物化妖ってなんじゃらほい?
「九十九の満月」の世界(以下、九十九世界) に登場する『九十九神=妖怪』は物と思いの数だけ存在するが、分類として大きく3つに分かれる。
物化妖は自然物や人工物などの物を触媒(ベース)に、龍脈(大地にある魂の海流)から噴き出る混在した魂が宿って生れる九十九神。
知能の差について
九十九世界に登場する九十九神の知能は各々異なる。この知能差に大きく関わるのが体を構成する魂魄(こんぱく:汎用性の高いエネルギー)内にある【人間の魂魄+物や動物の魂魄】の割合。
誕生する際に、
- 動物や物由来の(体を構成する)魂魄が多いと、(単純な思考回路になる)知能の低い獣などの型(タイプ)
- 人間由来の(体を構成する)魂魄が多いと、(高度な思考回路になる)知能の高い人型(タイプ)
になる。
その他詳細は九十九神(九十九の満月)を参照。
知能の低い獣などの型(タイプ)
触媒(ベース)となった自然物や人工物などの性質・特徴を持つ動物のような妖怪。中には人の背丈の何倍もある巨大な物化妖が登場している。
下級物化妖の場合、そのほとんどは食事する事なく、生命・体を構成する妖質(ようしつ:汎用性の高いエネルギーを変化させた物質)の維持が出来る模様。だが下級物化妖でも食事をする個体もいる。妖怪の多くは前世の記憶に縛られるので、その縁(えにし)に準じた捕食行動をする。
【その3】では、元が砂糖瓶だった【見ため通りの甘いやつ “みつつぼ”】が、お砂糖の匂いにゴウッと寄ってきて、龍の娘が放った金平糖を食べる場面がある。
知能の高い人型(タイプ)
触媒(ベース)となった自然物や人工物などの性質・特徴を持つ人型の物化妖。
例えば、
といった人型の九十九神を確認できる。
関連タグ
化型( (ばけがた:妖怪の大掛かりな変形能力)
概念妖(がいねんよう:人などの概念が触媒(ベース)の妖怪)
生物妖(せいぶつよう:生物が触媒(ベース)の妖怪)
無形妖(むけいよう:体をある程度自在に変形出来る妖怪)