CV:村瀬迪与
概要
『リトルウィッチアカデミア』の登場人物。
東南アジア出身とされているが、家族や私生活については明かされていない。
人物
陰気でマイペース、時に辛辣な毒舌家。常に左目が髪で隠れており、右目も常に半目で気だるげな雰囲気を崩さない、ある意味とても魔女らしい雰囲気の怪しげな少女。肝も据わっており、異常事態に対してもペースを崩さず冷静に対処する。それどころか、巻き起こるトラブルを楽しんでいる節さえある。
好きなものは猛毒と毒キノコ。薬学にも明るい毒物マニアで、ルーナ・ノヴァに来たのも実は入学のためではなく、学園の近くにしか生息していないコカトリスの羽根を入手するためだった。しかしアツコたちのトラブルに巻き込まれて入学式に間に合ってしまい、なし崩しに入学してしまう。しかし学園には絶滅した毒キノコの標本があると知り、正式に在籍することとなった。
前述の通り陰気で余り感情を見せずボソボソと喋るが、大笑いした時や興奮した時、その他口を大きく開けた時には彼女の性格を体現するかのようなギザ歯を見せる。得意の薬学に関しては、自室(アツコやロッテと同室)で薬物の開発調合を行ったり、開発中の魔法薬をアツコで実験してみたりと人を人とも思わないマッドな奇行が目立つ。関連して悪戯好きでもあり、アツコと同じくトラブルメーカーと周囲からは思われているようだ。グロテスクな光景を見たり想像したりしながら恍惚表情を浮かべたりと、人格破綻者めいた部分も見られる。
その一方で、『魔法仕掛けのパレード』でアツコとロッテが仲違いした際はその原因を推察した上でアツコに苦言を呈し、また喧嘩別れしたにも関わらずアツコの窮地へ助太刀に入るなど友達想いなところもあり、劇場版・地上波アニメ版に関わらず作中を通しなんだかんだでいつもアツコやロッテと行動を共にしているなど、単なる性悪な変人とは言い切れない義理堅い面や人間臭い面も持っている。
アニメ第8話ではスーシィの内面世界が描かれている。彼女の様々な側面が数えきれないパロディネタを伴って多数登場、スーシィファンをうならせた。また、ややひねくれてはいるものの、スーシィなりにアツコやロッテを大切な友人と思っていることが描かれた。なおダイアナについては茶化した風体で登場させており、ダイアナを一方的に持て囃している周囲とは違った見方をしていることが窺える。
薬物調合の他の趣味としてヨガやアロマセラピーも嗜んでいる。キノコの描かれた怪しげなパック詰めジュースを飲んでいたり、アツコが食べられなかったハパンシュラッカのパイを何度もおかわりしており、味覚の嗜好もアツコとは大幅に異なる。
戦闘においては敵の周囲に振りまいた薬物を魔法を伴った息で着火、爆破したりダイアナですら手を焼いたミノタウロスを強力極まりない毒物で撃退しており、薬学に関していえばかなり優秀な部類に入る。
他の生徒と比べてスカートの丈がとても長く、裾を常に引きずって歩いている。まるでナメクジのようである。
小ネタ
- 名前の由来はフィリピンの神話に登場する魔女「マンババラン」と思われる。このことから「スーシィの出身地はフィリピンでは?」と推測する視聴者もいる。
- 家族関係については母親らしい人物の設定画が存在しているがアニメ本編に登場しておらず、コミカライズでも雑誌によって大家族だったり孤児の可能性が示唆されたりとはっきりしていない。
- 愛称は「スー」だとされているが、アニメミライ版で一度呼ばれた程度で、作中では専らスーシィと呼ばれている。
- 『宇宙パトロールルル子』にもカメオ出演している。