生物妖ってなんじゃらほい?
「九十九の満月」の世界(以下、九十九世界) に登場する『九十九神=妖怪』は物と思いの数だけ存在するが、分類として大きく3つに分かれる。
生物妖は動物や植物、菌などの生物を触媒(ベース)に、龍脈(大地にある魂の海流)から噴き出る混在した魂が宿って生れる九十九神。
触媒(ベース)には一つのモノや他の生物と混ざり合ったモノが触媒(ベース)の妖怪が登場している。
知能の差について
九十九世界に登場する九十九神の知能は各々異なる。この知能差に大きく関わるのが体を構成する魂魄(こんぱく:汎用性の高いエネルギー)内にある【人間の魂魄+物や動物の魂魄】の割合。
誕生する際に、
- 動物や物由来の(体を構成する)魂魄が多いと、(単純な思考回路になる)知能の低い獣などの型(タイプ)
- 人間由来の(体を構成する)魂魄が多いと、(高度な思考回路になる)知能の高い人型(タイプ)
になる。
その他詳細は九十九神(九十九の満月)を参照。
知能の低い獣などの型(タイプ)
触媒(ベース)となった動物や植物、菌の性質・特徴を持つ妖怪。
中には言葉を喋れなくとも、人や知能の高い妖怪や鬼と意思疎通が出来る知能の高いタコやオウムガイが触媒(ベース)の生物妖が登場している。作中、このような九十九神は式契約(しきけいやく:妖怪などと従属契約を結ぶ事)を結んで相棒のような頼れる存在として登場する者が多い。
知能の高い人型(タイプ)
触媒(ベース)となった動物や植物など生物の性質・特徴を持つ人型の生物妖。
例えば、
といった人型の九十九神を確認できる。
作中に登場する生物妖例
海妖(かいよう)
海に生息していた生き物が触媒(ベース)の生物妖。中には、見た目が軟体系で、内臓に幽門垂(ゆうもんすい:魚で見られる内臓。ある人の例えではイソギンチャクのような形らしい。)がある魚類に近い身体構造の海妖がいる。このような妖怪は頑丈だが、えてして短命な者が多いらしい(長命の妖怪による経験則より)。
海妖の例をあげると、
昆虫妖(こんちゅうよう)
昆虫が触媒(ベース)の生物妖。又は昆虫神の事。
植物妖(しょくぶつよう)
関連タグ
妖質変化(ようしつへんか:妖怪の変化能力)
概念妖(がいねんよう:人などの概念が触媒(ベース)の妖怪)
物化妖(ものばけよう:物が触媒(ベース)の妖怪)
無形妖(むけいよう:体をある程度自在に変形出来る妖怪)
もしかしてこれも生物妖?