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シュガー・ラッシュの編集履歴

2018-12-08 21:42:56 バージョン

シュガー・ラッシュ

しゅがーらっしゅ

ゲームの中を舞台とした、ディズニー製作の長編3DCGアニメーション映画。

原題は「Wreck-It Ralph」。ウォルト・ディズニー・アニメーションスタジオ(WDAS)長編作品の3DCG作品で初の続編を出す。


概要

アメリカでは2012年11月に公開され、日本では2013年3月23日に公開されたディズニー映画。WDAS作品としては52作目に当たる。

ゲームの中の世界が舞台であり、ゲームセンターの閉店後にキャラクターたちが自由に動き出す世界観は「テレビゲームを舞台にしたトイ・ストーリー」といった感じである。

アーケードゲームのバッドガイ(悪役)である"レック・イット"・ラルフがグッドガイ(ヒーロー)になるためにゲームの世界を冒険する。


最大の特徴として、劇中のゲームキャラクター以外にも「ソニックシリーズ」のソニックエッグマン、「ストリートファイターシリーズ」のリュウ春麗ベガザンギエフスーパーマリオシリーズのクッパ等、ディズニーでない実在のゲームから多数のゲームキャラがカメオ出演する。他にも細かい上に濃いネタが最後の最後まで散りばめられており、制作陣の並々ならぬゲーム愛とこだわりが感じられる一作。

挿入歌はAKB48が、主題歌はOwl Cityが担当する。ドット絵で描かれる豪華なスタッフロールは出色の出来栄え。


監督のリッチ・ムーア氏は、「マリオカートのような楽しいレースゲームの映画作品を作りたかった」と語っている。


世界観

舞台はリトワク氏という人物が経営するゲームセンター。ゲームのキャラクターたちは皆、客を楽しませることを「仕事」としており、閉店後はそれぞれが自由に振る舞っている。ゲームの筐体同士は電源ケーブルでつながっており、それぞれの世界を行き来できるという設定。

この世界には5つの掟がある。

  • 自分のポジションを変えてはいけない。
  • 他のゲームへの無断侵入禁止。
  • 他のゲームで死ぬと二度と復活できない。
  • 他のゲームへのアイテム持ち出し禁止。
  • この掟を破ったゲームは人間によって廃棄される。

過去にこれらの掟を破り、とんでもない事態を引き起こした主人公キャラクターがいたという。


劇中ゲーム

下記3つのゲームは劇中ゲームではあるが、ディズニー公式によって「それぞれのゲームのCM(+リトワク氏のゲームセンターの宣伝)」というそれぞれの制作年代の雰囲気に忠実な映像が製作、公開されている。また、「Fix-It Felix Jr.」と「Sugar Rush」は「TOBIKOMI」という作中世界の日本メーカー製という設定がある。


フィックス・イット・フェリックスJr. Fix-It Felix Jr.

1980年代のレトロアクションゲーム。ゲームセンターで30年稼動している古株。開発で住み処をなくした大男のラルフが怒って壊したアパートを、プレイヤーが操る修理工・フェリックスが、落ちてくるガレキをかわしつつ魔法のハンマーで修復していくゲーム。クリアするとフェリックスがメダルを獲得し、ラルフはアパートの住民によって屋上から投げ落とされ、泥まみれになる。


シュガー・ラッシュ Sugar Rush

「Fix-It Felix」の向かい側にある、お菓子の世界のレースゲーム。キャンディの木にチョコレートの沼など、そこかしこが甘いものだらけ。ミニゲームでお菓子製のカートを作り、日替わりのキャラクター(閉店中の「予選」で選抜される)を操作する。マリオカートをモチーフとしているだけあって、コース上にアイテムの配置や加速ポイントなどがある。レーサー達は原宿系ファッションの3頭身の人間の姿をしており、観客はみんなお菓子。


ヒーローズ・デューティ Hero's Duty

稼動開始から一週間ほどで、センターでは新入り。暗雲垂れ込める惑星でサイ・バグを一掃していくハードなガンアクション。筐体も画面も大型。カルホーン軍曹や仲間たちと共にサイ・バグがひしめく塔を上り、メダルを目指すのだが、最上階は一面がサイ・バグの卵だらけ。


ストーリー

30年前から愛され続けているアクションゲーム「フィックス・イット・フェリックス」の世界で暮らす、悪役のラルフ。

長年にわたって嫌われ者を演じ続け、自分の仕事に嫌気が差していたラルフは、仲間に認めてもらおうと自分のゲームを飛び出し、ヒーローだけが獲得できるメダルを求めて他のゲームに紛れ込む。騒動を起こし、お菓子の世界で繰り広げられるエキサイティングなレース・ゲーム「シュガー・ラッシュ」の世界に迷い込んだラルフは、そこで仲間はずれにされ、レース出場を禁じられた女の子・ヴァネロペに出会い、孤独な二人は次第に友情を深めていく。

しかし、異なるゲームのキャラクターである彼らの出会いは「ゲームの掟」に反し、ゲームの世界全体に災いをもらたす。混乱が広がる中で、ラルフは「シュガー・ラッシュ」の世界に隠された陰謀と対峙することになる。


