概要
ヴァースキ (Vāsuki))とは、インド神話に登場するナーガ族の王(ナーガラージャ)。音訳では婆素鶏(ばすけい)という。別名はパンナガ(這うもの)。
地下世界の都市ボーガヴァティーの王で、長大な体を持ち、神々によって何度か世界規模の縄代わりに使われている。
同じナーガラージャのシェーシャやアナンタと同一視されることもある。
シヴァ神の喉が青いのは、乳海撹拌(乳海攪拌)のときに吐き出してしまった猛毒ハラーハラを、世界が滅ばないように飲んでくれたからであるという。
仏教においては八大竜王の一つとして和修吉(わしゅうき)と書かれる。
日本の信仰における九頭龍の元にもなったといわれる。
創作での扱い
遊戯王OCG
レプリティレス・ヴァースキという名で登場。
女神転生シリーズ
初出は『デビルサマナー』で”邪龍”ヴァスキ名義で登場。六本腕で首が長いナーガの王といった姿で、高レベルである。
機動戦士ガンダムMSV-Rジョニー・ライデンの帰還
地球連邦軍特殊空挺降下部隊「ナイトイェーガー」隊中隊長の名。グリプス戦役で活躍したティターンズの「海ヘビ」使いであるとある人物に似ているが…