概要
劇場版シリーズ第21作。
前作『キミにきめた!』同様、他のTVシリーズや劇場版とは一切繋がっていない、独立したオリジナルストーリーが展開される。
タイトルにポケモンの名が入っていないのも前作と同様だが、本作では第2作のキーキャラクターだったルギアが再びメインに起用される。またもう1匹のメインポケモンとして新規幻であるゼラオラが登場。
制作体制に変更があり、監督は前作まで一貫して務めた湯山邦彦氏からXYの監督矢嶋哲生氏に交代、キャラクターデザインには金子志津江氏を起用、アニメーション制作はシリーズお馴染みのOLMに加えて『進撃の巨人』等を手掛けたWITSTUDIOが参加する等の変更点がある。よって、サトシのデザインも変更され、本作では『BW』の様な少女チックな容姿になっている。
平成に公開されたポケモン映画では最後の作品でもあり、初めて土曜日ではなく平日に公開された映画でもある。
あらすじ
人々が風と共に暮らす街・フウラシティでは、1年に1度だけ開催される「風祭り」が行われていた。祭りの最終日には、伝説のポケモン「ルギア」が現れて、恵みの風をもたらすという古くから言い伝えが残る中、街に集まる人々はそれぞれの想いを抱きながら、祭りに参加していた…。
ポケモンの初心者女子高生「リサ」
嘘がやめられなくなってしまったホラ吹き男「カガチ」
自分に自信が持てない弱気な研究家「トリト」
ポケモンを毛嫌いする変わり者のおばあさん「ヒスイ」
森の中で一人佇む謎の少女「ラルゴ」
サトシとピカチュウが彼らと出会い、みんなの物語が動き出す。
ゲストキャラクター
オシャレとメイクが大好きな女子高生で、弟の頼みでフウラシティへやってきた。
あまりポケモンと関わった事がなかったが、初めてのパートナーと困難を乗り越えていく事に。
妹や姪っ子とフウラシティへ観光に来た男性。
心根は優しいが、ある理由から見栄っ張りな嘘つきになってしまっている。
あるチームに所属する研究者で、ポケモンのもつ技や特性の技術転用を行っている。
気の弱い対人恐怖症で、そんな自らに自己嫌悪を抱いている。
何故かポケモンを寄せ付けようとしない、偏屈な態度のおばあさん。
フウラシティに昔から住んでおり、訳ありな過去を持っている模様。
オリバー市長の娘。よく山でポケモンと遊んでいる優しい性格のお嬢様。
古くから土地に伝わる存在と何か関わりを持っているらしい。
- リク(CV:中川翔子)
足を怪我して入院しているリサの弟。
メカの技術に長けた、腹黒いお調子者。
- オリバー市長(CV:山寺宏一)
ラルゴの父であり、フウラシティの市長。
厳格だが責任感の強い善人。