スペック
BZ-001 BIO MEGARAPTOR
全長 | 25.8m |
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全高 | 10.8m |
重量 | 75t |
最高速度 | 330㎞/h |
武装
- バイオゾイドコア
- ヘルアーマー
- ヘルファイアー
- ヒートキラーバイト
- テイルカッター
- ヒートスパイク×2
- ヒートハッキングクロー×2
- バーニングジェット×2
概要
ディガルド武国がソラシティから提供された技術によって生み出されたという設定の
メガラプトル型のバイオゾイドで、アニメ・玩具共に最初のバイオゾイドである。※1
バイオゾイドは通常の恐竜型ゾイドよりも軽量だが、バイオメガラプトルはバイオゾイドの中でも陸上における運動性と機動性がずば抜けて高く、搭乗するゾイド乗りの技量次第 (例えばザイリン) では、至近距離で軽々とムラサメライガーのブレードを回避したり、崖を駆け上がったりという、芸達者とも言える性能を発揮している。アーマーも、ムラサメライガーの刀を素手で受け止めるほどのものである。
また、口内のヘルファイアーやヒートキラーバイトは、バイオラプター程度のヘルアーマーならば、前者なら強引に蒸発させ、後者なら簡単に食い千切ってしまうほどの威力を持つ。
両脚に搭載されたバーニングジェットを使用する事によって、大型ゾイド(例 エレファンダー)よりも高い要塞の壁を軽々と飛び越える事ができる。
指の付け根付近からセンサーも発射できる。
劇中での活躍
バイオゾイド四天王の一人であるザイリンの愛機として初登場。
その性能は複数のエレファンダーが一瞬で全滅される物であり、序盤の主人公達の強敵として活躍した。中盤以降はその性能の高さを買われ、ザイリンによって得られた戦闘データを元に、発展型のバイオヴォルケーノとボディカラーが異なる量産型が製作された。※2
量産型の方は適合率が高められたのか機械兵だけでなく通常の人間も搭乗でき、時には各部隊の部隊長が搭乗する量産型が見られる。
さらに終盤では、機械兵の真実が明かされてから離反したディガルド軍の中に量産型バイオメガラプトルを操縦できるゾイド乗りがおり、討伐軍と共にジーンの軍勢と戦う光景が見られる※3。
ディガルド軍の主力であり領土拡大の要因となったバイオラプター、発展型で最強ゾイドの一つと言われるバイオヴォルケーノ、ある意味バイオティラノ以上の脅威とも取れるバイオラプターグイは、元を正せばこのゾイドが元であり、それらを踏まえれば物語に大きく関わる重要なゾイドと言える。
※1 アニメでは最初に登場したのはバイオラプターだが、バイオラプターが生み出された経緯を考えればバイオメガラプトルが最初になる。
※2 バイオラプターの経緯を考えればバイオメガラプトルが最初だが、ザイリンがディガルド軍入りするまでは使用された事はないと思われる(回想における彼の故郷の襲撃においても登場していない)。適合者であるザイリンが搭乗する事によってやっと戦場に出されたと推測される。
※3 量産型があるバイオゾイドの中で、グイは出撃時に多くの人手と大掛かりな整備が必要な為、小規模の基地には配備されていなかった。バイオトリケラとバイオケントロは、大量生産中に離反が起こった為各部隊に導入されず、バイオラプターは討伐軍に加わった機体もあるが明確に戦闘に参加しているシーンはない。
理論上、バイオゾイドの中では適合率が高いが、回想を入れてもザイリンが搭乗する以外は人間が搭乗するシーンがない為、明確にレギュラーキャラ以外の人物が搭乗し且つ主人公サイドと共闘した事があるバイオゾイドはバイオメガラプトルだけである。
余談
玩具のバイオメガラプトルの初期出荷分は、最初のバイオゾイドな為か幾らかの問題点があり、特に保持力の無さとヘルアーマーを再現する際に使用される軟質素材のシンナー臭さは有名である(保持力の無さは簡単な改造によって回復できるが)。
ちなみに、分類はメガラプトルだが頭部はどちらかと言えばヴェロキラプトル似の細顔である。
メガラプトル自体も発見当初はドロマエオサウルス科として復元されていたが、後にアロサウルス科かカルカロドントサウルス科、またはスピノサウルス科などの大形獣脚類として復元され、さらに2014年では顔が細長い原始的なティラノサウルス上科、2016年にはカルカロドントサウルス類のメガラプトル科に入れられた。
なお、『ゾイドジェネレイションズ』にはバイオドロマエオサウルスも登場する。