概要
原作となる小説、漫画、ゲームなどでは描写されていなかったエピソードや設定の事。
一般的にネタ切れや引き伸ばしのための手段(特に日常系の作品やものすごく遠大な目的のために戦う人達を題材とした作品)として使用されることが多く、中には『かいけつゾロリ』などのように早々にネタを使い切り後半がほぼオリジナルであるアニメや原作がアニメ放送中に現在進行形で続いているため、それから乖離する「一応の最終回」を作らねばならず完全に原作と違う筋書きをたどる作品(『鋼の錬金術師』、『ソウルイーター』、『トリコ』他)や、時間稼ぎのために無理矢理オリジナルの過去描写を使ったり(『BLEACH』など)や10話もかけて5分間を描写する(『ドラゴンボールZ』)などしてしのぎ切る、人気が高すぎて原作終了後もアニメを放送するためにオリジナルストーリーで制作(『ドラゴンボールGT』)、最終回のために原作の展開を一部変更(『頭文字D』first・forth stageなど)、こういった内容は賛否両論となることが多い。
その一方で、放送コード的に原作と同じ展開が出来ない物はすり合わせ等を行った上でアニメオリジナル展開になるケースが多い。
エロゲー原作のアニメ作品、ハイスクールD×Dや魔装学園H×Hのようなエロシーンが多い物、ベルセルクやされど罪人は竜と踊るのようなグロシーン等が該当する。
しかしながら、原作媒体では語られなかったエピソードを補完する(『ONEPIECE』のTVSP「3D2Y」や『THELAST NARUTO THE MOVIE』、『頭文字D Final stage』第4話の終盤など)事もあり、一概に良い悪いとは言えないのも現状である。
原作者に気に入られれば、そういった描写が原作に逆輸入される場合も存在し、『ドラゴンボールZ』における主人公の亡父バーダック、『食戟のソーマ』における一部エピソード等の事例もある。
また、TVアニメの劇場版は多くがオリジナル展開であることが多いが、中には原作者書き下ろしのストーリー(上述のNARUTOやSAO劇場版のオーディナル・スケールなど)も存在する。
アニメオリジナルといえるかどうかはわからないが設定に変更のある部分も存在する(『2004年版鋼の錬金術師』のキング・ブラッドレイは原作及び2009年版ではラース、2004年ではプライドとして扱われ、『頭文字D』の藤原文太のインプレッサは原作ではクールグレーメタリックなのに対しアニメではソニックブルーマイカに、さらに星野好造のスカイラインGT-Rも原作ではグレードはV-SpecIIでカラーもベイサイドブルーだったがアニメではグレードは生産終了記念モデルであるV-spec II nurでカラーもそのグレード限定のミレニアムジェイドメタリックに変えられるなど)。