概要
六つの大陸のうちの一大陸を代表する大国。
元々は違う国名の長い歴史を持つ超古代国家であったが、革命により帝国社会主義から議会民主主義にシフトし、その際、それまで国を支配していた王族の名前が付けられていた国名を変え現在に至り、そのため、形式上は全く新しい国家となっている。
新国家として再出発した際、各国との条約や密約の更新をうやむやにしているため、近代5大陸(V5)との暗黒大陸への不可侵条約を破ってもペナルティを課せられることもなく、それを利用した暗黒大陸進出計画を打ち立てた。
暗黒大陸への渡航の過程で、王位継承戦が行われる。王子たちのうち、手段を問わず生き残った一人が次の国王となる。
関係者
※単行本未収録の内容を含むためネタバレ注意
国王
大国カキンを統べる王。語尾に「ホイ」とつけるのが特徴。
飄々とした言動とは裏腹に黒い物を秘めている。
王子
- 第1王子 ベンジャミン
筋骨隆々な男性。カキンの軍事最高副顧問。念能力は「星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)」。
血気盛んな直情型人間だが、理詰めで接すれば他者の意見を聞き入れ合理的な判断を下す面もある。
自身を除く王子全員の抹殺を狙う。
- 第2王子 カミーラ
高貴な雰囲気の美女だが、一人称はまさかの「カミィ」。念能力は「百万回生きた猫(ネコノナマエ)」。
非常に傲慢で、何でも自分の思うままにならないと気が済まない性格。
二日目の午後に単身ベンジャミンの部屋に乗り込むが、能力を看破され返り討ちに遭う。
- 第3王子 チョウライ
色黒で小柄な男性。
冷酷で高慢な部分もあるものの、ベンジャミンに比べれば話の分かる人物で、必要とあらば兄弟の排除を躊躇しないが、反面で犠牲にすることを積極的に望んでいるわけではない。念の情報と引き換えにクラピカと協定を結ぶ。
- 第4王子 ツェリードニヒ
表向きは知的で博識な青年だが、本性は生きたまま人間を解体することを芸術とする残虐な男。
人体収集家で緋の目を所持しており、クラピカは彼と接触するためにBW号に乗船した。
テータから念を教わるが、圧倒的な才能と禍々しいオーラで彼女を戦慄させる。念の系統は特質系。
- 第5王子 ツベッパ
研究者風の女性。
現在の王政や上位王子達に批判的な人物。ツェリードニヒと手を組もうとする一方で、ベンジャミン、カミーラ、チョウライを粛正すべきと断じている。
知的な人物を好んでいるらしく、クラピカを高く評価し、部下に王子ごとでも良いため仲間に引き入れるように命令を出している。
- 第6王子 タイソン
「愛で世界を救う」タイソン教の教祖。女性。護衛を美形の男性で揃えている。
タイソン教典はニシナカーナなる歌手からの影響をモロに受けている。
- 第7王子 ルズールス
ゲレタっぽい髪形の男性。粗野な見た目に反し麻薬常習者の更生を真剣に考えるなど善良な性格。
しかしあまり頭は良くなく、ハンター試験では暗殺示唆などを行った上で部下を送り出したため、全員が不合格になってしまった。それを自覚してか王位継承戦も諦め気味でツベッパに付こうとしている。
護衛のバショウと意気投合している。
- 第8王子 サレサレ(死亡?)
