概要
ファイアーエムブレム蒼炎の軌跡、暁の女神の登場人物。
本名はエリンシア・リデル・クリミアという。
ただし、王弟である叔父レニングが次期国王に決定してから生まれたため、無用な後継者争いを避けるべく彼女の存在は国民に隠されており、一部の臣下たちと緊急時に備えて各国の王族のみにその存在は知らされていた。
蒼炎の軌跡
クリミア王国王都メリオルがデイン王国軍に襲撃された際に城を抜け出して生き延び、グレイル傭兵団のアイクに助けられる。その後、グレイル傭兵団にガリア王国への亡命の護衛を依頼。
それがきっかけとなり、エリンシアとアイク達との、祖国解放の長い旅が始まる。
物語終盤にて味方として参戦。
暁の女神
3年前の戦いでデイン王国との戦いに勝利し、最後の王族としてクリミア王国の女王の座に就き、祖国の再興をはかる。
自分の事よりも国民を思う優しき女王故に、一部の貴族には反感を持たれてはいるが、国民の大多数はエリンシアを支持している。
性格・人間関係
心優しく聡明で、何より他人や国民の事を思う人徳者であるが、その姿勢は暁の女神で思わぬ反乱のきっかけにもなってしまった。その反乱を得てからは王としての覚悟が備わり、時には自分の命よりも大切な家臣たちを切り捨ててでも、国民のために王として君臨しなければならないのだと自覚するようになった。
元は王位を継ぐ可能性はなく、ひっそりと離宮で暮らしていたため、家事や馬術にも長け、剣術もこなす。実際に荷物の仕分けはミストから自分よりも要領が良いと言われていた。
気さくな性格とその育ちの事情から本人の貴族意識は低く、誰に対しても敬語を使う。また目上の人間に対しては身分関係なく「様」をつけている。
道中では彼女なりにアイクらとなじもうと努力していた。その結果、「ぶっとばして差し上げましょう!」という王女とは思えない迷言を残すこととなる。
デルブレー伯爵家のルキノとは乳兄弟に当たり、その弟ジョフレとともに幼いころから仲がよく、一番の家臣達でもある。
蒼炎の軌跡ではアイクに少なからず恋愛感情を抱いていたようであるが、彼の鈍さにより全て流されてしまい、三年後にはその感情は消えてしまったようである。
暁の女神ではジョフレとのみ、支援レベルをAにすると発生するペアエンドがある。
ユニット性能
蒼炎の軌跡では物語の終盤、元ベグニオン帝国の聖天馬騎士だった曽祖母の形見である聖天馬騎士の装束を身につけ、仲間として参戦。
暁の女神では第2部の主人公。第4部からはティバーン達と行動を共にする。
クラスは蒼炎の軌跡ではクリミア王女。(飛行騎乗、天馬騎士系上級兵種)
暁の女神では女王(クィーン)。(飛行騎乗、天馬騎士系最上級兵種)
装備武器は両作品ともに剣と杖。専用武器は2回連続攻撃が可能な剣・アミーテ。
タニス、マーシャ、シグルーンらと3人でトライアングルアタックができる。
蒼炎の軌跡ではレベル1で加入する上、力の伸びが期待できないので、基本回復要員である。ただし魔力を筆頭にステータスの伸びは爆発的である。
暁の女神では3年の鍛錬が反映されたのか、また最初から最上級職ということもあって、ステータスの底上げがなされている。その上で、力も含めたステータスの爆発的伸びは相変わらずである。加えてアミーテの威力・命中がパワーアップしている。よって特攻や必殺への気配りを忘れない限りにおいて、最後まで主力として使用可能。条件次第では他にカイネギスしかできないアスタルテのオーラを一回の戦闘で粉砕するという荒業もできる。
なお暁の女神第四部では慈悲のスキルもちであり、外さないととどめをさせない点に留意されたい。
ヒーローズ
2017年9月15日からスタートした新英雄召喚「クリミア王国」から登場。
本作では貴重な剣装備の飛行ユニット。
属性 | 赤 |
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武器種別 | 剣 |
タイプ | 飛行 |
武器 | アミーテ(専用) |
補助 | 献身 |
パッシブA | 鬼神の一撃 |
パッシブB | 編隊飛行 |
専用武器のアミーテは原作通りに2回連続攻撃が可能。代償として速さが-2になる。
これは同じ効果と代償がある勇者の剣の上位互換である。
所有スキルは自らが攻撃した際に戦闘中の攻撃力が上がる「鬼神の一撃」(バッシブA)と、周囲2マスの飛行ユニットの傍へ移動が出来る「編隊飛行」(バッシブB)の2つ。
ステータスは攻撃と速さが高めの物理アタッカー。アミーテの代償で少し遅くはなるものの、速さ個体値が標準の場合、☆5レベル40で34(素の状態で36)となる。
さらに速さ個体値が得意だと、☆5レベル40で37(素の状態で39)となり、相手の速さや味方の応援、鼓舞、紋章によっては怒涛の4回攻撃が可能となる。
弱点は守備が低いという点。守備個体値標準でも、☆5レベル40で24となるため、相性不利である槍の攻撃を受けると目を覆いたくなるほどの惨状となる。
相性有利の斧や互角の剣でも致命傷は免れないので味方のフォローは忘れずに行いたい。