概要
アニメ『ジ・インスペクター』の最終話に登場したロボット。
第一話冒頭で撃破されたかに思われたアインストヴォルフ(ゲシュペンストMK-Ⅲ)が「こちら側」に転移し、「あちら側のキョウスケ・ナンブ(ベーオウルフ)」の力で更なる変異・巨大化を遂げた存在。
銀色に染まった全身、エネルギー弾化したクレイモアやビーム砲と化した5連チェーンガン、アインストヴォルフから受け継がれた胸部の二連ビーム砲が特徴。リボルビング・ブレイカーも巨大化し、杭部分が両刃剣のような形状になっている。また、赤青二機のコピーゲシュペンストMK-Ⅲを生成する能力も持つ。
アインストヴォルフ時に召喚した複製メカ軍団で地球連邦軍の動きを封じ、自らは直接地球への侵攻を図ったが、ヒリュウ改のレフィーナ艦長に「(ソウルゲイン戦でのダメージが回復しておらず)他のアインストのように転移出来ない」という弱点を見抜かれ、システムXNを利用したワープによる待ち伏せを受ける。
コピーゲシュペンストによって龍虎王、ヴァイサーガを振り切る事は出来たものの、まずソウルゲインに肉薄されて胸に玄武金剛弾を叩き込まれる。反撃でソウルゲインを大破させることには成功するが、その隙にアルトアイゼン・リーゼに肉薄され、傷跡へリボルビング・バンカーを撃ち込まれ、胸部に大穴を開けられてしまう。
弾切れになったアルトの左腕を破壊してチェーンガンでトドメを刺そうとするが、ペルゼイン・リヒカイトが身を挺してアルトを庇った為に失敗。直後に再突撃したアルトはノイ・ヴォルフを大気圏へ押し込み、同時に第一話でアインストヴォルフの体内に撃ち込まれた玄武剛弾目掛けてリボルビング・バンカーの杭を打ち込んだ。結果、体内で玄武剛弾が爆発したことで機体は致命的ダメージを受け、ベーオウルフが「バカな!未来が過去に……!」と言い遺すと同時に大爆発した。
「ノイ」とはドイツ語で「新しい」という意味であり、「アルト」とは「古い」という意味である。ベーオウルフの断末魔はアルトアイゼンという「古い」機体に負けたこと、そして過去に受けた傷が原因となって未来を失ったことへのダブルミーニングであると思われる。