初期クラス:パラディン
概要
「真銀の聖騎士」の異名を持つルネスの騎士。主人公の一人である主君エイリークと共に冒険の最初から仲間として登場する。
性格は真面目で忠義心も厚いというまさに理想の騎士。
最初から上級職で加入する、ファイアーエムブレムシリーズでは毎度おなじみのいわゆる「お助けパラディン」であるが、それまでのシリーズとは違い、初期能力が高いだけでなくその後の成長率も高いという、従来のお助けパラディンの常識を変えた人物でもある(実際は烈火の剣のマーカスからその傾向は見られていた)。若さ故か。最終的なステータスは流石に他のキャラクターに譲ることが多いものの、聖魔自体の難易度の低さもあって、最後まで十分前線で戦えるだけの能力を持つ。また難易度の低さからゼト一人で攻略する「ゼト戦記」という縛りプレイも存在した。
また、彼以降のお助けパラディンも彼と同様に若く、成長率も良い、といった傾向にある(蒼炎の軌跡のティアマトや覚醒のフレデリクがその例)。一応ゼトは冒頭でヴァルターに深手を負わされているので、それが無ければもっと成長できたのかもしれない。
ストーリー中でも出番の多いキャラクターであり、そのため戦闘で撃破されても死亡はせず、撤退するだけという扱いとなっている(ただし以後出撃させることはできなくなる)。
支援相手はエイリーク、フランツ、ガルシア、ナターシャ、クーガーの5人。エイリークとナターシャとはペアエンドがある。特にエイリークとの組み合わせは聖魔の中ではかなり人気が高い。一方で何故かエイリークと共に仕える相手であるはずのエフラムとの支援会話がない。
なお、英語名は「Seth」であり、かなり難読な部類である。
ファイアーエムブレム0では第11弾「赫赫たる双撃」に登場。エイリークをサポートするスキルを持っているが、出撃コスト1のカードがないため、主人公にはできない。まあ、できたとしてもスキルが腐ってしまうが…。上記のようなゼト戦記ができるかどうかは今後の展開次第である。
ヒーローズ
私はルネス王国の騎士ゼト。
エイリーク様、エフラム様は
こちらにいらっしゃるでしょうか?
属性 | 赤 |
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武器種別 | 剣 |
タイプ | 騎馬 |
武器 | 旭日の剣 |
補助 | 入れ替え |
パッシブA | 守備の要塞 |
パッシブC | 攻撃封じ |
17年8月から参戦。ジェイガンポジションの騎兵では初の剣で登場。剣・騎馬。声が結構渋い。
激化効果のある「旭日の剣」を持っており、斧相手に対し滅法強い性能である。ゼト自体の守備も高く、パッシブスキルの「守備の城塞」により槍以外の物理相手に壁を張ることもできる。しかし、「守備の城塞」は攻撃が-3されるので、習得させる場合は奥義は回転率の高い「凶星」や高い守備を変換できる「華炎」がいいだろう。原作のド真面目さはここでも健在で、☆5でレベル40まで育て上げると誰かさんとの支援Aのように近づきすぎた関係にならないように忠告してくる。
外伝の「聖魔の世界」にも登場しているが、ヴェロニカ皇女に突如呼び出されても文句も言わずに従うキャラが多い中、真面目な性格故かゼトは珍しく彼女に「王としてのあり方」について苦言を呈している。もちろん直後に「お説教はたくさん」とヴェロニカから突き返されており、ゼトも思う所を抱えたまま戦うことになるが、撤退の際にマークスからゼトに「ヴェロニカ皇女を王と認めているからこそ、苦言を呈することができる」とゼトの従者としてのあり方を評価され、ゼトは皇女への考えを改めることとなる。そして最後の戦いの際にはヴェロニカに「貴方が良き王となることを願っている」と激励の言葉を送るのであった。
この後にゼトとヴェロニカの絡みはない(と言うよりゼトのストーリー上の出番がない)ものの、第二部においてヴェロニカは「民をまもるのが王…でしょう?」と彼の言葉を引いており、その忠言がストーリーへ大きな役割を果たした。
初登場のピックアップが終わってからはピックアップ中のキャラで唯一☆4に降格している。聖魔の光石のキャラ内でガチャから☆4で入手できるのは2017年9月時点でゼトとエイリークのみ。ゲーム開始時は聖魔キャラがいなかったこともあり、全体的にレアリティが高止まりしている…。と思っていたら2018年4月10日に一部のキャラクターのレアリティが変更され、ゼトはエイリークと共に☆3、☆4のみの出現キャラとなり、入手が容易になった。「守備の城塞」は地味にレアスキルであり、継承しやすくなったという点も嬉しい。「謀策」系スキルのように守備で計測するスキルが現状無いので使いどころは難しいが、今後登場する可能性はあるだろう。後に上位互換な城塞系スキルも出てきたが、高級素材なのでよっぽどな廃人プレイヤーでない限り気にする必要は無い。