概要
M78星雲ウルトラの星のウルトラ戦士が通信用に使用する信号。
なお、公式、非公式問わずにM78星雲以外のウルトラ戦士のウルトラサインも存在するほか、
U40出身のウルトラマンやZ95星雲出身のウルトラマン、ウルトラマンギンガなど実際に使用したウルトラ戦士も存在する。
手やビームランプ等から上空にエネルギーを発射し文字を形成し、メッセージを伝える。
地球から300万光年先にあるウルトラの星にすら一瞬で届くほどの性能を誇る(使用例が少ないので全員が使えるかは不明だが、マルチバースを超えてのサインを送ったものも存在する)。
何万年も封印されていたウルトラマンベリアルも使用できた事から、少なくともウルトラ大戦争の時期には実用化されていたようである。
通信内容は「立て!撃て!切れ!」等という恐ろしく適当なアドバイスから、「ウルトラの星に至急帰還せよ!」等という複雑なものまで様々。
『ウルトラマンA』第5話にて、ギロン人とアリブンタの罠に嵌ったウルトラマンエースが、ウルトラの星に救援を求めたのが初使用。
このサインが読み取れるのはウルトラ戦士かウルトラ戦士と同化している人間のみで、基本的には地球人には見えない。
しかし、ウルトラ超伝説でも後述により見える形で現し一時騒然となっている。
更に幾つか弱点も存在する。
弱点
基本的に一方通行
送ったらもう一度送らなければ続報は伝えられない。送られた方からメッセージを返すにはこちらもサインを出さなければいけない。
ウルトラの星の出身者にしか通じない
L77星出身のウルトラマンレオには当初通じなかった。
悪用・妨害されやすい
エネルギーを放射するだけで仕組みはそう難しくないらしく、ヤプール人が無記名の偽のウルトラサインでウルトラ5兄弟をゴルゴダ星におびき寄せた事がある。また暴君怪獣タイラントは光線でウルトラサインを破壊してみせた。
ウルトラ超伝説ではグア軍団がゾフィーのサインを真似て至るところにばら蒔いて誘き寄せに使った。
見てなきゃ全く意味が無い!
当然ながら受け取る側がサインを見える場所に居ないと全く意味が無い。
ウルトラマンタロウこと東光太郎は、第40話でウルトラセブンが出したサインを近所の子どもの自転車の練習をしていて見逃し、エースが出したのに気がついた時には、タイラントはもう地球まで近づいてしまった。
ウルトラマンレオでも、第38話でウルトラキーが奪われた事を伝えるも、モロボシ・ダンがMACステーションのモニターに映ったサインに偶然気が付かなければ伝わらなかった。