恰幅の良い男性。美女を大量に侍らせている。
王位継承戦には興味がないようだが、何かしらの目論見はある様子。
晩餐会を目前に何者か(恐らくはウショウヒ)の手によって危篤に陥る。
- 第9王子 ハルケンブルグ
聡明な雰囲気の男性。文武共に優れ、モモゼの死に黙祷を捧げて、更に犠牲者が出ることを危惧する善良な人物。
高潔な性格で政治批判も公然と行うことから王室からは煙たがられており、姉二人(カミーラとツベッパ)とも折り合いが悪いとのこと。王子の中ではツェリードニヒのことを認めている。
王位継承戦に参加する意思はなかったが、ナスビーに丸め込まれた挙句、守護霊獣に最後の手段の自殺すら阻止されてしまい、腹を括って全力で継承戦に臨むことを決意する。
- 第10王子 カチョウ(死亡)
高飛車で我儘な少女で、護衛達からも嫌われている。
…というのは本性ではなく、実際はわざと性悪な人間を演じて周囲からの顰蹙を自分に集めることで、間接的に双子の姉妹であるフウゲツを救おうとしており、そんな彼女の思惑を知ったセンリツとともに姉妹揃って生き残る道を探る。
二度目の晩餐会の日、フウゲツとともに継承戦からの脱出を図るが、儀式の魔の手に襲われ、妹を逃がすために命を落とす。しかし死してなお彼女の想いは妹を守るための戦いを続ける。
- 第11王子 フウゲツ
気弱な少女で、双子の姉であるカチョウのことを好いている。
姉とともに本気で生き残るべく模索する。
- 第12王子 モモゼ(死亡)
淑やかな雰囲気の少女。編み物を好む。内心では自分こそが王に相応しいと思っている。
彼女の守護霊獣はサイールドを操作し、カートンを含む3名のワブルの護衛を殺害した。
しかしそのためにオーラを消費してしまい、霊獣は消滅。さらに疲れて就寝した隙を突かれてタフディーに絞殺された。
- 第13王子 マラヤーム
幼い少年。ハムスターをいつも持ち歩いている。
母であるセヴァンチからは溺愛されている。
- 第14王子 ワブル
赤子。女性。クラピカに懐いている。
守護霊獣
- ナスビーの霊獣
口が縦に裂けた人面、昆虫のような六対の腕、全身に無数の乳房がついたグロテスクな霊獣。
- ベンジャミンの霊獣
昆虫を人型にしたような外見。部下曰く「王者に相応しい雄々しい」姿。
能力は不明。
- カミーラの霊獣
操作系、強制型の能力。乳房のような果実(あるいは葉)がついた樹木。
ある条件を満たしたものを操作することができる。
- チョウライの霊獣
具現化系、複合型の能力。真ん中に顔、外周部が黒い炎(毛?)に覆われた車輪。
コインの所有者が条件を満たすことで様々な能力が発言する。
- ツェリードニヒの霊獣
女の顔をして前足にハイヒールを履いた馬。
口の中にはナメクジのような舌ともう一つの顔がある。
能力は不明。
- ツベッパの霊獣
変化形、共存型の能力。四肢が車輪になっているカエルで、体内で様々な効果を持つ薬を作り出せる。
- タイソンの霊獣
放出系、拡散・徴収型の能力。タイソン教典を受け取った者に目玉ジャクシが憑く。目玉ジャクシは宿主のオーラと引き換えに幸福感を与えるが、タイソン教典の禁忌を破ると厳罰が下る。
- ルズールスの霊獣
具現化系、半強制型の操作能力。直立した芋虫のような霊獣。頭部からは小さな翼が生えている。
標的の欲望を具現化し罠を張る。標的が罠に嵌る(欲望を満たす)ことで発動する。
- サレサレの霊獣(消滅)
操作系、拡散・誘導型の能力。複数の口がついた球体。
霊獣の吐き出す煙を吸い込むほどサレサレへの好意が増し、一定数煙を吸い込んだ者は「保菌者(キャリアー)」となってさらにサレサレへ好意を持つものを増殖させていく。
リハンの念獣によって捕食され消滅した。
- ハルケンブルグの霊獣
強化系、相互協力型の能力。単眼の悪魔のような顔と太い腕を備えた鳥。
ハルケンブルグと護衛たちを眠らせ、手の甲に羽毛のマークを刻印した。刻印のある者が王子の元へ多く集まるほど個々の能力が高まり、さらに意思を統一するほど強力な能力を発動する。
束ねられた臣下のオーラは強力無比な鎧と矢と化し王子を護り敵を貫く。
- カチョウの霊獣
相互協力型の能力。無形。
「2人セゾン(キミガイナイ)」という能力を持ち、カチョウとフウゲツ2人の内どちらかが死ぬとその者の姿となりもう一方を死ぬまで側で守る。
カチョウの死に伴い彼女の姿となってフウゲツを守る。
- フウゲツの霊獣
相互協力型の能力。ワーム型。
「秘密の扉(マジカルワーム)」という能力を持ち、空間移動能力で往路をフウゲツ、復路をカチョウが操る。
- モモゼの霊獣(消滅)
