概要
CV.上田燿司
ヴィクトル・コンドリア大学教授で脳科学研究所の主任。
とても明るく無邪気な性格で、真帆いわく「子供ような人」。
日本語は聞き取れるが喋る事が出来ないらしく、自動翻訳機を通して会話をしている。
なお、かつてのβ外伝での漫画版ではテム・レイのような眼鏡をかけた外人スタイルだったが、本作では眼鏡をかけておらずナイスミドルとなっている。
作中での行動(ネタバレ有り)
人工知能『Amadeus』に関するセミナーのため、比屋定真帆と共に来日。
ATF(アキハバラ・テクノ・フォーラム)の懇親会に出席した際に牧瀬紅莉栖の友人と名乗る男岡部倫太郎に出会い、彼を『Amadeus』のテスターとして迎え入れる。
日本に滞在していた際には、和光市のオフィスビルを利用し『Amadeus』の研究及びテスターの経過観察を行う。
新型脳炎が流行になった際にはアメリカとの共同研究により急遽来日。
脳炎の症状により「夢」をみる患者同士を隔離するように強く訴えていた。
以下、核心に迫るネタバレに注意
正体はアメリカの民間組織「ストラト・フォー」の工作員。
本業はあくまで脳科学者であったが、ストラト・フォーの理念に共感したことでエージェントとしても活動している。
本来の性格は非常に残忍かつ冷酷で、薬を使わずに直接脳をいじる手法で洗脳を行う。
もう一つの方向でのマッドサイエンティストである。
また明るく無邪気な性格も演じているわけではなく、こちらも素である。だからこそ恐ろしい人間と言える。岡部もバッドエンドルートで彼の本性を知った際には完全に戦慄していた。
阿万音鈴羽と離れ離れになった椎名かがりを拉致した際に脳を調べた結果、彼女が未来の自分自身が洗脳した人間だとわかり、その知識を基に暗躍していくようになる。
ルートによっては岡部や真帆も例外ではなく、かなり酷い拷問や洗脳を受ける事になる。
当初は人工知能の軍事転用が目的だったようだが、新型脳炎の発症に伴う「夢」の存在や『Amadeus』内の紅莉栖の記憶データによりタイムマシンを世界の抑止力にしようと目論む。
アニメ版では上述の目的要素が大幅に変わっており、未来の自分の洗脳を受けたかがりから情報を得ることで、世界線理論などについてもある程度知識を得ており、『Amadeus』を作成した理由もβ世界線で死が収束されている牧瀬紅莉栖の記憶データを保存するために作成してた。そのため上述の大義名分はアニメ版の彼には一切なく、その目的は「因果律に逆らい収束を超え世界の理を手に入れる」こと、そしてそれを科学者として「未来の自分が出した理論を過去の自分が実証する」こと。
そのため岡部にゲーム版同様「あなたは本当のマッドサイエンティストだ」と言われた際には「フッ…ハハハハハ!それは最高の誉め言葉だよリンターロ!」と返している。