概要
『ウルトラマンジード』に登場するシャドー星人。地球人名は「瀬名 日出樹」。
AIBの上級エージェントで、愛崎モアの直属の上司に当たる人物で、彼女からは「先輩」と呼ばれている。
同作はM78ワールドが舞台となっていることから、かつて『ウルトラセブン』に登場したシャドー星人たちの同族であると推測される。
ただ、ゼナはかつての同族とは異なり、地球の侵略ではなく地球の治安維持のために活動しているという点が大きく異なる。
以前出現した個体とは異なり、普段は顔まで完全に人間に似せて活動している(基地内では、お馴染みのデスマスクのような顔になる)。ただし会話時には口を一切動かしておらず、テレパシーで会話しているものと思われる(書籍によれば表情筋がかたいのが人間形態にも影響を与えているとのこと)。
余談
- シャドー星人のテレビシリーズへの登場は、『ウルトラセブン』以来実に49年ぶり。また、かつて『ウルトラセブン』で地球の侵略を目論んだ凶悪な宇宙人が、今回はなぜか防衛組織の一員として登場するというまさかの展開も大きな話題となった。
- 声を担当する浅沼晋太郎は、『ウルトラマンメビウス』でジャシュライン(次男)の声を演じているほか、『ウルトラゼロファイト』でバット星人グラシエ役を演じている。
- 一方、人間態を演じる岩田栄慶は円谷プロダクション所属のスーツアクターで、これまでにウルトラマンゼロを始めとした数多くの主役ウルトラマンを演じた他、時折声の出演や顔出し出演などもしていたが、顔出しでのレギュラー出演は今作が初である。
- 岩田氏はゼナを演じると同時に主役ウルトラマンであるジードのスーツアクターも兼任しており、実質的に1人で2役を演じている。
関連項目
グルマン博士 - 彼も宇宙人でありながら地球の防衛組織に所属し、平和のために活動していた。こちらは元々温厚で友好的な種族である。こちらを元ネタとしているのはどちらかと言えばペガの方らしい。