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六芒均衡
アークスの中でもとりわけ優れた技量を持ち、生存率が高い者達の事。アークスの象徴。
作戦指揮権や通常のアークスには与えられていない情報へのアクセス権限、そして絶対命令権「絶対令《アビス》」を与えられている。これは命令自体への疑問を抱かせることすらさせずにアークスを従えるという、文字通りの強力な権限である。・・・というか、当人の意思を無視して強制的に従わせるそれは最早「洗脳」に等しく(近いもので言えば、アニメ「ケロロ軍曹」に登場した旧型キルルシステムが近い。)、六芒均衡の三であるカスラもこれに関してはかなり否定的な感情を抱いており、「使いたくない」とまで漏らしている。
絶対令《アビス》は同じ六芒均衡、及びそれに類する者(本編中に先代クラリスクレイスだったとある人物が無意識のうちに数人のアークスにかけられていた絶対令《アビス》を強制解除している)の命令によって打ち消すことができる。また、まれに絶対令《アビス》を「弾く」素養を持った者もいるらしい。
なお、この絶対令《アビス》は無条件ではないらしく、簡単な命令ならともかくそれまでの事柄を根本から覆すような場合などは「その命令を行使する上で相応に説得力、納得力がある理由や説明(その内容の真偽は問わない)」がなければ発動も解除もできないらしい。
アークスのロゴマークは五芒星であるにもかかわらず、アークスの象徴とされるメンバーが六人であるが、これについても作中で合理的な説明はない。
特権を持つアークスのリーダー的存在であり、「アークスの規範となるべき存在」という設定であるにもかかわらず、基本的に選考基準は実力のみ。絶対命令権を与えられている人物が規範を守らなくて良いのだろうか。ある人物に言わせれば「アークスを存続させるためだけの欺瞞」とも評される。
個人として規範的な人格であることは当たり前だから明言されていないのかと思えば、六芒均衡の一レギアスはいいとして、地図も見られないクラリスクレイスや市民感情を配慮せずに戦技大会を開催するヒューイ、気に入らないものはぶっ飛ばすと公言するマリアなど性格に難がある人物がかなりいるため、特に人格的な評価は選考基準にないようだ。これにはストーリー上の理由もあるが、六芒均衡は時としてアークスとしての立場を逸脱して行動することが求められるため、単に優秀なだけのアークスでは勤まらないという側面もある。
一般的にはアークスも努力次第で六芒均衡になれるらしいと知られている。
40年前の戦いでダークファルスを倒したとされている、「レギアス」「カスラ」「クラリスクレイス」が「三英雄」と呼ばれている。
また、この三英雄は襲名制度をとっており、レギアスが初代、カスラが二代目、クラリスクレイスが三代目である。
彼ら三英雄が奇数を割り振られているのに対して、偶数を割り振られた二・四・六の三人は「偶数番《イーブンナンバー》」と呼ばれている。
三英雄と偶数番が協調するわけためではなく、むしろそれらが暴走した場合に対する抑止力(場合によっては実力行使もある)として六芒を『均衡』させるために配置されている。
ゲーム中では基本的にNPCは能力がかなり低く設定されているのだが、 六芒均衡に限ってはNPCであるにも関わらず高い能力を持っているため、
実際の能力はプレイヤーから見ても非常に高いと思われる。
彼らは「創世器」と呼ばれる量産性や耐久性を度外視した代わりに破格の性能を得た専用武装を携行し、また通常の衣装に改造を施した「専用コスチューム」を身にまとっている。
「専用コスチューム」は後にACスクラッチでリリースされている。
あくまでコスチューム変更だけなので六芒均衡のような凄まじい力を得られるわけではないところから、彼らの能力は本人と創世器によるものと思われる。
