概要
埼玉県三郷市新三郷ららシティ(旧住所:半田)にあるJR武蔵野線の駅。1985年開業。
元々広大な武蔵野操車場の一部を改造して開業後間もなくして操車場が廃線となった経緯から、上り下り線両隣に別々に駅舎を設置し改札外を300m以上にも及ぶトラス橋で上り下り駅舎を強引に繋いだ設計だった。このため1994年には「世界一上下線が離れている駅」でギネスブックにも乗っている。
1999年に大規模な改修工事が行われ、上り線を下り線側に寄せる事で一般的な構造の駅となり、駅舎も上り下り共通の橋上駅舎に建て替えられた。
この駅とは逆に、線路移動後に駅が造築されたのが吉川美南駅である。
駅周辺の施設
駅西口側は土地所有権などの問題をめぐり長らく滞っていたものの操車場跡地を利用し大規模な再開発が行われ、「ららぽーと新三郷」とは駅からペデストリアンデッキで直結している。かつての駅の象徴だったトラス橋は切断されて1/4以下になりそこからスロープに生まれ変わった。
一方東口側は駅舎以外開業当初とさほど変わりはなく駐車場や民家、畑などが広がっている。
ただし近年はつくばエクスプレス開業により利用者が急増中の三郷中央駅というライバルもおり激戦が続いている。
なお道路線上にある三駅先の越谷レイクタウン駅にある国内最大規模のショッピングモールレイクタウンもライバルと言えそうだが、あちらはイオングループが経営しているため、イトーヨーカドーがメインのららぽーとや大規模な立地を必要とするIKEAやコストコとレイクタウンでは設置できない商業施設を置く事で棲み分けは出来ている。
なお、全国的にもIKEAとコストコが両方揃っている(加えて駅からも近い)場所はここぐらいである。
駅構造
相対式2面2線の地上駅。