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されど罪人は竜と踊る

されどつみびとはりゅうとおどる

暗黒ライトノベル
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浅井ラボのライトノベルシリーズ。通称『され竜』 
イラストの担当は宮城(され竜DD13巻まで)、ざいん(され竜DD14巻以降)。
『咒式』(じゅしき)と呼ばれる技術が発展した世界を舞台とするファンタジー作品。
テンポよく交わされる罵詈雑言とダークなストーリーが特徴。
そのあまりの展開の暗さに日本最初の暗黒ライトノベルともいわれている。

第7回スニーカー大賞・奨励賞受賞作品。応募時のタイトルは「されど咎人(とがびと)は竜と踊る」
当初は2003年から2006年にかけて角川スニーカー文庫から出版されていたが、その後2008年から、小学館ガガガ文庫に移籍した。(後述)
スニーカー文庫版と区別するため、こちらの略称は『され竜DD』。

エログロ鬱展開満載であるため、長年ファン達からは映像化不可能と言われていたが、2016年8月にアニメ化企画が進行中である旨発表された。
2017年2月に、2017年秋より放送開始となることが明らかとなった。

放送局はTBSBS-TBS。過去にTBSベルセルク(リメイク版)を放送した前歴を持つが、果たして無事に放送できるのか……続報が待たれる。

2017年4月にアニメ化に先駆け、ガガガ文庫『されど罪人は竜と踊る』のコミカライズが開始。タイトルを『されど罪人は竜と踊る 輪舞(りんぶ)』として、無料WEB漫画サイト「サンデーうぇぶり」にて隔週土曜更新中。

ストーリー

『咒式(じゅしき)。それは、作用量子定数hを操作し、局所的に物理法則を変異させ、
 TNT爆薬や毒ガスを生み、プラズマや核融合など途方もない物理現象を巻き起こす方程式。
 咒式を使う攻性咒式士である二人
 不運を機転で乗り切ろうとするガユスと、美貌だが残酷な剣士であるギギナ。
 <異貌のものども> や賞金首を追う彼らは、
 エリダナの街に交錯する <竜> との戦いや大国の陰謀に巻きこまれる――

ガユス「――以上、ガガガ文庫 公式サイトより』っと。
     ところでギギナ、その手に持ってる俺の見覚えが原子ひとつ程もないモノは何なんだ?」
ギギナ「あぁ、いい買い物だった。
     今なら機嫌がいいから試し切りのついでに貴様の首の切除手術を手伝ってやってもいい」
ガユス「俺は自殺の死因にわざわざ他殺を選ぶような趣味はなぃ…
     ……っていうかこんな高いもん買えるか! 今すぐ返してこい!!」

 竜? 国の陰謀? そんなこと知ったこっちゃない。
 なぜなら俺は相棒を脳内で抹殺、滅却する作業で忙しい。
 これはそんな大層な物語なんかじゃない。
くそったれた世界で起こるくそったれた人生のくそったれた日常の話だ。

用語

咒式(じゅしき)

作用量子定数hを操作し、局所的に物(ry ……要するに様々な物理現象を魔法のようにやってのける科学技術。
化学練成系、生体強化系、電磁光学系などの系統に分類されており、難度によって七つの「階位」がある。
生活のほぼ全てに関わる重要な技術であるが、咒式を扱うには物理学などの知識と生来の才能「咒力」とが必要。

余談だが、一般的に科学技術は普遍の原理、誰でも能力に関係なく再現できる事象を応用するので、
生来の才能が要るという意味では普通のSF的技術に比べると魔法的な要素も強いと言える。

咒式士(じゅしきし)

咒式を操り、それを生業とする人のことをいい、作品世界の人々は半数が何らかの咒式士であるとされる。
特に戦闘を担当する者を「攻性咒式士」と呼び、本作の登場人物はそのほとんどが攻性咒式士。
また咒式士には「階梯」という一から十三までの階級がある。九階梯以上を単に高位咒式士とも呼ぶ。
十三階梯を俗に"到達者"と呼ぶ。ただし認定しているのが十三階梯までであるだけで、
おそらく十三階梯と思われるも桁違いの実力を見せる咒式士も存在する。

魔杖剣(まじょうけん)

咒式士が使用する中で最もポピュラーな武器。銃と剣を合わせたような形状をしている。
咒式用演算装置である「法珠」を機関部にもち、「咒弾」(じゅだん)を装填し、引き金を引くことで咒式を発動する。
また剣以外にも刀、槍、短剣、弓のほか、法珠の回路と「咒式」の組成式を描いた「咒符」など様々な咒式具がある。

異貌のものども(いぼう-)

