「無事かい? お二人さん?」
モルガナの第三相『増殖』メイガスの碑文使い。
概要
黄色の服装を纏う銃戦士(スチームガンナー)。『R:2』古参プレイヤーで、巨頭ギルド「ケストレル」の元副団長。
女性に人一倍目がないのが玉に傷で、彼曰く「人生において、男と女の出会いほど、素晴らしい体験は無い!!」とのこと。だがその点を除けば非常に好感を抱きやすい好青年。面倒見がよく、好戦的なハセヲにも穏やかに接し、シラバスとガスパーからも慕われている。
『R:2』プレイ当初は「ケストレル」に入団していたが、ギルドマスターのがびとの運用方針の反りが合わず脱退。退団後はタビーたちに対して『The World』の基礎を教えたことが切っ掛けで、初心者支援ギルド「カナード」を立ち上げる。
しかし、憑神"メイガス"に開眼したことでCC社のシステム管理者である八咫に目を付けられる事になり、パイから「G.U.」参加を勧告されて再びギルドを脱退。その後は「カナード」をシラバスとガスパーに預け、CC社に所属しながらシステム管理補助の仕事に勤めていた。
それから約半年後。
ロストグラウンドの一つ『死世所_エルディ・ルー』にてアトリがAIDA「Anna」に襲撃された際に駆けつけ、メイガスを召喚して撃退。元々碑文使い候補として監視していたが、これによりハセヲと実際に知り合うことになる。
そしてそれ以降も「G.U.」メンバーとして、気性の荒いハセヲとパイの緩衝剤となりつつ憑神に対して未だ不慣れなハセヲを優しくサポートして導いていた。
だが、彼の予想に反して憑神"スケィス"手に入れたハセヲは暴走。碑文の力に呑まれ、躊躇もせずに憑神を人間相手に振るうようになる。
その有様に憤怒した彼はハセヲとの対立を決意。自身を犠牲にしてでもハセヲを守るために止める覚悟を決め、己のメイガスを駆使して圧倒的な戦闘力を持つスケィスに戦いを挑んだ。
実質.hack//G.U.における準主人公のキャラクターである。
The World R:1
「蒼天のバルムンク、蒼海のオルカ。あんたらには負けたくないっ!!」
ジーク
作中で名言される事はなかったが、R:1既プレイヤーでもある。
PCは剣士のジョブを持つ「ジーク」。由来はR:1の有名プレイヤーであったバルムンクへの対抗意識として、「ジークフリート」をもじったもの。
実は第二次ネットワーククライシスの際にスケィスに襲われ未帰還者となってしまっていた過去を持ち、彼の意識体は「.hack//」の最終局面においてカイト逹の助力を果たしている。
ただし、後遺症によりその記憶を欠落していないかどうかは定かではない。
リアル
「常に覚悟するんだ、大切な者を失う覚悟を。そして...大切な者を、守る覚悟を。」
香住智成<.hack//LiminalityでのCV:櫻井孝宏>
石川県金沢市在住、1993年生まれの男性。
ノリは軽いが責任感は非常に強く、プレイヤーの相談相手になることも多い。その際、解決するために水無瀬舞に相談しており、これがきっかけとなって恋仲に発展していた。だが、舞とともに『The World』プレイしていたとき、スケィスの襲撃を受けて未帰還者となってしまう。(『.hack//Liminality』の第1話の冒頭で、舞と共に救急搬送される場面が流れる。)
その後、カイト達の活躍により無事意識を取り戻したものの、性懲りも無く「The World」をプレイし続けた。小説版などによると、カイトやバルムンク達のように異変を救った本物の英雄になりたかったらしい。
だが、そのせいで大学受験に失敗。かろうじて短大に入学するも親からは仕送りを打ち切られ、生活費と学費を稼ぐためにバイト漬けの日々を送るハメになる。
そして水無瀬舞とも距離が離れ、とうとうフラれてしまうことに.....。
被害者として傍観することしか出来ず、半ば自業自得ながらも何も成すことができなかったこの青春時代の日々は彼の心に深いトラウマを与えると同時に、強い正義感(もとい英雄願望)を望む切っ掛けとなっている。
短大卒業後は就職に失敗し、フリーターとしての生活を送っている。『R:2』に移行後は碑文使いとして覚醒したことでCC社に見出され、アルバイト的な立場として「The World」をプレイしている。
女性プレイヤーに頼られることが多く修羅場にハマり込んだことも何度かあるのだが、自分の手に余るようなことはせず、女たらしというわけではない。だが手当たり次第女性に声を掛けまくる、その病気は2017年時点で酷くこじらせており、女性のメールアドレス登録件数は既に972件。1000件目に佐伯令子(パイ)のプライベートアドレスを登録する事を目標にしている。....自分で水無瀬との復縁の可能性を狭めてどうする。
ちなみに、G.U.のメールコンボや.hack//Linkの特定条件をクリアして出現するシナリオを見る限り水無瀬舞の事は全く振り切れておらず「あの頃の俺とは違う」と意気込みながら、相応しくなるための努力はしている。
ただし、待ってもらう約束はしていない。