概要
CV:佐々木望
カードキャプターさくら後半部、「さくらカード編」から登場するキャラクター。
イギリスからの転校生で、クールと陽気が一緒になったような性格。
ふだんは、優等生のようなまじめな態度をとっており、さくらに割りと気のありそうな素振りを見せていたため、実際にさくらに惹かれていた李小狼からは一方的に敵視され張り合われていた。
また、小狼の親友で、クラスメートの山崎貴史の嘘話を振られた時、事前に打ち合わせしていなかったにも拘らず、長年連れ添ったような見事なコンビネーションを見せ、自然に話を合わせた。
これには、普段は嘘話に対して、「ひょっとして……」と思っている幼馴染もかなり信じかけていた。
実際は、さくらカード編で起こる事件全ての黒幕。また、クロウカードの製作者クロウ・リードの転生体である事も読者に対してはあっさりと明かした。(さくら達は最後の事件直前まで知らなかった)
ただし、後述するが理由があって悪役を演じているに過ぎず、さくらが悲しんでしまうのを彼は苦手としており、64話では無茶をして倒れてしまったさくらを見て、自分が起こした雪崩を消したりと心からさくらを心配をしている節が見られる。
月城雪兎、もといユエにもクロウのことを心から敬愛している為か彼にも気をかけており、65話では高い魔力を持ちユエの魔力を補充させるのにぴったりだが毎回奈久留に妨害されている桃矢から魔力を譲与できるよう仕掛けたり、次の回ではその副作用による睡魔に見舞われている桃矢にも心配していたりしている。
(スピネル曰く「エリオルは(さくら一行が強化しても)困らないと思いますよ。いや、むしろ(ユエが元通りになるのもあって)喜ぶかもしれません」との事)
知世同様にさくらと小狼の関係を看破しており、彼からは「予想しなかった事」と評している。エリオル自身はさくらが雪兎が一番好きなのではないかと思っていたが、それが覆されているのに驚いていた。
人間関係
木之本桜:前世で作ったクロウカードの継承者であり、事件を起こすのもその試練を乗り越え、本当の意味でのクロウカードの継承者となって貰うため。
李小狼:前世での母親の一族の末裔ではあるが、クロウ自身の血縁の可能性もある。前述どおり、なにかと張り合われていたが、エリオルは軽く受け流していた。また、さり気なく彼の恋愛にも応援している。
木之本藤隆:エリオルの分身といえる存在。前世でクロウであった頃、あまりにも強い魔力のために未来を完全に見通せる事に悩んだ末に、自身を二つに分割して産んだうち片方がエリオルで、片方が藤隆となった。ただしアニメ版では完全な一般人となっており、エリオルとの関係は無くなっている。
山崎貴史:小学生・柊沢エリオルとしての相棒とも言うべき存在。嘘話で恐ろしく息があっており、エリオルが帰国した際には、とてもガッカリしていたと幼馴染の三原千春が言っていた。
観月歌帆:魔術師・エリオルのパートナーとも言うべき存在、ただし料理がてんでダメなので、キッチンに立っているのはエリオルのほうだということは容易に想像がつく。