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使徒編におけるメインの敵役(悪役)


〈金剛石の殺人者〉とも呼ばれ、今までに二千人以上を殺害している殺人者。魔杖剣なしで咒式を発動できる特異体質であり、7冊のエミレオの書を所持する超級の咒式士。殺人作法や再配分という独自の哲学を持っており、それを厳守して殺人などを犯していた。生まれつき(その金剛石という異名通り)何事にも左右されず、他人を背景としか思えず、なにも感じない、という異常な精神を持っている。


祝祭と称してエリダナへやって来て、数々の殺人劇を起こして災厄をもたらし、ガユスギギナパンハイマらと対峙する。当初はザッハドの使徒の中でも最悪の一人とされていたが、本人曰く「ザッハドに対して敬意も持たないし、使徒ではない」との事。使徒と認められるにはエミレオの書を所持してる事が条件の一つであるが、彼はエミュレリオの遠い子孫であり、家にもともと伝わっていた書を所持しているだけにすぎなかった。それでも血の祝祭において、使徒として最も多くの殺人を犯した最悪の殺人者であった。

だがペトレリカという存在と出会うことで、次第にアンヘリオの内面に変化が起こった。憤怒で周りが見えなくなったり、優しい微笑みを浮かべたりと。彼自身も自分の内面分析に苦心するほどに、感情を吐露するようになっていった。最終的にはペトレリカを失っても何も感じないという自分に絶望して精神崩壊して死亡する。



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