操作系、半強制型の能力。巨大なネズミで顔はどーもくんに似ている。
「おヒマ?」と聞いてヒマと答えた者を操り、ヒマじゃないと答えても寄生してヒマになるまでしつこく聞いてくる。
- マラヤームの霊獣
龍型の霊獣。
本体のストレスに反応して巨大化し、外見も全身からトゲ、首周りから食虫植物のような触手を生やした禍々しいものに変化していく。
終いにはマラヤームを王室ごと別の空間へ隔離してしまう。
- ワブルの霊獣
クラゲ型の霊獣かと思われるが不明。
王妃
- ウンマ
第1王妃。ベンジャミンとツェリードニヒの母。
所属兵のうち1名は継承戦初日にワブルの部屋で死亡、ヴォルフはカミーラに銃殺され残りは9名。
- ドゥアズル
第2王妃。カミーラ、ツベッパ、ルズールス、ハルケンブルグの母。
控えめで穏やかな性格で、カミーラからは命令口調で話しかけられるなど立場は弱め。
所属兵のうち1名は継承戦初日にワブルの部屋で死亡、残りは8名。
- トウチョウレイ
第3王妃。チョウライの母。
所属兵のうち1名は継承戦初日にワブルの部屋で死亡、残りは7名。
- カットローノ
第4王妃。タイソンの母。
所属兵のうち1名は継承戦初日にワブルの部屋で死亡、残りは6名。
- スィンコスィンコ
第5王妃。サレサレの母。
所属兵のうち1名は継承戦初日にワブルの部屋で死亡、タフディーはモモゼ殺害の報復としてハンゾーに暗殺され残りは4名。
- セイコ
第6王妃。カチョウ、フウゲツの母。
所属兵のうち1名は継承戦初日にワブルの部屋で念獣に襲われ死亡、残りは3名。
- セヴァンチ
第7王妃。モモゼ、マラヤームの母。
マラヤームを溺愛しておりモモゼを冷遇していたが、彼女の死には激しく取り乱した。
所属兵のうち1名は継承戦初日にワブルの部屋で死亡、バリゲンはクラピカの念講習会で何者かの念攻撃を受け死亡し残りは1名。
- オイト
第8王妃。ワブルの母。娘の命を最優先に考えており、王位継承戦からは離脱したいと思っている。
貧民の出だが聡明で機転も効く。
クラピカの能力がきっかけで思いがけず念能力を会得する。
従者達
BW号に乗船するにあたりそれぞれ15~20名の私設兵やハンター、従事者、そして上位王妃から送り込まれた監視などがついている。
ベンジャミンの従者
15名の私設兵で構成され、全員が念を会得している。ビンセント、ムッセが死亡、ビクトが逮捕され、シカクがハルケンブルグの私設兵に意識を乗っ取られ残りは11名。
現在は私設兵を各王子の部屋に派遣した代わりに、9名のウンマ王妃所属兵が護衛についている。
- バルサミルコ/マイト
ベンジャミンの私設兵たちの隊長である黒人の男性。曹長。
冷静沈着で優秀なベンジャミンのブレーン。
- ビンセント(死亡)
ベンジャミンの私設兵。念能力は「虚空拳(エアブロウ)」。
ワブルを抹殺するために派遣され、早々に従事者のサンドラを殺害。さらにクラピカとビルも懐柔しようとするが、逆に捕縛され服毒自殺する。
- バビマイナ
ベンジャミンの私設兵。ビンセントの死を受けワブルの部屋へ派遣される。
詳細は不明だが迎撃型の念能力者で円も使える。
オイト王妃への配慮ともとれる言動と行動を見せるが真意は不明。
- ヒュリコフ
ベンジャミンの私設兵。クラピカを始末するため念講習会に参加する。
観察力が非常に優れており、対象の微妙な所作から念能力の有無はおろか系統まで推察することができる。
- ムッセ(死亡)
ベンジャミンの私設兵。念能力は「裏窓の鳥(シークレットウィンドウ)」。
カミーラの部屋へ派遣される。継承戦二日目にベンジャミン殺害を明言するカミーラに迫られ、能力を迎撃型と看破しつつも敢えて誘いに乗り銃殺。結果死後の念により殺害されるが、その前に自身の能力の発動条件を満たしていたことが後のカミーラ拘束に繋がった。
- コベントバ
ベンジャミンの私設兵。チョウライの部屋に派遣される。
- ブッチ
ベンジャミンの私設兵。ツベッパの部屋に派遣される。
- ビクト(逮捕)
ベンジャミンの私設兵。モモゼの部屋に派遣される。モモゼ殺害の容疑で逮捕される。
- オラーウ
ベンジャミンの私設兵。タイソンの部屋に派遣される。
- リハン
ベンジャミンの私設兵。具現化系能力者で能力は「異邦人(プレデター)」。
サレサレの部屋に派遣され、王子の守護霊獣の除去に成功した後、ウショウヒと交代でフウゲツの部屋へ異動する。
- ウショウヒ
ベンジャミンの私設兵。暗殺向きの念能力を持っているという。
フウゲツの部屋へ派遣されていたが、後にリハンと交代でサレサレの部屋へ異動。
王子の暗殺に成功したようだが…?