人間以外の人間に仇なす者の総称。竜、禍つ式、古き巨人などがこれに当たる。
身に宿した咒式は道具なしに発動でき、基本的に人より強い身体と咒力をもつ。
悲しいかな主人公が人間ゆえ、その強さの割にやられ役が多い。

高い知性と誇り高い魂をもつ種族。人語を解する高位竜とそれに使役される獣の2種類に大きく分けられる。
作中に登場するのは主に前者。恒常的に超再生咒式を発動させるなど、強力な能力をもっている。
千年を生きた竜は長命竜(アルター)と呼ばれ、人の姿に化身することもできるが、その高潔さから使うことは少ない。

禍つ式(まがつしき)

太古から悪魔や邪神と呼ばれてきたものの総称。その正体は膨大な情報量を持った高次元生命体。
三次元世界に干渉する際は特定の生物や物体を媒体として身体を形成し、顕現する。
また上位の禍つ式は形式番号をもち「大禍つ式」(アイオーン)と呼ばれる。

主な罪人(主要人物)

本作の主人公。化学錬成系の攻性咒式士。物語は主に彼の視点で語られる。
ヘタレ赤毛眼鏡。お約束だが本体は眼鏡…とみせかけてそれ以外の部分、眼鏡置きの方だ。
性格は化学錬成系にありがちな理屈詰めなひねくれ者で悲観的。
相棒のギギナ曰く「性格が大絶滅している」

本作の主人公。生体強化系の攻性咒式士。ドラッケン族と人間のハーフ。
右の額から頬にかけて刺青をしている超美青年。剣術の達人だが、戦闘狂でかなりの浪費家。
また名前を付けて愛でるほどの家具マニア。
ガユスによると己以外の人間が交流不可能なほど性格が捻じ曲がっているとのことで、曰く「性根が原子崩壊している」

製薬会社に勤めるOLさん。ガユスの恋人で愛称は「ジヴ」。
尖った耳をもつアルリアン人と人間のハーフ。白金色の髪の色白美女。
咒式は使えないがガユスに護身格闘術を習っている。基本的に正義感が強く、お人好しで騙されやすい普通の女性。
ただし悪ふざけが過ぎると何かのスイッチが入り、ものすごく黒く邪悪な一面が現れる。

ツェベルン龍皇国枢機卿長の他、肩書を多数もつ国家最重要人物。
ガユス、ギギナとは護衛を依頼した際に知り合う。落ち着いた物腰とは裏腹に、国のため巡らせる策謀は計り知れない。強力な咒式士集団「十二翼将」を従える。

移籍について

2006年、原稿紛失や担当者失踪などのトラブルに見舞われ角川書店との契約を解除。
翌年、ザ・スニーカー数号に原稿などが無断掲載されたことも加わり法的闘争に発展、その後2009年に和解。
小学館ガガガ文庫に移籍後、シリーズを大幅に加筆修正して、再販売という形で2008年から刊行を再開した。実質的なリメイクだが、これは原稿の返却が遅れたため文庫本から書き起こしたことも影響していると思われる。

各文庫間の違い

角川スニーカー文庫版と区別するためか、ガガガ文庫版では表紙の題字のそばに『Dances with tha Dragons』と表記されている。このためガガガ文庫版を示す略称も『され竜DD』とされる。なお背表紙のタイトルには『Dances with ~』は書かれていない。
因みに、「されど罪人たちは竜と踊る」に改題しようとしたら、パチモン臭いからという理由で却下されたとかされなかったとか。

ガガガ文庫版の3・4巻は新作長編で、角川スニーカー文庫版のⅡ巻(2巻相当)とⅣ巻(7巻相当)の間の話になる。この影響でガガガ文庫版は7巻以降、角川スニーカー文庫版と比べ時系列が一カ月ほど遅れている。

関連タグ

ライトノベル 角川スニーカー文庫 ガガガ文庫

キャラタグ

ガユス・レヴィナ・ソレル
ギギナ
アナピヤ
パンハイマ ペトレリカ
アンヘリオ

略称

され竜
通称でもある「され竜」もタグとして利用されているおり、2016年11月現在正式名称よりイラスト数はわずかに勝っている。
また、ガガガ文庫版の略称である「され竜DD」はpixiv内のタグとしては見受けられない。これは、投稿されているイラストに両文庫共通の人物が多いことや、イラスト総数がさほど多くないためと考えられる。

外部リンク

小学館による特設サイト
されど罪人は竜と踊る::小学館::ガガガ文庫
アニメ 公式ホームページ|TBSテレビ
アニメ公式Twitter
漫画「されど罪人は竜と踊る 輪舞」 | サンデーうぇぶり
ASAI-Laboratory別館 ラボペディア

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