概要
滋賀県南西部、琵琶湖畔にある市(中核市)で、同県の県庁所在地。
人口約33万6千人。
飛鳥時代には、天智天皇により都として近江宮(近江大津宮)が置かれたこともあるが、大友皇子が大海人皇子(天武天皇)に敗れ、都は飛鳥へ戻った。
天智天皇の血を引く桓武天皇が平安京(京都)へ遷都してから、京都から東方への流通拠点として栄え、桃山時代には大津城の支配下となった。江戸時代には城は近郊の膳所(ぜぜ)へ移されるが、大津の町は幕府の直轄地として引き続いて栄え、明治初期に滋賀県の県庁が置かれた。
近年は人口増加が著しく、大阪市、京都市のベッドタウンとして新興住宅地やマンションなども立ち並ぶ。
特に大津市から見た京都市の距離関係は、彦根市から大津市を見るよりも近いため、「京都市大津区」などとネタにされることもある。