- シカク(洗脳)
ベンジャミンの私設兵。念能力は「遊戯王(カルドセプト)」。
ハルケンブルグの部屋へ派遣され、守護霊獣の能力の危険性を目の当たりにする。
継承戦参加への覚悟を決めたハルケンブルグと対峙するも敗北し、矢で貫かれた挙句意識をハルケンブルグの私設兵に乗っ取られてしまった。
- ヴォルフ(死亡)
ウンマ王妃所属兵。カミーラに銃殺される。
- オルズニー
ウンマ王妃所属兵。当初ハルケンブルグの監視についていたが、ベンジャミンの私設兵と交代する。
カミーラの従者
私設兵12名(準ハンター協会員5名含む)、従事者7名、上位王妃からの監視1名で構成される。
クラピカは念能力者が存在していると考察している。監視(ムッセ)が死亡し残りは19名。
チョウライの従者
私設兵15名(準ハンター協会員5名含む)、従事者3名、上位王妃からの監視2名で構成される。
- サカタ
チョウライの私設兵。クラピカとチョウライの同盟に伴いワブルの護衛に出向。
強かな性格で、冴えない風貌に反し頭は切れる他、拳銃の扱いにも長ける。
- ハシトウ
チョウライの私設兵。サカタ同様、ワブルの護衛に派遣される。
- テンフトリ
チョウライの私設兵。クラピカの念講習会に参加。
- スラッカ
ドゥアズル所属兵。クラピカの言動を注視するためワブルの部屋へ出向。
ツェリードニヒの従者
私設兵15名(準ハンター協会員5名含む)、従事者5名で構成される。念能力者は2名。
ミュハンが死亡し残りは19名。第1王妃の息子なためベンジャミンの私設兵の派遣を拒否している。
- テータ
ツェリードニヒの私設兵で念能力者。準ハンター協会員。ツェリードニヒの存在を危険視している。
ツェリードニヒに念を指南することになるが、その素質の禍々しさに危機感を抱く。
- サルコフ
ツェリードニヒの私設兵で念能力者。準ハンター協会員。テータ同様ツェリードニヒを良く思っていない。
テータとは念能力者同士ということもあり砕けた会話ができる仲。
- ミュハン(死亡)
ツェリードニヒの私設兵。準ハンター協会員。挑発的な性格。
クラピカの念講習会に参加するが初日にクラピカと諍いを起こし、翌日トイレで「11人いる!(サイレントマジョリティー)」の能力者によって殺害される。
- ダンジン
ツェリードニヒの私設兵。準ハンター協会員。ミュハンと違い落ち着いた性格。
ツベッパの従者
私設兵14名(準ハンター協会員5名含む)、従事者5名、上位王妃からの監視1名で構成される。
- マオール
ツベッパの私設兵隊長。少尉。念の情報を得るためにクラピカと交渉する。
- ロンギ
ツベッパの私設兵。
タイソンの従者
私設兵5名、従事者5名、ハンター2名、上位王妃からの監視3名で構成されている。護衛は全員美形の男性で揃えられている。
プロハンター。クラピカの師匠。二度目の晩餐会でなぜかロック演奏(ボーカル)を披露する羽目に。
- ジュリアーノ
プロハンター。イズナビをイズさんと呼ぶ。ニシナカーナに詳しい他、DBをラゴンボと略す。二度目の晩餐会でイズナビとともにロックを披露(本人はギター)する。
ルズールスの従者
私設兵4名、ドゥアズル所属兵6名、ハンター3名、従事者1名、上位王妃の監視1名で構成されている。
プロハンター。マフィアのノストラードファミリーに所属。
- リッジ
プロハンター。恐らくはルズールスの護衛と思われる。二度目の晩餐会でバショウと熱いフリースタイルバトルを展開する。
- サトビ
ドゥアズル所属兵隊長。
サレサレの従者
私設兵兼情婦5名、スィンコスィンコ所属兵3名、従事者3名、上位王妃からの監視4名で構成されている。美女を大量に召し抱えている。
- ムシャホ
スィンコスィンコ所属兵隊長。
