CV:川津泰彦
人物
何らかの理由で冷凍刑にさせられていた人物で、アグリッパの肝煎りで解凍されディアナカウンターに送り込まれた。
ディアナ・ソレルに対する忠義は並々ならぬものがあるが、暴力的で何をやらかすか分からない危険人物として扱われていた。実際、本編でも初登場時ではノックスの街全体を破壊している。
『ガンダム』に対して異常なまでの敵意と執着心を持っており、作品内で初めて『ガンダム』という用語を用いて∀を呼んだのも彼である。
最初の搭乗機・イーゲルを失った後は僧侶のような姿で流離い、以前とはうって変わった純朴な人柄を見せていた。しかし、村の祭りで∀のはりぼてを見て「ガンダムに襲われる」と騒動を起こす。ターンAに生身で攻撃するわギャロップを強奪するわで再びノックスの悲劇を巻き起こしそうになったが、ハリー・オードの機転ではりぼての∀を破壊させ満足させることで事態は収束した。
終盤では∀の月光蝶(不完全体)を目の当たりにし危険を察知し、ギンガナム艦隊討伐のためにディアナ・カウンターの仲間となる。一夜漬けでコレン専用カプルを完成させ最終決戦に赴く。
最後のターンタイプ同士の戦闘でシステムの金縛りから解くためにロケットパンチを放つが、ナノマシンの余波でカプルは爆散し、その命を散らした。
裏設定
本編で語られていない設定として、実は黒歴史時代の生き残りであり、その時の体験のせいでガンダムに対し強い憎しみを持っているというものがある。
当時は金髪の美男子だったという設定と、終盤に搭乗した機体が赤い角付きであったことから、その正体はシャア・アズナブルではないかとも言われている。
また、本編中に、彼の脳裏にガンダムの顔がフラッシュバックするシーンがあるのだが、その時のガンダムの顔がウイングガンダムゼロカスタムであったため、ゼクス・マーキスと関連付ける考察もある。『スーパーロボット大戦α外伝』では、ヒイロ・ユイのウイングガンダムゼロカスタムと交戦すると「ひどい目に遭わされた」と発言する。
実際には、その場面の絵コンテに「何でもいいからガンダムの顔を描く」という指示書きがあり、それを受けたアニメーターが、たまたま手元にあったウイングゼロの資料を基に描いただけであるが、富野由悠季監督はコレン=ゼクス説を気に入っているらしい。