甲手(九十九の満月)
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つくもせかいのさるで
漫画「九十九の満月」に登場する生物妖(せいぶつよう:生物が触媒(ベース)の妖怪)の一種。メイン画像は、触媒(ベース)のフジツボというイメージ画(イラスト) 。
※1 煽り文句(キャッチフレーズ)みたいなもの。
※2 みょうもん:己を示す紋章の事
「九十九の満月」の世界(以下、九十九世界) に登場する、フジツボが触媒(ベース)の生物妖。
フジツボのような生物に目玉がたくさんあり、どこぞの怪物街に出てきそうな姿をした妖怪。
船が難破して沈むと、船底についていたフジツボは甲手となる。水をかけると喜び綺麗な羽根を広げるが、好んで水辺に行こうとはしない。たぶんあまのじゃく。
焼いて食うと旨いらしい。
おんでこ屋敷(空を飛ぶ巨大なお化け屋敷で本作の舞台)『広沙の部屋』では、この甲手(さるで)がびっしり生えている。試しにちょっと水をかければ、その綺麗な羽根を観察する事が出来る。
用心棒の妖怪「な?綺麗な羽根してるだろ?」
旅人の人間「ぱねーっす。」
と、近くで見るとこうなるので注意。小型ならこれくらいで済むが…
用心棒の妖怪「よかったな!大きいのだったら死んでたぞ!」
とりあえずおしっこする時は気をつけよう。
甲手(さるで)に生える綺麗(カラフル)な羽根は、触媒(ベース)のフジツボにある蔓状の蔓脚(まんきゃく)という部位が変化した物と思われる。
甲手のような海妖(かいよう)は、外見と中身が異なる場合(ケース)がある。その為、羽根にある色は下の作品のようなサンゴやイソギンチャクにある色々な性質が備わっているのかもしれない。
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