概要だってばよ
開発者は二代目火影・千手扉間。元ネタは白土三平作品の忍者漫画。
うずまきナルトが物語の最序盤で、忍者アカデミーから卒業したいという気持ちから習得した、ナルトの代名詞ともいえる技の一つ。通常の分身の術とは違い実体を持つが、チャクラが当分割される上に分身が消えてしまうとチャクラもそのまま消費される。
ただし自分の意志で分身を消した場合はそのまま本体に還元される。ナルトはこれを利用して予め影分身に仙術チャクラを練らせておくことで、自然エネルギーを集めるのに時間が掛かる仙人モードの欠点を克服してみせた。
両手の人差し指と中指を交差させ「影分身の術!!」と叫ぶと分身ナルトが沢山現れ、肉弾術や螺旋丸への布石を整える。特に後者は分身ナルトが殆ど無くなっていったら向こうから本物ナルトが螺旋丸で攻撃、という流れも見られた。
その他、禁術とされよりチャクラをより消費する代わり多くの分身を出せる上位種「多重影分身」(禁術)や「おいろけの術」との併用で「ハーレムの術」といった派生もある。
また、分身が消えた際にその経験は本体に還元されるという効果もあり、本来は危険な場所への偵察にも使われる術であるらしい。またその応用で大量の分身の経験を本体に還元させる事で修行効率をアップさせると言う裏技的な使い方も存在し、それによって螺旋丸の強化も大いに貢献した。
ただし、デメリットとして体力の消費も激しくなってしまい、実際にBORUTOでナルトが火影になったときは、他の仕事に多くの影分身に任せている影響で、その分の疲労がナルト本人に多く溜まってしまっている。
チャクラが分身の数だけ均等に割り当てられる特性上、生半可なチャクラの量では数人程度しか生み出せず、下手するとチャクラが無くなってしまい死に至る。(多重影分身の術が禁術のはその為)
ナルトが影分身を多用できるのは、母譲りのタフさと九喇嘛の膨大なチャクラ量のおかげであろう。
後に猿飛木ノ葉丸も、青年期に成長したナルトによって螺旋丸と共に伝授され、彼も祖父譲りのセンスのおかげか多重影分身の術を使えるようになっている。
ナルトの息子であるうずまきボルトも使えるが、父親と違って4人までしか生成できない。
影分身からの派生技だってばよ
うずまきナルト連弾
うちはサスケの体術・獅子連弾を参考にして生み出した体術。
4人の分身ナルトが「う・ず・ま・き!」の掛け声とともに相手を蹴り上げ、本物のナルトが「ナルト連弾!!」と共に相手をカカト落としで攻撃していく。
ハーレムの術
おいろけの術との混合技。影分身とともに美女に変化し相手を誘惑していく。
対女性用の「逆ハーレムの術」、多重影分身の術を使う上位種の「チューリップの術」、影分身が1人となっている「女の子どうし(男の子どうし)の術」と言った派生技がある。
また、普通の変化の術でも影分身と併用することができる。
分身体当たり
影分身がナルト本人を投げ飛ばし、投げられたナルトはそのまま体当たりしたり螺旋丸を放ったりする技。
犬塚流人獣混合変化・参頭狼
犬塚キバが使用。彼が1体影分身を生成し、赤丸と共にケルベロスのような犬に变化する。そこから相手を高速スピンで突進していく「牙牙転牙」に繋がる。
五遁大連弾の術
猿飛ヒルゼンが使用。影分身を4人生成し、5人がそれぞれ違った五遁の術で攻撃していく。
手裏剣影分身の術
ヒルゼンや木ノ葉丸等が使用。本人は影分身をせず、手裏剣を投げてからそれを対象に影分身を使い、そこから生成した大量の手裏剣で相手を襲う。
チャクラを持たない実物を対象に使うため、取得難易度はかなり高い。