2015年11月25日のアップデートにて、満を持して彼らの持つ「創世器」の武器迷彩が実装された。武器迷彩とは、プレイヤーが持つ武器の性能はそのままに、グラフィックだけを変更できるシステムである。
この「創世器」の武器迷彩は、称号の取得報酬として手に入る「創者の証」というアイテムをNPCのジグに渡すことで、入手することができる。どれも見た目がいいものばかりなので、「創者の証」を入手した人は是非手に入れてもらいたい。
エピソード4では六芒均衡は解体、メンバーは各部署の司令や重職に就く事となった。
なお、ファンタシースターシリーズの用語ではなく、
元々はシナリオライターの同人作品に登場した用語である。
ナンバー1・レギアス
三英雄の一人である、男性キャスト。 CV:秋元羊介
メインクラス:ハンター
専用武器:世果(よのはて)(ソード(カタナ))→終刀・創世(ツクリヨ)(カタナ)
衣装:レギア・シリーズ(ボディのみロニア・シリーズ)
73歳と登場するNPCの中では刀匠ジグ(61)の右に出る年長組。
ナンバー2・マリア
女性キャスト。 CV:小山茉美
メインクラス:ハンター
専用武器:閻斧ラビュリス(パルチザン)
衣装:ローズマリー・シリーズ
レギアスとは旧知の仲で40年前に勃発した大戦にも関わっていることが伺える。
70歳の「おばあちゃん」であるが年齢を感じさせない働きを見せてくれる。
ナンバー3・カスラ
三英雄カスラの二代目、男性ニューマン。 CV:神谷浩史
メインクラス:テクター/サブクラス:レンジャー
専用武器:燐具(りんぐ)・フローレンベルク(タリス)
衣装:カースドクルーン
ストーリー第八章から登場。好青年のような感じ…な容姿であったが実は30歳とおっさん間近。
その発言からアークスの裏事情に精通しているらしい。
ナンバー4・ゼノ
男性ヒューマン。CV:木村良平
メインクラス:レンジャー/サブクラス:ハンター
専用武器:戒剣ナナキ(ガンスラッシュ)
衣装:クライセイヴァー
ダークファルス【巨躯】との戦いで死にかけたが、時間遡航(分岐ルート)で助けにきたプレイヤーとマリアとサラに助けられる。
助かった後はマリアに鍛え直してもらい(本人曰く何度も死にかけた)、再誕の日のシナリオにて六芒の四として登場した。
ナンバー5・クラリスクレイス
三英雄クラリスクレイスの三代目、女性ヒューマン。 CV:悠木碧
メインクラス:フォース
専用武器:灰錫クラリッサⅡ(ロッド)
衣装:イリシアスタッフ
主に火系テクニックが得意であり、強力な法撃力を備えた人物だが、彼女は特別であり最近まで研究室に缶詰状態だったようである。
口調がやたらえらそうなロリ……だが16歳である(つまり現実では高校1年生。)
名前を調べるのが面倒らしいので二人称は「貴様」。
以前パティエンティアが遠めで目撃していた。
『面白そうなこと』を求めて時々現場に顔を出しては破壊活動にいそしんでいる。
ナンバー6・ヒューイ
男性ヒューマン。 CV:柿原徹也
メインクラス:ハンター/ファイター(ファイター/ハンター)
専用武器:破拳ワルフラーン(ナックル)
衣装:ヒーローズクォーター
芝居がかった口調とわざとらしいオーバーアクションが特徴的。ひたすら暑苦しく、困った人を放って置けない性格で、『困っているフォトン』を感知しては誰であろうとどこであろうと駆けつける。
登場・退場方法が豊富で、ひとつの見せ場になっているとかなんとか。
本人曰く「大声で相手を威嚇するとともに自らを鼓舞する」「スタンボイス」などと言っているが、一般のアークスから苦情が来てしまったため、レギアスに怒られて自重中。
モンスターの咆哮を聞き慣れたアークス相手にこれとは、つくづくとんでもない声量である。
アークスとしてがんばって人助けをしていたらいつの間にか六芒均衡に選ばれていたという。
