概要
仙台城の別名である青葉城を由来とした愛称で、当初は上野~仙台間を結ぶ急行列車の名前として登場した。しかし、その後一旦消滅し、仙台~秋田間を結ぶ特急列車の名前として再登場した。だが、こちらの活躍もわずか4年で終わり、しばらく使われないまま時が流れた。
1982年6月23日に開業した東北新幹線の各駅停車タイプの列車の愛称として復活した。主に首都圏と仙台間を走った(他に早朝深夜の仙台-盛岡間を各駅停車で走る1往復)。E1系を使用した「あおば」は「Maxあおば」として運転されていた。だが那須塩原を過ぎると乗車率が大きく下がる傾向があったため、那須塩原止まりの列車が増えていき、1995年に那須塩原止まりの列車は「なすの」に変更され、「あおば」の運行本数が減少。残った東京~仙台間を結ぶ「あおば」も1997年に愛称をそれまでの停車タイプから行先別に整理された際に「やまびこ」に統合され、「あおば」は廃止となった。
新幹線の正式な愛称として廃止された初めての例で、それ以後、現在に至るまでこの愛称を名乗る列車は存在しない(このとき上越新幹線の各駅停車タイプの「とき」も同様の理由で一端廃止になったが、後に「あさひ」を「とき」に改称する形で復活している)。