漫画『ぬらりひょんの孫』の登場人物は別ページで解説。⇒しょうけら(ぬら孫)
概要
「百怪図巻」「画図百鬼夜行」等に描かれている妖怪。屋根の上から家の中を覗き込む怪物。
人間の身体の中には「三尸」という虫がおり、庚申の夜になると人々が眠っているうちに天に昇り、人々の罪を天に申告して寿命を左右するとされる。しょうけらは庚申の夜を監視、あるいは、眠らない人間に害を与える存在であるようだ。
三戸そのものだという解釈もある。漢字で表記すると「精螻蛄」。
創作での扱い
寿命を左右する存在から疫病神、家の中を覗くという描写からストーカーや斥候などのキャラクター付けをされることがある。
水木しげる作品
ゲゲゲの鬼太郎の漫画版では端役でしか登場しなかったが、アニメ5期鬼太郎の「妖怪警察VS極悪しょうけらの巻」で妖怪刑務所から脱獄して人間界に逃げてきた妖怪として登場した。
三尸としては3期鬼太郎の「㊙指令!!ねずみ男は死刑だ」でねずみ男が三尸の恐ろしさを老人に説き詐欺を働いた罪を、閻魔大王に伝えた三つ目の虫として登場した。
地獄先生ぬ~べ~
しょうけらは「しょうけらが窓からのぞく!リツコ先生最大の危機!!」に登場。下校中怪しい影を目撃したサッカー部員風間を狙った。この回をトラウマ回とするものもいる。
三尸は「告げ口妖怪・三尸の巻」で中国の官服を着た三匹の妖怪で、クラスメイトの告げ口をする菊池静の寿命を縮めようとした。