主な登場人物

レック・イット・ラルフ/Wreck-It Ralph (CV:山寺宏一

主人公。「Fix-It Felix Jr.」の悪役キャラクター。少し短気、だが本当は優しい心を持つ天真爛漫な大男。「皆から愛されるヒーローになりたい」という掟破りの夢を抱き、自分のゲームを飛び出して大冒険を繰り広げる。


ヴァネロペ・フォン・シュウィーツ/Vanellope von Schweetz (CV:諸星すみれ

レースゲーム「シュガー・ラッシュ」の世界に暮らすひとりぼっちの少女。

「レーサーになる」という夢を持つが、身体にしばしばノイズが入り、レースの出場を禁じられている。

フィックス・イット・フェリックスJr./Fix-It Felix Jr (CV:花輪英司

「Fix-It Felix Jr.」の主人公にしてヒーロー。愛用の"魔法のハンマー"で何でも直す修理工。


カルホーン軍曹/Sergeant Calhoun (CV:田村聖子

シューティングゲーム「ヒーローズ・デューティ」で狂暴なサイ・バグと闘う、美しく厳しいリーダー。


キャンディ大王/King Candy (CV:多田野曜平

「シュガー・ラッシュ」の王様。好々爺然としているが、何故かヴァネロペのレース出場を禁止させている。


サワー・ビル/Sour Bill (CV:青山穣

キャンディ大王の側近。緑色の丸いキャンディの体をしている。のんびりした口調。

手足は体と繋がっていない。


ウィンチェル/Wynchel(CV:家中宏

キャンディ大王の部下。エクレアの形をしている。


ダンカン/Duncan(CV:武虎

キャンディ大王の部下で、ドーナツの体をしている。ウィンチェルとコンビを組んでいる。


サイ・バグ/Cy-Bug

カルホーンらの仕事場であるFPSゲーム「Hero's Duty」の敵キャラ。自我を持たず、なんでも食い尽くし増殖する凶悪な昆虫型ロボット。

本能のみで行動するため良識など全く存在せず、たとえ他のゲームの世界でもウイルスと同じように無遠慮に繁殖し暴れだしてしまう。

本来はビーコンと呼ばれる強い光に引き寄せられることで消滅される。


サージ・プロテクター/Surge Protector(CV:二又一成

筐体の電源ケーブルが繋がっている集合コンセント内で、キャラクターの出入りを管理するメガネのおじさん。キャラクターが他のゲームのアイテムなどを持ち出していないか抜き打ちで取り調べるチェック係でもある。事務的で融通が利かず、ゲームキャラたちからは毛嫌いされているが、まったく気にしていない。


シュガー・ラッシュのレーサー達 (太字は男性キャラ)


(以下の4人は上のキャラの色違いで出演している)

  • シトルセラ・フラッグパカー/Citrusella Flugpucker
  • スティッキー・ウィプルスニット/Sticky Wipplesnit
  • トーバルド・バッターバター/Torvald Batterbutter
  • ノゲータシャ・バランブルステイン/Nougetsia Brumblestain

ターボ/Turbo

過去に「ゲームの掟」を破った、レースゲーム「ターボタイム」に登場する目立ちたがり屋の主人公。グラフィックの進化した新型のレースゲームに人気が移ったことに激しく嫉妬、「ターボタイム」を飛び出してそちらへ乱入したことで双方とも故障と見なされ、筐体ごと回収されてしまった。

この出来事からセンター内では「ゲーム界の掟破り」を「ターボする」と称するようになる。

「turbo-tastic!(ターボ・タスティック!)」が口癖。意訳すると「俺って最高!」あたりだろう。


ゲストキャラクター

ソニック・ザ・ヘッジホッグ(CV:金丸淳一

ゲーム・セントラル・ステーションで「ゲームの世界の掟」をアナウンスしている。

グズタ(CV:仲野裕

ザンギエフ(CV:広田みのる

ベガ(CV:楠大典

リュウ(CV:武虎

ケン・マスターズ(CV:不明)

カノウ(CV:佐藤美一

ビアードパパ(CV:辻親八

シュガー・ラッシュ内に登場。レーシングカート工場の守衛をしている。

日本の実在のシュークリームブランド「ビアードパパの作りたて工房」のマスコットキャラクター。

Qバート

北米製のゲームキャラクター。人気低迷によるゲーム機回収のため、他に仕事を失ったキャラクター達と共にいるべき世界を失いコンセントの中に潜んでいる。



その他にも前述したようにクッパDr.エッグマン、セガ・バン・ベイダーなどがカメオ出演している。

予告動画



シュガー・ラッシュ:オンライン(シュガー・ラッシュ2)

2016年6月30日にディズニー公式フェイスブックで続編の製作が正式に発表された

全米公開は2018年11月21日、日本では2018年12月21日公開。

WDAS長編作品において続編が出た作品としては4作目であり、3DCG作品以降としては初である。


シュガー・ラッシュが壊れてしまい、ラルフとヴァネロペが部品を調達するためにインターネットの世界へ出発。未知の世界で冒険を繰り広げるなかで、思わぬ事件へと発展していく。



関連タグ

ディズニー

ディズニー映画

スマブラ3DS/WiiU…任天堂、セガ、バンダイナムコ、カプコンの有名人キャラクターが共演している。


外部リンク

シュガー・ラッシュ|ブルーレイ・DVD・デジタル配信|ディズニー公式

Ohhttps://ohmy.disney.com/

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