曖昧さ回避
- アクションゲーム『アーマード・コア ラストレイヴン』に登場する武装集団。
- テレビアニメ、イラストノベル『勇者であるシリーズ』に登場する敵生命体。
アーマード・コア ラストレイヴン
前作『アーマード・コアネクサス』の最終ミッションで発生した大規模な特攻兵器の襲来から生き残ったレイヴンの一部が、旧三大企業の合併組織アライアンスに対抗して結成したとされる武装組織。リーダーはジャック・O。
『レイヴンによる秩序の創出』を謳い、ゲーム開始時点から24時間後にアライアンスへの総攻撃を布告する。しかし、ジャック・Oが本組織を結成した理由は別にあり、特攻兵器や超兵器パルヴァライザーを無尽蔵に産み出し続ける旧世界の遺産インターネサインを破壊しうる"先天的な戦闘適性を持つ者"であるドミナントを戦いの中で見つけ出すことにあった。(ゲーム中での明言こそないものの、主人公やジナイーダはこの目的を達成したことからドミナントの可能性がある)
参加メンバー
エヴァンジェ(ルートによっては参加)
勇者であるシリーズ
※ネタバレあり
『鷲尾須美は勇者である』、『結城友奈は勇者である』、『乃木若葉は勇者である』の三作からなる『勇者であるシリーズ』に一貫して登場する謎の敵生命体。名称の由来は全生命体の頂点とのこと。
2015年7月30日、突如として全世界に出現し人類の殺戮を開始。四国や諏訪など一部の地域を残して、人類を絶滅寸前にまで追いやった。通常兵器は通用せず、バーテックスに応戦した陸上自衛隊の歩兵部隊と戦車部隊は全滅した。また、空から襲来するバーテックスを目の当たりにした人間は「天空恐怖症候群」という精神の病を発病してしまい、記憶の混濁や自我崩壊にまで至ってしまう事もある。
なお、人間以外の動物や植物は攻撃の対象とはならない。
全世界に対する侵攻を開始してから三年後に四国へ再侵攻を開始。その後は一貫して「神樹」の破壊を目的に襲撃しており、これは神世紀においても変わらない。バーテックスの形態は様々で、次のようなものがある。
星屑
星屑と呼ばれる最初に出現したバーテックス。白色の袋のような身体に、触手と巨大な口のような器官が備わっている。顎の力は強力で、人間を捕食し、戦車の装甲化された砲搭をさえも噛み砕く。物理攻撃が通用せず、銃弾や鋭い木片を刺しても全く手応えがない。とにかく数が多く、千体以上で襲撃してくることもあり、乃木若葉の世代では雑魚キャラ扱いながらも勇者たちは苦戦している。尚、全滅させても再び出現し、無限に増え続ける。大量に集まり融合することで後述の進化体に成長する、いわばバーテックスの幼体や細胞といった存在。ちなみに味と食感は若葉曰く「味のないイカ」、「食えたものではない」とのこと。
進化体
複数の星屑が融合し、中型、大型の進化体が形成される。中型進化体は鋭い槍のような物を飛ばすもの、蛇のようなもの、複数の関節を持つムカデのようなものなどがある。また、大型進化体に進化する過程で進化を止めているものもある。主に西暦の戦いにおいて登場する。
黄道十二星座
中型進化体と同じく無数の星屑が融合して形成される。モチーフは「黄道十二星座」と「拷問器具」。大きさは様々だが、大半が50メートル級の巨体を持ち、レオに至るや全高100メートルもある。またダメージを受けても、高い回復能力で体を修復する。
「御魂」という逆四角錐型のコアが存在しており、バーテックスを封印の儀で拘束、御魂を露出させ、これを破壊するか、「満開」によって破壊する以外倒す方法はない。西暦の時代では御魂は確認されておらず、若葉や友奈の切り札によって撃破可能。鷲尾須美の時代では神樹の作り出した結界である「壁」の外に追い出すので精一杯だったが、最後の段階で満開機能を追加、御魂の破壊が可能になった。結城友奈の世代では前述の通り、満開を使用しない状態での御魂の破壊が可能になった。
西暦では唐突に襲撃してくることが暫しあったが、神世紀では襲撃に周期があった。しかしそれも結城友奈の時代では周期に乱れが生じている。
ヴァルゴ・バーテックス
乙女座の名を冠したバーテックス。移動は遅いが、布のような触手による近距離攻撃、下腹部から発射する小型爆弾による遠距離攻撃が可能。
キャンサー・バーテックス
蟹座の名を冠したバーテックス。固い装甲と複数の反射板を駆使し、サジタリウス・バーテックスの放つ針を反射してオールレンジ攻撃を行う。また大型の鋏も持っている。
スコーピオ・バーテックス
蠍座の名を冠したバーテックス。胴体下に毒液を貯めた透明なタンクを抱えている。長い尾によるなぎ払いや刺突を行い、何人かの勇者を仕留めてきた。
サジタリウス・バーテックス
射手座の名を冠したバーテックス。巨大な一本の矢による長距離狙撃と、無数の針を雨のように降らせて勇者たちを苦しめた。
カプリコーン・バーテックス
山羊座の名を冠したバーテックス。地震を引き起こす攻撃、毒霧を吹き出す攻撃を仕掛ける。
アリエス・バーテックス
牡羊座の名を冠したバーテックス。装甲は薄いが、破壊したり切断したりすると、その部位から増殖していく。
タウラス・バーテックス
牡牛座の名を冠したバーテックス。牛の角のような部位があり、コケが生えている。体についているベルから耐え難いほどの怪音波を鳴らす。レオと融合し、レオ・スタークラスターを形成する。
ジェミニ・バーテックス
双子座の名を冠したバーテックス。2体存在する。全高3mとバーテックスの中ではかなり小型で一切戦闘に参加せず、他のバーテックスが勇者を引き付けている間に250km/hという猛スピードで神樹に迫る。
リブラ・バーテックス
天秤座の名を冠したバーテックス。体についている分銅が矢などの遠隔攻撃を吸収、無効化する他、自身を高速回転させ竜巻を起こす。レオと融合し、レオ・スタークラスターを形成する。
アクエリアス・バーテックス
水瓶座の名を冠したバーテックス。二つの巨大な水球を備えており、この水球に勇者を押し込んで溺死させようとする。この水の味は銀曰く「始めはサイダーだったけど途中からウーロン的な味になった」とのこと。レオと融合し、レオ・スタークラスターを形成する。
ピスケス・バーテックス
魚座の名を冠したバーテックス。水中はもちろん地中にも潜航可能で、最も攻撃しにくいバーテックス。海中ではその力が増す。
レオ・バーテックス
獅子座の名を冠したバーテックス。全高が100メートルもあり、火球による遠距離攻撃を得意とする。レオ一体だけでも充分強敵だが、リブラ・アクエリアス・タウラスなど複数のバーテックスと合体し、レオ・スタークラスターを形成する。これにより火力はさらに増大し、追尾式の火球、太陽のような巨大火球を形成することも可能になる。なお西暦の時代から一貫して最強の地位を占めている。
その他
『花結いのきらめき』では造反神が生み出した偽者のバーテックスが敵として登場。
上記以外のさまざまな種類のバーテックスが登場するほか、ハロウィンイベントではカボチャ型の大型バーテックスが登場し、かつてバーテックスを食べた経験がある若葉を含む多くの勇者達が食べる事を考えてしまっている。
正体とは?
園子曰く、「天の神が人類を粛清するために遣わした存在」、ひなた曰く「神樹様が人類に原因があると御告げになった」とのこと。