一方で自信がなくなると極度に声が弱くなる25歳。大丈夫かコイツ…。
世間知らずのクラリスクレイスの教育係であり、彼女からは発言を一定の指標とされているなどそれなりになつかれている様子。
とはいえ本人は「(教育係としての役目に)応えられたかどうかはわからない」と珍しく自信なさげ。
EP2ネタバレ
EP2では彼の意外な側面(むしろ本当の彼自身)を見ることができる。
普段はアレな人物としてあまり芳しくない評価を受けているが、実際は確固たる信念を持ち、すぐれた力量と大きな度量を持った人物。
EP2ではたびたびプレイヤーの前に現れ、今までとは異なった姿を見せる。これはアークス内部に大きな災禍が生まれており、それだけ危機的な状況であることを伺わせ、
物語終盤では、最重要施設に潜入し斥候を行ったり、六芒均衡と対峙しても臆することなく堂々とした戦いぶりを見せた。
大局のため、巨悪を知りながらもそれに与していたレギアスと対照的に、「困っている人のため」というわかりやすい行動理念を持っている。
同胞と戦うことに全く躊躇せず、一方で今しがたまで戦っていたクラリスクレイスの窮地には、彼女の呼び声に応えて救出に行くなど、
行動に迷いが全くなく、わだかまりを持たないという人間的な大きさも特筆に価する。
EP2の戦いの後、自分を見失ってしまったクラリスクレイスに「(クローンであろうとなんだろうと)お前はお前」と諭し、
裏切りにも近い形で敵対することになった自分を許せるのか、との問いには「愚問!」と言ってのけるなど、快男児ぶりを発揮。
EP2で熱い漢(おとこ)としてその株を爆上げした。
通常時は武器にワイヤードランスを使用しているが、専用武器は鋼拳(ナックル)型創世器、破拳ワルフラーン。本気を出す際にはこちらを装備するようだ。炎を纏った姿をしており、世果やラビュリスのような設定は明らかにされていないが、炎系テクニックを弾き飛ばすなどの特殊な性能を見せた。後にこの武器は、デザインを流用したワイヤードランス用武器迷彩「エナジーヒューザー」として配信された。
なお、六芒均衡の六というポジションから技量が劣ると思われがちだが、ある人物によると「才能の塊」のようであると評され、アークスにも通常の手続きを経てではなく、特例措置によって所属した旨が語られている。つまり規格外の相応にふさわしく強い、と見て間違いないだろう。
「何より俺がかっこいい!!」
エピソード4では戦闘部司令に就いた。Eトライアルで前線に出る以外にも、新クラスの開発と研究にも尽力している。
関連タグ
ファンタシースターオンライン2 PSO2 PSO2NPC一覧 アークス
余談
ゲーム本編では六芒均衡の二であるマリアからは「状況が状況ならレギアスあたりが後継者に狙っていただろう」とのことで、
場合によってはプレイヤーが六芒均衡にもなり得たこともうかがわせている。
ゲーム本編とまったく関係ないところでは、とあるアークス(プレイヤー)が独力で惑星リリーパに存在する文字(通称:リリーパ文字)を解読することに成功している。
このことから一部のアークスからは「六芒均衡の七」と呼ばれている。
ネタバレ
上記6人に加え、六芒均衡には上層部の命により始末屋(殺し屋)の任務を預かっているナンバー0が存在しており、現在はクーナ(PSO2)が受け持っている。(アイドルはそれを隠し、情報収集するための仮面)。
これを覆い隠す上でも七芒均衡などとせず六芒均衡という名称が使われているのかもしれない。事実、多くの隠蔽された情報のハッキングを行っていたり、絶対令《アビス》を打ち消す権限を持っている。
EP1時点ではクーナは虚空機関《ボイド》の影響下にあるため、どちらかというと三英雄側のポジションに近いが、彼女なりの思惑があるようだ。
初代クラリスクレイスは40年前の戦いで、二代目は10年前に起きたダークファルスの襲撃で命を落としているらしいが・・・。