概要
後半に登場する、アグストリア諸公連合のノディオン王エルトシャンと王妃グラーニェ(大沢美月版の漫画ではイリア)の息子。父の異母妹ラケシスの子であるデルムッド・ナンナ兄妹の従兄に当たる。5章の時点で3~4歳くらいと判明していることから、後半では20歳以上の模様。クラスはソシアルナイト→パラディン。 黒い魔剣を受け継ぎ黒騎士の異名を持つため、戦闘時のグラフィックも黒ずくめ。
踊り子のリーン(レイリア)とは親しい仲であり、互いに想い合っている。
幼少時代は愛情に恵まれノディオン王子として何不自由なく暮らすが、連合の内乱を予期した父エルトシャンによって、母の実家があるレンスターに母と共に戻っていた。そしてアグストリアの戦いで父は死亡、母から父を殺したのはシグルドだと聞かされていた(父が叔母に説得されていた場合、実際に殺害を命じたのはシャガール王)。その後レンスターはアルヴィスが実権を握ったグランベルの侵攻にあって滅亡し、母の王妃もその戦乱の中で死亡。幼くして孤児となってしまった後、傭兵のジャバローに拾われて育ち、傭兵として父の形見である神器ミストルティンを武器に生きてきた。
主人公セリスを仇の子としてつけ狙うが、リーン(レイリア)からは「お互いに人殺しが仕事の騎士だったのだから、それを逆恨みするのは男らしくない」と諌められており、アレス本人も本心では彼女の言う通りなのだと認めている。その後セリスと対面して、いずれは誤解が解けるからと説得されて本当に待ってくれたり、従妹と名乗る初対面のナンナから受け取った手紙の内容をすぐに信じたりと根は素直であり、シグルド親子への憎悪も孤独な半生を耐え忍ぶための糧だったことが設定資料集で示唆されている。