概要
ゼルダシリーズに出てくる雑魚敵の一種で、作品ごとに形状などが異なる。
専ら質素な服装をしており、長い耳や角が特徴のファンタジー物でいう所のゴブリンに相当するモンスターと言える。
主な登場作品
風のタクト
本作にて初登場。
ガノンドロフ配下の一番下っ端の下級兵士的扱い。
棒や格闘技で攻撃する青、海上のやぐらで監視をしている赤紫、大きなナタと盾を持つ中ボスクラスの緑色の3種が存在する。
爆弾を見ると逃げ惑うなど、お茶目な一面もある。
トワイライトプリンセス
小柄ながらグレムリンのようなあまり可愛げの感じないリアルなデザインが特徴。
こちらも適当な武器で武装して襲い掛かってくる。
スカイウォードソード
団子っ鼻が特徴で、全体的になんか不細工な感じの顔になっている。
様々な色々で格付けされているようで最もよく見られるのが赤、青、緑。
仲間を呼んだり、剣や盾によるガードは行うものの知能はそれほど高くないという。
他にもくされボコブリンやテクノボコブリンなどの亜種が出てくる。
それと何故かパンツに執着しているらしい。
ブレスオブザワイルド
こちらは角が生えた豚が直立歩行しているようなデザインとなっていて耳が大きくデザインされており、今作の“音”の概念の効果を端的に表している。
- 生態
ほぼ全ての地域の至る所に集落や砦を作って山賊化しており、地域によってはリザルフォスやモリブリン達と集団生活をしている。
平時は魚、果物、肉などを食べ、たまに火を囲んで踊ったり会話したりもしている。
ちなみに苦手なモノは蜂。そして泳ぐ事が出来ない大のカナヅチで、身の丈と同程度の深さの水場で簡単に溺死する。
時折野にいる民間人を襲い、気絶させると喜ぶなど正に“野蛮”という言葉を体現したかのようにやりたい放題である。
- 能力
装備は片手剣・両手剣・槍・盾・弓矢とリンクと同じく一通り扱うことができる。武器を持っていない場合素手で殴り掛かってくることもあり、リンクが手が届かない高所等にいる場合、遠距離武器を持っていなくても石を投げて攻撃してくる。
大抵は有り合わせの素材で継ぎ接ぎをしたような無骨な棍棒や盾、槍を所持していることが多く、錆びた剣や盾、挙げ句は木のモップや畑のクワなど、本来は実戦向きではないものまで武器として扱い、木製の武器を持っている場合は近くに火があると武器に点火して襲い掛かって来る。
武器を円状に振り回してくることもあり、上位種ほど振り回す回数が増加する。
ちなみに持っていた武器を奪われると怒る。
知能はそれほど高くはないが、肉や魚を焼いて食べたり、馬を使役して狩りや騎馬戦を行い、上位種は武器に骨を組み合わせて威力や耐久性を上げるなど、それなりではあるが技術は保有している。
馬に乗っているボコブリンは機動力が高く、武器を振り回して接近するのみならず、弓もかなり正確に射るため非常に厄介。
- 種類
リンクの強化具合および神獣の攻略数によって徐々に上位種が増えていく模様。
(赤)ボコブリン
最も一般的なボコブリン。
一番弱い種類で、持っている武器もそれほど強くない。
青ボコブリン
暗めの青の体表を持ち、赤ボコブリンの分隊長的存在。
どこか某ディズニーキャラに似ているらしい。
青以上になると、リモコンバクダンを蹴って回避するようになる。
黒ボコブリン
黒地に白い模様が浮かんだ、青よりも更に格上のボコブリン。
終盤では専らこの種類が顕著になる。
白銀ボコブリン
ノーマルモードでのボコブリンの最上位種。
赤などのようにわんさか居るわけではなく、一つの集落に一匹か二匹混じっていることが多い。
ガノンの魔力を受け、見るからに禍々しい白地に紫の模様が浮かび上がっており、他のボコブリンとは比較にならない耐久性と攻撃力を持つ。
ただし、ボコブリンの攻撃力はその時持っている武器に依るため、その武器をあらかじめ盗んでおくか何らかの方法で奪ってしまえばただタフなだけのボコブリンと化す。
倒すとランダムで宝石類を落とす。
マスターモードではそこらに当たり前のように居る。
金色ボコブリン
DLCのマスターモードのみに登場する白銀の上位に位置する個体種。
体表は非常に目立つ黄金色となっており、基本的なパターンこそ変わってはいないが、格段に強化された体力と攻撃力は白銀をも超える化け物仕様。
所持する武器もボコ系の中で最も高威力なモノばかりであり、弓手に至ってはマトモに強化してない防具で矢を受ければハート10個は軽く持っていかれる。
馬に乗っている個体の脅威は言わずもがな。
金色の中でも一番格下で、単体ならタフなだけのボコなのだが、白銀と一緒に居たり馬に乗っていたりするので、危険度でいえば他の金色と変わらない。
落とすアイテムは白銀と同等。
ちなみに他のリザルフォスやモリブリンの金色種と同様、行動不能系の効果からの回復が他より早い。
スタルボコブリン
夜になると地面から現れるハイラル全土に出現するボコブリンの亡骸。
度々ボコ弓や旅人の剣などで簡素に武装化した個体も出現する。
攻撃を加えてバラバラに吹き飛ばしても、頭と体が一つずつでも無事なら何度でもくっつけて蘇る。
カースボコブリン
神獣およびハイラル城内部でのみ出現するカースガノンの魔力で操られたボコブリンの頭蓋骨。
神獣にこびりついたゲル状の口から目玉を破壊されるまで他の頭蓋と共に無限に吐き出される。
自我は無く、浮遊しながらただ襲うだけの存在。
派生種
ボコブリンよりもさらに大柄な豚人間のようなモンスター。
モリブリンの方が歴史が古いので、むしろボコブリンがモリブリンの派生といえるかもしれない。
- プチブリン
鼻唄を口ずさむような鳴き声と共に必ず集団で現れる小型モンスター。
フォークのような形をした小さな槍で攻撃してくるが、他の派生種とは違い奪い取れない。
素早く動き回れるだけでなく、壁を登ってしつこく追いかけてくる。
泳げないのか水に落ちると即死するが、リンクを追いかけている内に壁から落ちて自滅する事もある。
- ブルブリン
トワイライトプリンセスにのみ登場するモンスター。
ボコブリンとは違って殺し屋っぽい格好をした緑色の小人のような姿をしている。
キングブルブリンと呼ばれるボス格がおり、ストーリーを通して組織的に行動する。