概要
ペロー版の「シンデレラ」では、国中の若い娘にこの靴を履かせた結果、ガラスの靴を履ける上品な足の持ち主はシンデレラしかいないことが明らかになるために、シンデレラは王子と結婚できることになる。
ディズニーの映画での描写から現代ではメイン画像のようにハイヒールのような形をした靴として描かれる事が多いが、ペロー版では室内でダンスを踊るための上靴であり、現代で言うスリッパに近い形状であったとされている。
小説家のバルザックが「ガラスの靴など履けるはずがない、毛皮の靴の間違いだろう。これはシンデレラの物語を聞き取りした連中の書き間違いに決まっている」とした話はそこそこ有名かもしれない。
(フランス語で「ガラス」を意味するverreと、「リスやテンの毛皮」を意味するvairは、どちらも全く同じ「ヴェール」という発音をする。また、ペロー版が発表された当時のフランスではリスの毛皮は王族などしか身に着けることのできない高級品であった)
ちなみにグリム童話のシンデレラには、ガラスの靴も毛皮の靴も出てこない。靴は3回出てくるが、銀糸で刺繍された豪華な靴が2回と黄金の靴が1回である。
DQシリーズのガラスの靴
DQ6から登場した装飾品。女性専用装備で、かっこよさ+45という驚異の数字。ちなみに男性も装備できるデセオのパスと同じ。
ただし装備すると素早さが下がってしまうが、本来ガラスが靴に使われる素材でないことを考えれば無理はない。
ベストドレッサーの賞品であるほか、沈没船にも沈んでいる。
DQ7にも登場するが、こちらは少し数値が下がってかっこよさ+30。
デザインはSFC版までは普通のハイヒールだったが、DQ7からはミュールのようなデザインになった。
参照項目
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関連サイト
なかむら硝子工房株式会社…実際に履けるガラスの靴が制作されており、こちらの夫婦が結婚5周年記念に制作を依頼している。