概要
風魔小太郎は北条家の忍者・風魔(元は風間)一党の頭領の代々の名前。
風魔一党は相模足柄郡に拠点を持つ忍者集団。
北条家に仕えること100年の間で、最も有名なのは北条氏政・氏直父子に仕えた五代目風魔小太郎である。彼は大きい背丈に耳まで裂けた口、長い牙をもっていたと言われている。特に1580年、武田勝頼との黄瀬川の戦いでは、闇夜に紛れた攪乱作戦で目覚しい戦果を挙げている。
ただし風魔小太郎の名は「北条五代記」という書にしか記録が無いらしく、それをさらに裏づける資料等がみつかっていないので、前述の事が全て事実かは良くは分かっていない。
ちなみに五代目は北条家滅亡後盗賊となり、徳川家康に捕まり処刑されたと言われている。
歴代風魔小太郎の詳細については服部半蔵(歴代)を参照。
関連作品
※様々な漫画やゲームなどの作品にキャラクターとして登場する。
- ワールドヒーローズシリーズ(ゲーム)
※上記シリーズではフウマとしての名称が殆ど。
- 鬼武者2(ゲーム)
- 戦国無双シリーズ(ゲーム)
- 戦国BASARAシリーズ (ゲーム)→風魔小太郎(戦国BASARA)
- さすがの猿飛(漫画)→一字違いの「風間小太郎」が登場する。
- YAIBA(漫画)
- 隠の王(漫画)
- NARUTO -ナルト-(漫画)
- ギャグマンガ日和(漫画)
- 炎の蜃気楼(小説)→風魔小太郎(炎の蜃気楼)
- 戦国パズル!!あにまる大合戦(ゲーム)
- ロードオブヴァーミリオン(ゲーム)→風魔小太郎(LoV)
- Fate/GrandOrder(ゲーム)→風魔小太郎(Fate)
創作物の風魔小太郎
戦国無双シリーズ
CV:檜山修之
武器:籠手
通り名:混沌の化身
一人称:我 身長:210cm
無双奥義・奥義皆伝の文字:『疾』→『闇』『闇』→『朧』
戦国無双2より登場。
背が高く、赤いドレッドヘアに白い肌青い隈取りという人外じみた顔色をしたデザインとなっている。
口癖は「混沌」や「壊す」。
乱世において、さらなる混沌を求めるために暗躍し、戦場に乱入する事もある。
戦闘では腕が自在に伸縮する特異体質と不気味な忍術で戦う。
実は犬好きで犬と戯れる場面や、他人を犬に例えることが多い。
『戦国無双2』での無双演武では、天下が安定するのを邪魔するため、三方ヶ原に乱入し徳川家康を味方につけて武田軍を倒すなどIF要素が強い。
『戦国無双3』では主君の北条氏康・甲斐姫が登場してことにより人間味が増し、行動理念がただ混沌のみに因るものではないことが描かれている。
氏康とは主従関係にあるのではなく、氏康が子供時代に交わした契約により仕えており「オバケさん」と呼ばれている。また、氏康は彼に対して「中身が代替わりしている」と発言しており、史実において風魔小太郎の名が世襲名であった事が設定として取り入れられているようである。
『3猛将伝』での彼の章のストーリーの出来についてはキャラの意外性も相まってか高評価なことが多い。
『戦国無双4』では早川殿・甲斐姫ら遺児・遺臣との関係が新たに描かれたため、従来よりも活躍の期間がさらに伸びている。
早雲の軍配者シリーズ
この作品での風魔小太郎は、風間小太郎が親族に命を狙われたため苗字を風魔に変えたという独自の解釈である。
元々、北条早雲に仕えていた忍びの風間一族であったが、孫の氏康の支えとするために軍配者の教えを早雲から授けられる事となった