概要
涼宮ハルヒシリーズ第6巻「涼宮ハルヒの動揺」収録。なおこれを撮影している模様は第2巻「涼宮ハルヒの溜息」で描かれる。
涼宮ハルヒが脚本と監督を手掛けた自主制作映画。シナリオが低品質なのはもとより、低予算な上に合成は素人であるキョンが行ったため非常にチープに仕上がっており、ほぼ主演女優のイメージビデオと化している。
----という設定で作られた作中作。アニメでは演出の山本寛の学生時代に自主制作映画を作った経験が生かされており、素人が映画を撮ったときのあるあるネタが再現されている。「自主映画全体へのオマージュです」と山本は語っている。
なお、キャスティングの設定にはどこか既視感が感じられるが、これは偶然であり決して目くじらを立ててはいけない。
アニメではなんとこれを初回に放送した。関係者も困惑したらしい。
主題歌『恋のミクル伝説』も話題を呼んだ。
あらすじ
未来からやって来た戦うウェイトレス(なんじゃそら)、朝比奈ミクルは普段は女子高生として現代で暮らしていた。そこに忍び寄る宇宙からの侵略者「長門ユキ」。ミクルは敗北し、洗脳された学生たちに池に放り込まれてしまう。溺れていたミクルは同じ学校に通う美貌の男子高校生・古泉イツキに助けられ、再び長門との決戦に挑む。
登場人物
- 朝比奈ミクル
- 長門ユキ
- 古泉イツキ
- 下宿先のおっちゃん
- 下宿先のおばちゃん
- 洗脳された女子生徒
- 洗脳された男子生徒A
- 洗脳された男子生徒B
作品解題
- 「あなたの力はわたしとともにあって初めて有効性を持つことになるのである」
- 「あなたの選択肢は二つある。わたしとともに宇宙をあるべき姿へと進行させるか、彼女に味方して未来の可能性を摘み取ることである」
- 「なるほど。どっちにしても彼……いやこのシーンでは僕ですか、僕が鍵となっているのですね。そして鍵そのものには本当の効力はない。鍵はあくまで扉を開ける効果しかないものです。その扉を開けたとき、何かが変わるのでしょう。おそらく、変わるのは……」