- コロアブデ
トウチョウレイ所属兵。サレサレの監視として派遣されている。
サレサレの守護霊獣の煙を大量に吸い込んでしまい、サレサレへ好意的になっていたが、リハンが霊獣を始末したため正気に戻った。
ハルケンブルグの従者
私設兵14名、上位王妃からの監視1名で構成されている。監視のシカクを守護霊獣の能力で撃破し、意識をハルケンブルグの私設兵が乗っ取っている。
ハルケンブルグ本人を含め、全員が手の甲に鳥の羽の刻印を刻まれている。
- シェジュール
ハルケンブルグの私設兵。
- ユヒライ
ハルケンブルグの私設兵。
カチョウの従者
セイコ所属兵2名、ハンター3名、従事者5名、上位王妃からの監視5名で構成されている。
タイソンと反対に醜男、醜女ばかりである。キーニが死亡、ロベリーが逮捕され残りは13名。カチョウ本人は既に死亡している。
プロハンター。マフィアのノストラードファミリーに所属。
カチョウを生き残らせるべく尽力する。
- キーニ(死亡)
プロハンター。冴えない小男だがカチョウを守るべく長時間に渡って王室全体に円を展開する。
二日目の晩餐会の日、センリツの演奏で聴衆が放心状態になっている隙にカチョウとフウゲツを船外へ逃がす。笑顔で二人を見送った後、王子の脱走を手引きしたのがハンター協会ではなく自分の単独犯だと思わせるために自害した。2年前に妻と娘を失っており、胸を張って天国にいる妻子へ会いに行けるとセンリツへ言い遺して逝った。
- ロベリー(逮捕)
従事者。クラピカの念講習会に参加するが、そこで「11人いる!(サイレントマジョリティー)」の能力者にクロボッコの憑依対象にされ、バリゲン殺害容疑で逮捕される。
- ユウリ
従事者。
フウゲツの従者
セイコ私設兵2名、従事者8名、上位王妃からの監視5名で構成されている。
- リョウジ
セイコ所属兵。
- バチャエム
セイコ所属兵。
- イラルディア
従事者。
- ラジオラス
従事者。
モモゼの従者
セヴァンチ所属兵1名、ハンター5名、従事者3名、上位王妃からの監視6名で構成されている。
セヴァンチの意向により監視以外の9名は全てマラヤームの部屋へ移動。監視の6名はモモゼ殺害容疑で逮捕されている。
プロハンター。セヴァンチの意向によりマラヤームの護衛に回されている。
- ニペイパー(逮捕)
ドゥアズル所属兵。モモゼ殺害の容疑で逮捕される。
- ブラッヂ(逮捕)
トウチョウレイ所属兵。調理師免許を所持。モモゼ殺害の容疑で逮捕される。
- ラロック(逮捕)
カットローノ所属兵。モモゼ殺害の容疑で逮捕される。
- タフディー(死亡)
スィンコスィンコ所属兵。念能力は「幽体離脱(ザタッチ)」。
モモゼ殺害の実行犯で、拘束されていたところをハンゾーに粛清される。
- ナゴマム(逮捕)
セイコ所属兵。モモゼ殺害の容疑で逮捕される。
マラヤームの従者
セヴァンチ所属兵1名、ハンター5名、従事者3名、上位王妃からの監視6名で構成されている。
現在はモモゼのセヴァンチ王妃所属兵1名、ハンター5名、従事者3名も移動してきており計24名。
バリゲンが死亡し残りは23名。
プロハンター。
- ベレレインテ
プロハンター。オネエ口調が特徴。プロ意識は高く、クラピカにも協力的。
- バリゲン(死亡)
セヴァンチ所属兵。クラピカの念講習会に参加するが、そこで「11人いる!(サイレントマジョリティー)」の能力者によって殺害される。
- ウェルゲー
セヴァンチ所属兵。小難しい性格だが筋肉フェチという意外な一面がある。
ハンター協会を目の敵にしており全く信用していなかったものの、ビスケの真の姿を目の当たりにして態度を軟化させる。
ワブルの従者
