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プロフィール
概要
キムラスカ王国の王女。ルーク・フォン・ファブレの従姉にして婚約者であり、彼やガイ・セシルとは幼馴染の関係である。
超振動によりマルクトへ飛ばされ帰還したルークの弱みを突き、彼らの旅にやや強引な形で同行する。加入のタイミングは6人の中では最も遅い。
ナタリアは幼い頃のプロポーズからルークの事を婚約者として意識しており、ルークがいつか自分の事を思い出してくれることを願っていた。しかし記憶を失ったルークは、ナタリアのことは嫌いではないものの彼女が常に過去の自分と重ねて見ているため苦手意識を抱いており、あくまでも口煩い幼馴染という感情しか抱いていなかった。
王族としての責任感が強く、公共事業なども手掛けており国民にも慕われている。また気品がありながら凛とした佇まいで、物怖じせず責任ある人間として言いたいことは迷わず言うタイプ。国民を思う気持ちは強く、自らの身を投げ打って自国の人々を守ろうとする慈愛の心を持っているが、ルークほどでないにしても世間知らずな所があり、稀に他メンバーと小競り合いが起こることも。
またかなりの天然であり、ジェイドやアニスの冗談交じりの嘘も鵜呑みにしてしまう。
誰に対しても「~ですわ」というお嬢様な口調で話す。金髪に琥珀色(アニメでは青)の瞳を持ち、ティアやアニスが第一印象で「綺麗な人」と思った程の美人だが、髪の色も瞳の色も両親と違う外見から妾の子ではないかと周囲から噂されてきた為、ナタリア本人は自分の外見に関してある種のコンプレックスを抱いている。
そのため幼い頃から王女としての自覚が高かった。ちなみに父親である国王はルークやアッシュと同じく赤い髪に緑の瞳(キムラスカ王族特有の外見)で、母親の王妃は黒髪だったという。
後にアッシュに強い思いを寄せるようになるが、元より彼とは相思相愛の関係である。
半ば強引にパーティに加入したためにティアやアニスとは険悪な関係であったが、苦楽を共にするうちに仲間として信頼を育むようになり、ティアとルークの恋路を応援している。
料理が壊滅的に下手で、前衛的と言われたルークを上回る程(ルークとナタリアの差は調理器具を使うか使わないか)。そのため旅の中でパーティメンバーであるティアに教えてもらっている。料理をさせ続けさせていれば腕は上がっていくが、それまでの経過は散々である(ルーク曰く「胃の中が魔界になる」)。
アニメ版では初登場が前倒しにされており、第1話から登場している。
戦闘
武器は弓で、ランバルディア流弓術の免許皆伝の腕前を持つ。
また、第七音素の素養を持つ治癒師でもある。
同じ回復術でもティアが範囲系を多く覚えるのに対し、ナタリアは単体を対象とする術が多く、また味方の能力を底上げする譜術を習得する。戦闘では弓での遠距離攻撃に加えて、譜術による後方での味方の回復と支援が主な役割という完全な後方支援型。
ただし「キャバルリィ」(一定時間のけぞらなくなる)を習得する上、近距離で多段ヒットする特技を多く習得するため、実際には前線に出て行った方が強いキャラとなっている。しかし予備動作の長さから、「詠唱キャンセル」と呼ばれるテクニックを用いなければナタリア一人でコンボを繋げることは不可能となっている。
「リヴァイブ」のFOF変化術である「エンジェルブレス」はバランスブレイカー級の性能を誇る。
秘奥義はPS2版では1つしか習得しなかったが、北米版では正式に第二秘奥義が搭載され、後の3DS版でも習得が可能になった。
その他の登場作品
『テイルズオブグレイセス』においてシェリア用DLCコスチューム、『テイルズオブイノセンスR』でもアンジュの追加コスチューム、『テイルズオブベルセリア』ではエレノアの追加コスチュームとしてナタリアのデフォルトコスチュームが配信されている。
外伝作品
初出演作品。メインストーリーでのミッションはアッシュと共に行動。
テルン側のキャラとして登場。
イベント「闘技場復興大作戦 テイルズオブステージ開幕!?」でアッシュと共に参戦。
魔鏡技は「ブライトネス・シャワー」「ストーム・フォートレス」。
関連イラスト
関連タグ
ルーク・フォン・ファブレ ティア・グランツ ジェイド・カーティス アニス・タトリン ガイ・セシル 鮮血のアッシュ 黒獅子ラルゴ
CPタグ
これより以下にネタバレ記述あり
実は本物の「ナタリア」は死産だった。現在のナタリアは赤ん坊の頃に死産した本物のナタリアとすり替えられた娘であり、本名はメリル・オークランド。国王夫妻と髪の色も瞳の色も異なっていたのは、二人の本当の娘ではなかった為。
実の母親は王室の使用人であったシルヴィアで、実の父親は砂漠の傭兵だったバダック(現在の六神将黒獅子ラルゴ)。ナタリアの容姿は実母のシルヴィア似で、お城育ちとは思えない程の優れた身体能力は実父のバダック似と、両親の良いところをそれぞれ受け継いでいる。
母シルヴィアは身体が弱かったが、預言で夫との間に必ず子どもを作らなければならないと言われており、故に夫婦共に娘の誕生をとても喜んでいた。しかし預言にメリルが王女になる未来が詠まれていた為、赤ん坊の頃に王妃に仕えていた実の祖母に死産した本物のナタリアとすり替えられた。シルヴィアは錯乱して自殺し、バダックは妻も娘も失ったショックから世捨て人になり、後にヴァンと出会い預言に妻と娘の未来が詠まれていたという事実を知り、預言に支配された世界に復讐するために六神将ラルゴとして活動を始め、実の娘と対立することになる。
すり替えの事実は加担した一部の人間と実父のバダックしか知らないため、当然本人も国王も王妃もナタリアが実の娘ではないという事実を知らなかった。
ラルゴは実の娘に対して複雑な想いを抱いているが、自分の娘はキムラスカ王室に奪われた時点でもういないのだと割り切っており、彼が消滅を望む世界には娘のナタリアも含まれている。ナタリアも後にラルゴが実の父親であると知るも、もう自分たちの道は袂を分かってしまったのだと悟り、国や世界を守るために実父と戦い、最終的には自らトドメを刺した。