概要
以下にネタバレあり
従姉弟同士(実際は血の繋がりはなかったが)でもある彼らは、ルーク(アッシュ)が生まれた時から許嫁として婚約していた。
親同士が決めた婚約ではあったが、本人たちは昔から相思相愛の仲であった。アッシュが「ルーク・フォン・ファブレ」だった頃、「将来は結婚してキムラスカに住む国民を一緒に守っていこう」と互いに約束した。
本物のルークが誘拐され、生まれたばかりのレプリカルークが戻って来た時、ナタリアはレプリカとは知らずにルークが自分との約束を思い出して欲しいと必死であった。
後に自分と約束を交わした「ルーク」がアッシュだとわかったため、ナタリアはアッシュのことを一途に想うようになり、ルークのことはもうひとりの幼馴染であり仲間として気持ちに整理をつけた。旅の中でも孤高の道を歩むアッシュのことをナタリアは常に心配している。
アッシュはレプリカルークに居場所を取られた事から、「ルーク」としての名前を捨て「アッシュ」としてヴァンのもとで生きていた。預言を憎むヴァンの思想に共感しヴァンのことも内心では慕っていたが、ナタリアへの想いとキムラスカ王族として国を想う気持ちは抱き続けており、人類全員をレプリカにする「レプリカ計画」には賛同できず、六神将から離反した。アッシュにとってナタリアとの約束は生きる意味にして支えでもあった。アッシュが雇っている漆黒の翼のメンバーによると、彼の話の6割はナタリアのことで占められているらしい(3割はルークへの愚痴で、残りはヴァン)。
自他に対して厳格なアッシュだが、ナタリアの前では表情が緩み、声色も普段の高圧的なものから優しさのあるものに変わり、上記のとおり彼にとってナタリアは自身が燃えカスになったしても、守り続けたかった存在なのがよく分かる。
互いに両想いであるため、外伝ではバカップルぷりを遺憾なく発揮しているが、ジアビス本編ではある理由から結果として二人の仲は悲恋に終わってしまう。