ハンター4名、従事者4名、上位王妃からの監視7名で構成されている。
王位継承戦開始の初日、いきなりモモゼの個体を含む複数の念獣、さらにベンジャミンの私設兵の襲撃を受け、15名中9名が死亡、3名が離脱。その後チョウライより3名が増援として送られたほか、ベンジャミン私設兵のバビマイナも名目上警護として派遣される。
プロハンター。仲間の緋色の目を取り戻すため、ツェリードニヒに接触すべくBW号に乗船。
- ビル
プロハンター。パリストン経由で送り込まれたいわゆる協専ハンターであり、ビヨンド=ネテロと暗黒大陸を探検するのが真の目的だが、仕事に対する責任感は強い。
プロらしい機転と洞察力でクラピカをサポートする。
- サイールド(逮捕)
プロハンター。ビル同様パリストン経由で送り込まれた協専ハンター。
放出系能力者で能力は「裏窓(リトルアイ)」。
モモゼの守護霊獣に操られて仲間を殺害してしまい、国王軍に逮捕される。
- カートン(死亡)
プロハンター。ビル、サイールド同様パリストン経由で送り込まれた協専ハンター。
具現化系能力者で自身を乗り物に変身させることができたらしい。
モモゼの念獣に操られたサイールドに刺殺される。
- ウッディー他6名(死亡)
純粋なワブルの護衛ではなく、他の母親達から送り込まれた監視。
ウッディーら5名は全身の血を抜き取られ死亡、残りの2名はカートン共々サイールドに刺殺される。
- サンドラ(死亡)
従事者。ビンセントの強襲を受け非業の死を遂げる。
- シマノ/シマヌ
従事者。王子や私設兵の性格に精通しており、クラピカの強い味方となる。
サンドラとシマノの他にも2名の従事者がいたが、警護兵たちの死を目の当たりにして辞職している。
マフィア
シュウ=ウ一家
カキン系三大マフィア。ケツモチはチョウライ。BW号の第4層を仕切る。
- オニオール=ロンポウ
シュウ=ウ一家組長。ナスビーの異母兄弟(婚外子)。
- ヒンリギ=ビガンダフノ
シュウ=ウ一家若頭。念能力者。
エイ=イ一家
カキン系三大マフィア。ケツモチはツェリードニヒ。BW号の第3層を仕切る。
- モレナ=プルード
エイ=イ一家組長。ナスビーと愛人の娘(婚外子)。念能力は「恋のエチュード(サイキンオセン)」。レベルは45。
正統な後継者になれない「二線者」として育ち、世界をなんとなく壊すため22名の同志とともに暗躍する。
- ルイーニー
モレナの部下でレベルは21。幻影旅団のファン。空間移動の能力を持つ。
- カシュー
モレナの部下でレベルは1。
シャ=ア一家
カキン系三大マフィア。ケツモチはルズールス。BW号の第5層を仕切る。末端含め250名ほどがBW号に乗船している。
- ブロッコ=リー
シャ=ア一家組長。ナスビーの異母兄弟(婚外子)。
- オウ=ケンイ
シャ=ア一家若頭。念能力者。
眼鏡をかけたインテリ風の男性。幻影旅団と共闘するフリをして始末しようとする。
- イットク
シャ=ア一家副組長。フランクリンに絡む。
- ツドンケ
シャ=ア一家舎弟頭。幻影旅団のファン。
- ソンビン
念能力者。片言で喋る。幻影旅団を「野生の火竜」と評する。
その他
- ウォン
カイトに生物調査を依頼した役人。
- モリシ
侍従長。
- マンダム
ドゥアズル所属兵隊長。
- マーク
ツェリードニヒの部下で彼が楽しむための女性を物色して連れてくるのが役目。
BW号に乗船しているかは不明。
- クレアパトロ
第1層の最高裁判官。
- ブオール一家
第5層に屯するチンピラ一家。
- ミズリ
国王軍伍長。
- ヌグイ
ナスビーの側近。小柄な初老の男性。「壺中卵の儀」を執り行った。
- タマゾー&ガンタイ
芸人っぽい人たち。前夜祭で会場を盛り上げた他、晩餐会でもトークショーを行う。