概要
解体のドッペル
その姿は、竈獅子。
この感情の主がもつ冷静さとは裏腹に、このドッペルは底知れぬ怒りに燃えて全てを噛み砕き寸断する獅子の姿を持ち、一切の不当を許さず全ての不合理を解体する。
その性格は苛烈そのもので、特に神浜在住というだけで即解体対象となってしまうため、発現時は味方を巻き込まないよう注意が必要となる。
このドッペルを使い続ければ、些細な不平等も許せなくなってゆくだろう。
主はこのちからを持て余しているが、獅子に半分同感している。
(『マギアレコード』内アーカイブ「ドッペル一覧」より)
プロフィール
外見
十七夜の頭に覆い被さるようにして剣を持った獅子の頭が現れる。
形態としてはみふゆやみたまのドッペルとやや似ているが、十七夜の場合隠れているのは頭のみである。
特徴
ゲーム上の性能
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | ランダム5回ダメージ[Ⅷ] 確率で回避無効(全/1T) 確率でダメージカット(自/1T) |
★5に覚醒した後、固有技「ドッペル」として使用可能となる。
その他
Catacombeとはカタコームとも呼ばれる地下墓所。イタリアやフランスでよくみかける。同名の映画もある(外部リンク)
少し分かりづらいが、獅子の頭の下部にいくつか髑髏がついている。
姿の「竃獅子」は宮沢賢治の童話「猫の事務所」に登場する獅子を指していると思われる。
獅子は作中で主人公の竃猫がいじめに遭っている事を受けて事務所の解散を命じるが、これが大東区で誹謗中傷に遭っていたみたまを助け、周囲の人間を叱りつけた十七夜と一致する。
また環いろはや七海やちよ、梓みふゆといった主要人物のドッペルのモチーフが宮沢賢治の作品から取られている(現段階では推測の域だが)事からも可能性は高い。
ちなみに童話の最後は「ぼくは半分獅子に同感です。」と締められている。
見た目に関して言えば、前述の宮沢賢治との関係もあり、獅子舞ではなく鹿踊(ししおどり・しかおどり。東北の一部で行われる)で用いる頭ではないかと思われる。