概要
ポーラという名前は、デフォルトネームであり、便宜上の本名は「おんなのこ」となっている。ゲームはこの他、「リボン」「ごろこ」「ヨーコ」「リラ」「ピーチ」「おて」などの名前がある。
ツーソンにある「ポーラスター幼稚園」の園長の娘で、11歳。
「知恵のリンゴ」の予言を恐れるギーグの企みにより、「グレープフルデットの谷」に本部を構える宗教団体・「ハッピーハッピー教団」に誘拐されてしまう。
ネスに助け出された後、「地球を救う少年と運命を共にせよ」という予知夢に従い、家族と別れを告げ、ネスと共に旅に出る。
性格描写について
ゲーム中のセリフでは落ち着いた性格の印象だが、後述の戦闘能力が当時としては珍しいものだったためか、4コマや小説などではお転婆な性格の少女と描写されている。
特に小説版では、物凄く美人でカワイイという設定があり、お転婆な性格と自身の色気を使いこなす術を併せ持つ凄まじい性格になっており警備員を泣き落としで油断させ、ハイキックを繰り出して撃沈という、ゲームでの印象と正反対な行動に出ている。(ただし、父親からお転婆なところがあると言われている)
その凄まじい性格は辛い時や苦しい時も変わらず、そこからくる根性と思いやりが垣間見られる。
同作者による1の小説版のアナが清楚系全振りだったため、逆方向に全振りしたものと考えられる。
容姿
白い腰帯のついた桃色のワンピースを着ている。スカートはひざ上丈で描かれるのが一般的。
白い靴下にピンク色のスニーカーを履いている。
戦闘能力
体力が低いが素早さが高い上に様々なPSIを覚えるので即戦力になる。
しかし、MOTHERシリーズのおんなのこの中で唯一、体力回復系のPSIが使えない。パーティ唯一の女性が全く回復能力を持たないというのはSFC当時のRPGとしても結構珍しい事例であった。PPを攻撃に全振りしてよいということでもある。
PSI以外ではフライパンを武器としており、強いとは言い難いがそれなり以上の威力が出る。
防具は頭につけているリボン。
また、「いのる」を使う事のできる唯一のキャラであり、ギーグ戦ではなくてはならない存在である。
「いのる」は、通常戦闘でも使えるものの、その効果は所謂「パルプンテ」と言えば、ご理解いただけるだろうか。
「どんな性能なんだろう」と興味本位で使用し、味方に被害が及んだ、というプレイヤーも多いだろう。もちろん、味方に有利な効果も存在する。しかし、効果の分類は10種類ほど存在し、なおかつ、4~5種類ほどが、敵味方双方に及ぶ効果である。となると、使うのに躊躇いが出るのも無理はない。
ちなみにスマブラシリーズのネスは、彼女の使っていた攻撃系PSIがすべて使える。ただし、「PKフリーズ」はカスタマイズ必殺ワザとなっている。
スマブラSPではスピリットとして登場している
★4、スロット3、固有能力は「PSI強化」と、ネスで使用して下さいと言わんばかりの性能となっている。
その一方で、属性は「防御」かつ攻撃力より防御力が高い。
この点は原作と逆であり、また能力配分が「普通のヒロイン」になってしまうためやや残念かもしれない。
戦う際のボディはネスでもピーチでもなく「むらびと♀」で、一緒にネスも登場する。
余談
宝島社から発売されたスーパーファミコンソフトの特集本『僕たちの好きなTVゲーム '90年代懐かしゲーム編』での紹介記事におけるポーラのフィギュアイラストは、
現在一般に流布されている公式のものとは微妙にデザインが違うものとなっている。
(恐らくはプロトタイプのデザインか)