪欲なまでの食欲旺盛な性格はボガールと同様だが、人間等への擬態能力や念動力等の特殊能力を待たず知能も低いなど、ボガールよりも劣っている部分が数多く見られたことからレッサー(劣っている)ボガールという名がつけられた。
ボガールと違い通常は人間大で群れを成して行動しているが、死亡した個体を食べることで急激に質量を増して巨大化する能力を持っており(公式サイトではこの姿をレッサーボガール(強大化)として紹介している)、巨大化後は腕が異常に発達し、頭部に角のような突起が発生して若干姿が変わるという特徴をもつ。
また、それに伴い腕や目から破壊光線を発射できるようになったほか、同時に体のパーツを変形できるようにもなっており、劇中では最終形態と呼ばれる口だけを巨大化させた凶悪かつ禍々しくなったカネゴンを思わせる姿に変貌していた。
捕食する際には、先が三叉に分かれた伸縮自在の舌で獲物を絡め取り捕えるほか、口をより大きく変形・展開して飲み込む。
また、ボガール同様に空間の歪みへ行き来することもでき、背中の羽根状の器官(ボガールモンスの口に当たる部分)を使って次元を食い破るようにして空間の歪みを作り出す能力を持つ(ちなみに捕食時は頭部の口で行う。なお空間移動能力は等身大の時も可能だと思われるがその方法は不明)。
第21話「虚空の呼び声」において、半年前に消息を絶った宇宙貨物船『アランダス号』が漂着していた「ウルトラ・ゾーン」内の怪獣墓場の小惑星に複数(少なくとも2体が確認されている)が生息しているのが描写され、「次元の変調」により開いた「ウルトラ・ゾーン」からの信号を捉え『アランダス号』の調査に訪れたGUYSを襲撃。
『キャプチャーキューブ』による一時的な隔離を免れ隊員たちに襲い掛かった1匹がガンフェニックストライカーの『バリアントスマッシャー』で倒されるものの、生き残った個体がその死骸を喰らい巨大化。
メビウスと対決し『メビュームナイトブレード・アクティブレードアタック』で切り裂かれ爆死する。
その後、第22話「日々の未来」において、地球に潜伏していたらしい3体がメビウス=ミライの体に染みついた仲間(小惑星にいた同族)の臭いに反応し地球へと出現(その際ミライはウルトラマンヒカリの言葉を思い出し、隠れていたことを悟っている)。
その内2体が等身大のままミライが放った『メビュームスラッシュ』で倒されるが、生き残った最後の1匹がそれらの死骸を喰らって巨大化。
破壊光弾でミライを気絶させた後、最終形態へと変形して出撃して来たGUYSと交戦し、1度はリュウの搭乗したガンウィンガーを捕えて空間の歪みに引きずり込んで捕食しようとするが、目が覚めたミライが変身したメビウスに阻止され、そのままメビウスと対決。
接戦の末、最後はメビウスを援護する為に放たれたフェニックスストライカーの『インビシブルフェニックス』をもろに受け深手を負い、分が悪いと判断し次元の狭間に逃げようとしたところに『メビュームシュート』の直撃を喰らって爆散した。
これにより怪獣を呼び寄せる存在が滅び去ったことで、怪獣が現れる機会は減ったらしく、地球にしばしの平穏が訪れた。
だが、彼らの存在が明るみに出たきっかけである「次元の変調」は、その後も様々な形でメビウス等を苦しめることとなる。
DXウルトラコクピット版『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』
元暗黒四天王の一角、アークボガールが地球へと送り込んだ個体が出現し、ガンフェニックスを捕食しようとした所を地球へと帰還したメビウスの『メビュームシュート』を受け爆死した。
余談
着ぐるみは、胴体が『ウルトラマンコスモス』のマハゲノム、頭部がボガールモンスの改造。『ウルトラマンネクサス』のアラクネアの爪も用いられている。また、当初はボガールモンスや『ネクサス』のガルベロスの着ぐるみを改造する案もあった。
当初はレッサーボガールではなくシルバーブルーメが登場する予定だった。
なお、メビウスがレッサーボガールの上に乗った際、スーツアクターの寺井大介氏は「首が折れそうだった」と愚痴を零していた。