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ミアナの編集履歴

2018-11-11 14:33:18 バージョン

ミアナ

みあな

アニメ映画『GODZILLA』の登場人物の1人。

注意

この項目はGODZILLA(アニメ映画)のネタバレを含みます。



CV小澤亜李
性別女性
種族フツア
年齢不明
身長150cm

褐色の肌、特徴的な前髪をした水色の髪、原始的な身なりをしたフツアと呼ばれる現在の地球種族の少女。

体表面にはフツア特有の鱗粉が分泌され、鮮やかな模様になっている。

実は双子で、声と性格以外は瓜二つの姉のマイナがおり、二人合わせてフツアの神の意思を伝える巫女としての役割が与えられている。

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ゴジラ・フィリウス撃破後に突如出現したオリジナルのゴジラによって部隊を壊滅させられ、自身も重傷を負ったハルオを救出、自分の寝床らしき場所に運び込んで自分達の鱗粉で治療していた。

他の降下部隊員が治療の上で墓所に監禁されていたのに対し、ハルオは目覚めたときに監視ゼロの環境に置かれており、ミアナが発見から看病まで個人で行っていたと考えられる。


降下部隊が森の一部を破壊した経緯から彼らを警戒し続けているマイナと比べ、ミアナは警戒心が薄く、自分を探してセルヴァムの巣に入り込んでしまったハルオを助けようとしたりと、割と世話焼きで懇切な性格をしている。

表情も基本穏やかで好奇心が強くマーティンのホログラフコンパスにも興味を示した。ハルオをわざわざ個人で処置したのも、興味による所が大きいのだろうと思われる。

ハルオに対してテレパシーではなく口頭で「ハルオィ」と呼ぶ(ハルオが彼女を呼び止める時に何度も「おぃ!」と呼びかけ、自分の名前を教えた時にその二つが混ざった為と思われる)などあどけなさが少しあり、ハルオもその辺で彼女とマイナと見分けている。

ハルオぃ


ハルオ自身も地球で初めて会った地球人の末裔(と推測される)かつ命の恩人であり、友好的なコミュニケーションを取った経緯からフツアの中でも彼女を特別視している(ただしマイナとの見分け方に「昨日ずっと一緒に居たからな…」と言ってしまい、その事がある人物のフツアへの警戒心を強める事に…)。


余談

第1章のエンドロール後のシーンに登場した(ただし、この時はまだ明確な台詞は一言も話しなかった)が、彼女の存在はかつてのゴジラジュニアカイザーギドラのように隠し玉として伏せられており、第1章公開後もメカゴジラと違って長らく公式で詳細が公表されておらず、僅かに第1章のプログラムに「第2章にはまた女性の新キャラクターが登場」と存在を仄めかされているだけであった(実は地球投下作戦の部隊の一部が調査隊として編成され、2万年後の地球の自然を調べる時に密林の中で調査隊を物陰から観察していた)。

なおかつラストシーンに登場し移民団以外の人物且つ2万年後に地球にいた人物である為

    • 何らかの方法で生存できるように変化した地球に残った側の人類の末裔
    • 先祖は人類以外の生物で2万年の時間を掛けて人類のように進化した種族
    • 時期は不明だがエクシフ・ビルザルド以外に地球に訪れた地球外生命体
    • 小説版に登場したあの存在と何かしらの関わりが示唆されていたミラと同じような人間

などファンの間で幾つかの説が立てられ、物語において重要な鍵を握る人物でないかと噂されていた。


その後、第2作「決戦機動増殖都市」の公開に合わせて、公式サイトで人間・エクシフ・ビルサルドに続く人類の生き残りと目される第4の存在「フツア」が登場する事が公表され、ミアナはその一人であり、フツアがモスラとの関係がある種族で、さらに彼女が持つある物がメカゴジラに関係ある物と公表された。(参照)


さらに双子の姉のマイナの存在が確認され、二人揃って小美人をモチーフにしているとのこと。


彼女のイメージについては担当の小澤氏曰く「可愛らしくほわっとした感じ」で、マイナ役の上田氏も「ほんわか感」と表現するなど、だいたい緩い感じのキャラクターとして捉えている模様。


公式からの情報公開が遅かったため絵師たちは記憶を頼りに彼女を描く必要があり、初期のファンアートは服装や模様にかなりばらつきがある。


けしからん余談

  • ハルオはミアナ個人によって治療をされているものと考えられ、ハルオの身体には鱗粉が塗られていた。つまりこれはミアナが自分の鱗粉をハルオに塗布したということであり……以上の考察から情欲を駆り立てる者も少なくない模様。
  • パンフレットにはフツアの設定資料として双子のイラストがフルヌードで掲載されている(これによると陰部にも模様がデザインされている)。要年齢制限レベルでしっかり描き込まれているので、読む場合は人目に気を付けるべし。

