かりあげ正太
かりあげしょうた
概要
いたずらが大好きなほんにゃら産業の平社員。
アパート住まいだが家賃をよく滞納させている。
正社員ではあるものの成績は悪く、それでいて会社内でもよくイタズラをするためしょっちゅう上司(特に木村課長)に怒られている。しかしときに大手会社との契約をとったり木村課長の息子のタカシに勉強を教えたりするなどと、実のところ仕事ができないだけでIQ自体は高い。上司(特に木村課長)もそのことはある程度認めており、よく「それを仕事に生かせたらいいのに...」と嘆いている。
性格
彼が行っている行為とは裏腹に性格は温厚であまり怒らない。
それどころかアパートに巣食ってる小動物に友達同然の行為をしたり、罠にかかった鶴を助けて手当てしたりするなど優しい一面もあったり、心無い言葉で出社拒否になったり泣いたりするなどデリケートな一面も兼ね備えてる。
また命令されること、人と同じことをすること、ゴマをすることを嫌うなどプライドの高い一面も見受けられる。
ポーカーフェイスでもあり、彼が表情を変えるシーンはあまりみられない。(特に目に関してはアニメの主題歌にて「点目じゃわからん胸の内」とあるようにほとんど変わることがない。)その影響なのかなぜかポーカーをするときは感情のリミッターが外れることがある。
また一度だけだが暴走族に対し超サイヤ人よろしく髪を逆立て白目になってブチ切れたこともある。
能力
とにかく多彩で、かなりの規模の機械改造、大工仕事、しまいには「ボクかりあげ」と表示されるコンピューターウィルスを自作したりするが、その才能の多くがいたずらをするという目的のために特化しており、発明品もほぼ自分のための物になっている。
また飲み込みが早く、いかにも難しそうなものでもたいてい4コマのうちに覚える。しかし一話完結型の4コマ漫画故忘れるのも早い。
料理も得意で友人もその腕を認めるほど。ただし元来のヘソまがりな性格ゆえ、ろくに食べさせないこともある。
また、折り紙でカブト(虫のほうの)を折ることができたり、蝶結びならぬゴキ結び(モデルはG)が結べたりする。
また、公共の場で着ぐるみ・女装(衣装等もほとんど自作)して歩き回るシーンも多く見られ、コスプレすることに羞恥を感じない模様。
また時折彼の体内に毒をもっている描写が見られる。例えば
- 彼を引っかいた猫の手が腫れ上がる。
- 彼の風邪ウィルスがコンピューターウィルスを抹殺。
- 彼を撮影しようとしたレントゲン機が故障
などなど。
自動車免許を持っているが彼が運転するシーンはあまりない。(ちなみにアニメではエンディングにてオープンカーを運転していた)
ただ駐禁地帯にあの手この手で車を止めて取り締まりの婦警をおちょくるのはよくやっている。
会社への貢献
かりあげクンが、ほんにゃら産業に対して役に立っていること
- コピーをとるのが上手い(よその会社に行って、何食わぬ顔してコピーをとってくる)
- 早口言葉(国際電話をかける際に電話代の節約になる)
- 家賃対策委員会委員長(会社の家賃を取り立てに来る人を追っ払う)
まんがタウンにおける彼
常に表紙の端、もしくは載らないこともある彼だが(原作でも彼は飲食店にて端っこで壁際の席を好む描写がある。)それはおそらくほかのマンガに譲ってるだけで「かりあげクン」自体は2014年現在で34周年とロングセラーであり、クレヨンしんちゃん、鎌倉ものがたりとならんでキラーコンテンツと揶揄されている。またクレヨンしんちゃんの連載終了後は一時期だが表紙の中央に載った。
またクレヨンしんちゃんの野原しんのすけとは平成17年に発売された「かりあげクン トリビュート増刊号」にて競演したことがある。(作者は臼井儀人)。