概要
2000年(平成12年)6月30日設立。任天堂の100%子会社(セカンドパーティー)としての位置付けとなる。
社名は善良なお手伝い妖精「ブラウニー」に由来する。
スクウェア経営陣が打ち出した2Dゲームの開発縮小方針・通称「FFシフト」と呼ばれる決定に反発した『聖剣伝説』シリーズ開発チームが、2Dゲームを主力とする携帯ゲーム機・ゲームボーイアドバンスの発売を控えていた任天堂の出資を仰いで設立した会社。実はこれによって、当時のスクウェアの2Dゲーム開発における主力スタッフのほぼ全員が退社するという一大事になっていた。
設立後最初の作品となったゲームボーイアドバンス用ソフト『マジカルバケーション』は人気を博しており、pixiv内でも版権企画が二度開催されている。
同作中の台詞で「ヒゲのオキテ」というものが語られるなど、当初スクウェアへの反感は根深かったようだが、任天堂とスクウェアの和解に伴いブラウニーブラウンと旧スクウェアの関係も良化したらしく、後にスクウェア・エニックスと共同で『新約聖剣伝説』を製作。再び聖剣伝説シリーズに携われるようになった。
・・・なのだが、今の所同社が開発した聖剣伝説シリーズはシリーズファンからの評価があまり高くなく、親会社の任天堂と共同開発したマリオシリーズの方が人気なのが現状である。
2013年2月1日に、社名を「1-UPスタジオ(ワンアップスタジオ)」に改名した。
開発作品(括弧内は発売元社名)
- マジカルバケーション(任天堂)
- 新約 聖剣伝説(スクウェア・エニックス)
- MOTHER3(任天堂):任天堂、東京糸井重里事務所、HAL研究所との共同開発。
- マジカルバケーション 5つの星がならぶとき(任天堂)
- 聖剣伝説 HEROES of MANA(スクウェア・エニックス)
- ブルードラゴン プラス(AQインタラクティブ):ミストウォーカー、フィールプラスとの共同開発。
- レイトン教授と魔神の笛(レベルファイブ)内のおまけゲーム「レイトン教授のロンドンライフ」を開発。
- スーパーマリオ3Dランド(任天堂):任天堂との共同開発。
- ファンタジーライフ(レベルファイブ):ハ・ン・ドとの共同開発。
以下は1-UPスタジオへの改名後の作品
- スーパーマリオ3Dワールド(任天堂):任天堂との共同開発。
- 進め!キノピオ隊長(任天堂):任天堂との共同開発。
- ゼルダの伝説 トライフォース3銃士(任天堂):任天堂、グレッゾとの共同開発。