関連タグ

GODZILLA(アニメ映画) フツア マイナ 双子







































以下、最終章のネタバレ注意
























「あたしできる。命繋ぐ。」



最終章「星を喰う者」では姉のマイナに並んで重要なヒロインとして活躍する。


マーティン博士の頼みでハルオを匿い、自分の迷いで仲間を失った挙句にゴジラに負けたことを悔やむハルオに「負けていない」と語りかける。彼女らフツアにとって負けは死んで消え去ることで、逆に生き残り命を繋ぐことができれば勝利だった。

そして「ハルオも勝つべき」と言って服を脱ぎ、命を繋ぐことを申し出る。これは子孫繁栄のために稀人をもてなし知るというミアナに与えられた使命でもあった。しかし、ハルオが着ていた気密服の脱がし方が分からずに手間取り、ハルオが「いいんだ、そこまでしなくても」とミアナを拒んだことで実際に行為に及ぶことはなかった。

この一件で、第1章でゴジラ・アースに敗北したハルオを助け、服を脱がせて介抱したのは実はミアナではなく、姉のマイナであったことも明らかになる。


ハルオが寝付いたのを見届けたところで、ミアナは既に怪しいと睨んでいたメトフィエスの企みを暴きに向かう。メトフィエスもフツアと同じテレパス能力の所持者であることをミアナは見抜いており、なぜ他の仲間に能力を隠すのか、隠した上でどんな祝福を与えようとしているのかを問い正す。しかし、本性を現したメトフィエスは黄金の終焉への捧げ物としてミアナを襲い、ミアナは捕らえられてしまう。


それ以降は終盤まで意識を失い、メトフィエスが作ったギドラを招く祭壇に張り付けにされた状態となるが、ゴジラVSギドラの戦いに巻き込まれること無く生還した。

戦いが終わってからは姉のマイナと共にハルオと過ごし、マイナがハルオの子を妊娠した際には他のフツアの女性たちと共にマイナを祝福する儀式を行っていた。


















以下、更なるネタバレ注意!




































クライマックスでは更に時が進み、フツアの集落前に花が咲き誇る季節、つまり「春」が訪れていた。ミアナは「ずっと見せたかった」とハルオを花畑に連れて行き、ハルオは人生で初めて自分の名前の由来となった存在を見る。


しかし、それから時間を置くことなくハルオはある重大な決断を決意してしまい、ナノメタルに侵されたユウコの下へ向かう。ハルオの様子を訝しんだミアナは後を追うが、そこでハルオにこう聞かれる。


「ミアナ、ゴジラが怖いか?ゴジラが憎いか?」


ミアナはゴジラが怖い事は肯定するが、「憎い」という言葉が分からず戸惑うしかなかった。彼女たちフツアにとってゴジラは嵐や稲妻と同じであり、恐怖は抱いても憎しみの対象ではなかった。そもそも、「憎い」という言葉がフツアにはなかったのである。

それを聞いたハルオが立ち去ろうとするとミアナはハルオがやろうとしていることに気付き、「それは負け!」と必死に呼び止める。対するハルオは静かに、「ただ勝ち続けるだけなら獣と同じだが、俺たちは負け戦を選ぶこともできる」とミアナに語る。ミアナはそれを理解できなかったが、ハルオはむしろ満足していた。


「俺がここに居たら、いつか君たちも理解してしまうかもしれない。」


「だから俺は、行かないと」




数十年後のフツアの村では「オイカリサマ」に悪い呪いを祓ってもらう祭事が催され、幼い子どもたちが各々の悪いものをおまじないに込めて焼いていた。そしてその祭りの中には、子どもたちの様子を優しく眺める年老いたミアナの姿があった。



ネタバレの余談

ミアナは第1章のエンドロール後に登場して話題を集め、第2章ではハルオの名前を真っ先に教えられ、その後の友好的な態度からユウコから嫉妬心を向けられるなど、ヒロインとしてそれなりにフラグを立てていた。また、ハルオを助けたのがミアナではなくマイナだったという仕掛けは最終章までほとんど分からない形になっており、ミアナがハルオを助けたのだという事は第2章まで疑われていなかった。


そのため、最終章でハルオがミアナでなくマイナと結ばれたのはある種のどんでん返しであり、驚いた観客は多かったようである(担当声優の小澤も「選ばれなかった方」とネタにしている)。

マイナ役の上田のインタビューでは、ミアナもマイナもハルオに特別な想い抱き、心を開いているのは同じだが、その「想い」の形が違ったのだと述べられている。


命の繋ぎを申し出る場面においても、ミアナは基本的な動機が使命であることに加えて、ゴジラに負けたハルオを「勝たせてあげる」という、悪い言い方をすれば上から目線の救いの手であったことが、ハルオがミアナを拒んだ理由として製作陣から挙げられている。逆にマイナはハルオという個人を失うことを恐れ、ハルオに寄り添おうとして申し出たために受け入れられている。

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