図鑑データ
「択捉型海防艦、対馬。ここに……。南方航路防衛用に建造されたこの体……。存分に働くつもりですから。楽しみに…ね。」
概要
2017年秋イベント「捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)」にて実装。E-2海域以降でドロップ艦として入手可能。
今まではイベントの新規実装艦の告知は史実のエピソードに基づくヒントが出されるだけで、実装当日=イベント開始までぼかされている事が多かった(直近の例では旧式でありながら姉の春風らと第五駆逐隊で奮戦し、佐世保の「時雨」らと共に最悪の戦況の中で船団護衛を務め、最期を迎えた駆逐艦、ある魚雷艇と衝撃的な接触をした姉を持つ特II型駆逐艦等)が、彼女はイベント前の事前告知によって艦名が明言された、珍しい艦娘である。
一方、担当声優は後編が終わった今も非公開であり、不明なままである。
名前の読みは「つしま」であって決して「たいま」ではないので注意。
容姿
択捉型共通のセーラー服を着用しているが、姉の択捉や松輪と異なり半そでタイプを着用しているが、佐渡の様なノースリーブタイプではなく次女の松輪と同様にパフスリーブ状に膨らんでる違いがある。
髪の色は薄めの紫、或はブルーグレーの髪が毛先に向かってグラデーションし毛先の部分では金色に変わるという面白い変化をしている。同時実装となった佐渡の「ドヤ顔」と比べると少し瞼が垂れ下がった「ダウナー系」の様な表情をしている。
右目の下に「泣き黒子」があるのだが、案の定通常グラフィックでは解像度の関係で確認し辛く、改造画面でようやく気がついた提督も多い様子。
2017春イベントのГангутの「左頬の傷」。2017年夏イベントのRichelieuの「口元の黒子」や松輪の「そばかす」とやはりファンアートでも見落とされており、同じ間違いが3イベント連続して発生してしまった。
【年末大掃除】mode
2017年12月27日のメンテで実装された期間限定グラフィック
鎮守府の大掃除番長の曙に倣ったのか、着物に前掛けといった和風のお掃除スタイルとなっている
晴れ着mode
2018年のお正月に実装された期間限定グラフィック。
一見、色合いから大掃除modeの着物と同じに見えるが、全身像で違う着物である事が分かる。
【瑞雲祭り】mode
2018年4月23日のメンテで実装された期間限定グラフィック
いつもの服の上から瑞雲祭りの法被を着ているのだが、小柄な海防艦にあうサイズがなかったのか法被がブカブカである。大きく袖を折り返して、腰のあたりで白い紐を括っている。
手には地図のようなものを持っている。
このイラストは「よみずいランド」にて、実装より一足先にお披露目となった。
性格
一見気弱そうに見えるが、その実はおっとり口調で掴みどころのない小悪魔系みたいな性格で、ダウナー気味でもある。「つ・し・ま」「対馬は…ここに。」「危険がいっぱい…爆雷もいっぱい…ふふふ。」といった具合に自分の名前を区切って名乗ったり、台詞を短く区切ったり、言葉の後に「ふふふ」と笑ったりと独特な言い回しを使い、抑揚の薄いしゃべり方が特徴でそんな彼女に対して「何かを目覚めさせてしまう」提督が増加中。如月とも荒潮とも早霜とも違った魅力を醸し出している。誰ですか?魔性の対馬なんてタグ作ったのは。
2017年12月11日のアップデートで【Xmas】ボイスが実装された。
史実で護衛していた「ヒ86輸送船団」がシンガポールから内地へ石油を輸送する船団で、この時に経験したシンガポールのクリスマスも楽しいと教えてくれる。
2017年12月27日のアップデートで【師走】ボイスが実装された。
後述の【年末大掃除】modeも同時に実装された割には、あまり大掃除には乗り気じゃ無いようだが、鵜来と大東に言われて渋々「箒」での掃き掃除を引き受ける。
2018年1月17日のアップデートで【節分】ボイスが実装された。
なんとここで対馬は「台湾では、節分はやらないんだけど」とさらりと後述の「臨安」時代の記憶があることをほのめかす(ただし、「対馬」時代にも輸送護衛で何度も日本統治下の台湾に寄港しているので本当に「臨安」時代の事なのかは定かではないが)。ソ連に渡った後の姿が実装されている「響/Верный」と同じように今後「臨安」としての姿が実装されるだろうか?
