概要
『仮面ライダー響鬼』に登場する魔化魍で、いわゆる夏の魔化魍の一種。蝉に似た姿をしており、蝉のように幼体と成体では大きく生態が異なる。
34話で洋館の男女により作り出されたため、該当する童子と姫はおらずスーパー童子とスーパー姫が育てた。
情報
幼体
平均気温19度、平均湿度86%程度の土地で生育。7尺3寸(2.2m)、42貫(157.5㎏)。
ダンゴムシともオケラとも取れる丸っこい頭部が特徴で、地中に潜伏しては餌となる人間を喰らい、地下を掘り進んで逃走していた。胸の共振器により音波を増幅させ、相手を攻撃する。
成体
バルタン星人…もとい蝉の成虫によく似た姿に変化。身の丈・目方は同一。
この形態では超音波に加え、鋭い嘴での刺突や毒液で相手を攻撃する。背中に生えた翅による飛翔能力も有している。
また、この形態になれば分裂して増殖するため非常に厄介である。
作中での登場
34話・35話にて東京都港区に出現し、人々を食った。幼体が轟鬼(の音撃弦が不調なのをいいことに)を襲撃するが、駆けつけた装甲響鬼に粉砕された…と見せかけて逃走。脱皮して成体となり、分裂して暴れ回り、響鬼たちの手を焼かせた。
その後、オロチが発生したことにより、秋口にも拘らず大量発生することとなった。
故事
妖怪うわんはただ単に奇声を発して驚かしてくるだけの妖怪と言う認識が(現実世界においても)あり、姿形がつかめなかったのは地中に隠れていたからだ、ということらしい。