以下、存在自体が無印Steins;Gateのネタバレの作品についての記述のためネタバレ注意
概要
本作は「Steins;Gate」のβ世界線において、アトラクタフィールドの干渉により牧瀬紅莉栖を救えなかった2010年7月28日以降を辿った続編作品。
ただしトゥルーエンドからの続きという訳ではなく、トゥルーエンドルートのストーリーから分岐した時系列である。
本作品が続編とされているのはかつて公式書籍でも指摘されていたように、ある種のご都合主義とも呼べる前作のトゥルーエンドへと明確に繋がるための作品であるためである。
トゥルーエンドが成立するためにはゼロの内容が不可欠であり、そういう意味では本作品はトゥルーエンドへの壮大な伏線を張るための物語と言える。
ストーリー
牧瀬紅莉栖を救え無かった岡部倫太郎は鳳凰院凶真を封印し、普通の大学生として生活していた。
そんなある日、大学のセミナーに参加した彼は人工知能になった「彼女」と出会う...。
登場人物(ネタバレ有り)
本作の主人公。彼女を殺してしまった影響からPTSDの様なものを患っており、精神薬を常時服用している。鳳凰院凶真は封印している模様。
通称ダル。ハックの腕は一流で、現在は秋葉原で裏のバイトをしている。
因みに彼が居なくなった後の研究所の家賃は彼が払っているらしい。
岡部の幼馴染。普段はメイド喫茶「メイクイーン+ニャン2」でバイトをしている。
ヴィクトル・コンドリア大学研究員で脳科学を扱っている。
身長が低いことやファッションセンスが相まって未成年によく見間違われる。
同じ大学のレスキネン教授と供に人工知能『Amadeus』を作りあげた。
牧瀬紅莉栖とは同じ大学の先輩にあたり、プライベートでも交流があった模様。
真帆いわく、「彼女(紅莉栖)がアマデウスなら私はサリエリ」らしい。
本作では『Amadeus』に記憶データを移されたAIとして登場する。
(ルートによって本人が登場することもあり。)
橋田至の娘。第三次世界大戦を防ぐため、2036年の未来からやってきた。
1998年にタイムトラベルした際、はぐれてしまった椎名かがりを探している。
椎名まゆりの養女。未来の戦争で孤児だったところを彼女に拾われた。
顔立ちこそ牧瀬紅莉栖にそっくりだが、性格や体型はまゆりに通ずる所がある。
- フェイリス・ニャンニャン(CV.桃井はるこ)
メイド喫茶「メイクイーン+ニャン2」のNO.1メイド。
鳳凰院凶真で無くなった岡部の前でも相変わらずの厨二病全快で彼に接している。
通称ルカ子。柳森神社の巫覡。
容姿や言動といい完全に女の子なのだが、男である。
今作はるかエンドこそないものの、彼の仲間に対する葛藤が合間見える。
「アーク・リライト」の記者として登場。前作ではラウンダーの隠れ蓑程度だったバイトもそれなりには頑張っている模様。
ラウンダー含め、ダルと同じくかなりアングラな事もやっている。
阿万音鈴羽の母。まゆりのコスプレ仲間の一人で彼女に料理を教えたりしている。
ダルとの関係はルートによってマチマチ。
まゆりのコス仲間で、克美という名前だがあだ名は「フブキ」。
女性からの人気が強く、男のキャラのコスプレをする事が多いらしい。
由希、克美と同じくまゆりのコス仲間でおっとりした性格の女性。
音大に通っていて、音楽史に詳しくピアノが弾ける(岡部いわくかなりの腕前らしい)。
天王寺裕吾の愛娘。以前は岡部の事が苦手だったが、鳳凰院じゃなくなった事でそれなりに打ち解けている。
今作ではお掃除の際に新しい彼女の一面が観られる。
通称ミスターブラウン。「ブラウン管工房」の店主である。
鳳凰院凶真として話さなくなった岡部に違和感を覚えている。
この世界線でもSERNのラウンダー「FB」として暗躍している。
- アレクシス・レスキネン(CV.上田燿司)
ヴィクトル・コンドリア大学教授で脳科学研究所主任している。
普段は非常に無邪気な子供の様な性格で、ジョークを欠かさない人物。
ひょんなことから岡部と知り合い、人工知能『Amadeus』のテスターを彼に任せる。
ヴィクトル・コンドリア大学で精神生理学研究所の教授をしている。
髪はどちらかというと黒く、とても明るい性格の持ち主。