因みに日本の行事が大好きなのに間違って伝える事に定評のある某ドイツ重巡から「セッツブーン」を教えられているが「……ますます、やらないんだけど」と一笑に付している。……というか新人だったら海外艦だろうが日本艦だろうがお構い無しに「セッツブーン」を吹聴して周るのは止めてくれないかな……
性能
無印時の火力は長女の択捉より【1】低く、同イベントで実装された佐渡と比べると【2】低く、択捉型の中では最低の【17】。逆に回避が長女より【1】高く択捉型で最高の【84】。又運も高く初期値が【47】で姉妹中トップ。その他の数値はだいたい姉妹と同じ。
改に改造すると回避が最大【93】、対潜値が最大【81】と姉妹中トップの数字まで上昇。運の値も微増だが【49】と高い。初期装備は他の姉妹が「25mm連装機銃」を持参しているのが「九三式水中聴音機」に変わる以外は同じ。ただし改造可能レベルが「Lv47」と他の姉妹より「10」も高い為、同じ感覚でレベリングをして行っても「Lv37」では改造出来ないので要注意である。
史実
1943年7月28日、日本鋼管鶴見造船所で竣工。呉鎮守府を本籍とする。戦中は初陣となったマ01船団を皮切りにヒ81船団、ヒ85船団などを護衛して戦った。
佐世保で終戦を迎え、戦後中華民国に接収され「臨安」と改名された。その後は国共内戦に伴い民国政府と共に台湾へ脱出。米国製武装への換装などを受けつつ63年に除籍解体されるまで現役であり続けた。
「臨安」時代の「対馬」を想像したイラスト
前述の通り「対馬」には「臨安」として台湾で過ごした記憶が引き継がれていると思われる。
余談
放置ボイスで「うくる」という名が出てくるが、これは「第百一戦隊」で一緒だった「鵜来型海防艦1番艦:鵜来」の事だと思われる。択捉型から三代下の艦型の海防艦でこの子も最初は「占守型18番艦」となっていた経緯を持つ。
ちなみに「ろーちゃん」こと「呂500」から対潜等の「基礎術力練成教育」を受けた事や、大戦を生き抜き戦後は掃海艦を経て海上保安庁の「巡視船さつま」として1965年まで活動していた等と面白い経歴の持ち主である
師走ボイスで登場する「大東ちゃん」も同じく海防艦で「鵜来」同様に「第百一戦隊」で一緒だった「日振型海防艦2番艦:大東」の事だと思われる。「鵜来型海防艦」よりこっちは一代前だが文献によっては「鵜来型海防艦」に含められていたり「御蔵型海防艦」に含められていたりしている(海軍省が定めた艦艇類別等級別表では鵜来型・日振型ともに御蔵型として扱われている)。この辺りは艦艇類別等級別表上での扱いや、日振型と鵜来型が設計が異なるのに同じ計画番号(E20b)を与えられている事などの影響だと考えられる。なおこの「大東」も「呂500」から「基礎術力練成教育」を受けた1隻である。この調子で海防艦が追加されたら「ろーちゃん先生」というタグが生まれるのも時間の問題かもしれない。
なお大東は2018年冬イベントにて実装され、ホワイトデーボイスにて早速「ろーちゃん」の名前を出している。
関連イラスト
関連タグ
大東(艦隊これくしょん):「第百一戦隊」での同僚。
雪風(艦隊これくしょん):戦後中華民国へ共に渡った伝説の陽炎型8番艦。雪風は丹陽となり中華民国総旗艦となる。
宵月:共に中華民国へ渡った秋月型防空駆逐艦10番艦で、対馬が実装されたイベントの最終海域突破報酬艦である涼月(艦隊これくしょん)の妹艦。「汾陽」と改名されたが、こちらは終戦間際の損傷が元でほとんど運用されなかった。
呂500:直接は関係していないが、「鵜来型」以降の海防艦の指導を行っていた。