概要
CV:河原木志穂(アニメ・PS2)、柚木かなめ(PC)
榊野学園1年3組で伊藤誠のクラスメートである。
名前の由来は言葉のモデルである桂太郎と共に「桂園時代」を作った第12・14代総理大臣西園寺公望から。
母の踊子とアパートで2人暮らし。踊子は実はオーバーフローの過去作『Summerラディッシュバケーション!!』のヒロイン伊能踊子である。後述の通り世界の実父と結婚しているわけではないので姓が変わった経緯は不明。
サマーデイズでは親友の清浦刹那が腹違いの妹でもあることが判明している。
父はオーバーフローの過去作品・サマーラデッシュバケーション主人公の間瞬(誠の腹違いの兄でもある)。そのため、近親相姦を知らず知らずのうちに作品において行っている。
原作の1話で誠が言っているように「黙っていればかわいい」タイプ。性格は桂言葉とは反対の明るく活発で、外見がよく似ている事から、一見あずまんが大王の滝野智のような印象を受ける。しかしその内面はむしろ正反対であり、ここぞという場面で馬鹿力を発揮するなど打たれ強い智とは対照的に、追い詰められると自分の部屋に引きこもるなど精神的に非常に脆い。
と、まあここまでは普通のヒロインであるのだが、スクールデイズにおいてもサマーデイズにおいても略奪愛基本のためスクイズファンからはかなりの嫌われ者ヒロイン。基本的にスクールデイズでは誠と言葉が世界のバックアップによって交際することから物語がスタートし、サマーデイズでは誠が刹那と破局しどん底に叩き落されているところに付け込んで自分のものにしようとするのでほぼ略奪愛は避けられない。
さらにスクールデイズの登場人物の中でも特に身勝手で自己中心的な一面があり、あげていったら限がない程の悪行を子供時代から重ね、漫画版など作品によってはかなりまともだったり、トゥルーエンドでは改心する誠に比べ、どの作品でも自分本位かつ最後まで反省しないなどの短所が変わりなく描写されていた為(最新作のクロスデイズでもその性格の悪さは健在)、アニメ放送前では誠以上に嫌われていた。アニメ放映後に行われた人気投票では3位であったが、同時に行われた不人気投票では誠とぶっちぎりのワンツーフィニッシュを記録している(上位3位で約70%の票が集中し、1位誠、2位世界で約60%を確保している)。
また、トラブルメーカーらしく、ついかっとなったり、無意識のうちの行動やヘマでトラブルを多々起こし、最低でも物を壊したり(サマーデイズにおいて、たびたびバイト先のラディッシュで皿を割っていると、バイト先の先輩たちに言われている。またアニメ最終話でも言葉とよりを戻した誠が家に戻らず、電話口で世界に妊娠したことを怒鳴った際、料理をぶちまけて帰っている)、最悪の場合人が死ぬこと(アニメにおいて誠を包丁で滅多刺しにして殺害する等)もある。
スクールデイズではハッピーエンドが言葉より多かったのに、サマーデイズにおいてはパッケージには乗らなかった上にサブヒロインに降格(世界の母は個別エンドがあるものの、世界は個別エンドは無く、母との親子丼エンドのみである)し、クロスデイズにおいてはヒロインであったことさえ公式ホームページに記述されていなかったり(言葉はしっかり記述されている)するなど、公式でさえ扱いが酷くなり、更にSchool DaysHQの追加ED「轢殺」での悪めいた微笑みから再び悪名を高めてしまい、SHINY DAYSでも個別EDは入らず、完全にヒロインの立場が形骸化した。
なお、原作ではルートによって、虐めの黒幕だった事が誠にばれ、面と向かって絶交宣言されてしまうと言う、彼女にとっては殺されるより悲惨な結末を迎える。(勘違いしている人が多いが、このルートでは実際は彼女が指示していじめをさせていたわけではない{公式ガイドブック参照}。ただ知らなかったというのは彼女の嘘であろう。)
ちなみに原作シナリオ等担当のメイザーズぬまきち氏によれば彼女のTRUEENDは「素直な気持ちで」らしい。ただ、先述の通り出自などを考えると、他の女子と共に自分から誠を振る結末が、ある意味BESTENDかも知れない。
今作のヤンデレとしては桂言葉が有名だが、各媒体のBADENDでの殺人数は世界が一番多い。
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呉島光実/仮面ライダー龍玄……仮面ライダー鎧武の登場人物だが、『愛する人への愛情に曇って嘘と裏切りを繰り返す』『賢く上っ面だけを取り繕う立ち回り方をする』『最終的に自らの手で愛する人を含むすべてを失う』という点で共通する。
当初の予定では彼もTV版の世界同様死亡する予定だった。